人気指揮者、ダニエル・バレンポイムが独自のユーチューブ・チャネルを制作した。ビデオは毎週更新するらしく、音楽の話はもちろんだけど、政治の話や日ごろ考えている事などいろいろテーマに取り上げるとか。
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バレンボイムと言えばクラシック業界でもとにかく忙しい人だ。ベルリン国立歌劇場のGMDとして年間数多くの公演を指揮するだけでなく、室内楽のシリーズも行っている。シューターツカペレの公演もたくさん指揮してツアーにも同行しているし、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団を創立してアラブやイスラエルの若手音楽家に一緒に演奏する機会を提供するとともに、各地でツアーを行っている。先日は南アメリカのツアーで、南米諸国にシリア難民を受け入れるように声明を出している。バレンポイムの両親はユダヤ系ロシア人で難民としてやって来たアルゼンチンにやって来た。ダニエル・バレンボイム自身はブエノスアイレスで生まれているので、もし両親が受け入れられなかったら別の人生を歩む事になっただろう、というのが理由らしい。

ユーチューブ・チャネルはそういう話も出てくると思われる。