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伊藤昭一ジャーナル★運営「文芸同志会」★郵便振替口座=00190−5-14856★「文芸同志会通信」&「詩人回廊」運営。  

バー「風紋」の林聖子氏が森まゆみ氏に父と文壇人を語る(1)

IMG_0510_1IMG_0509_1<第29回コスモス忌(詩人・秋山清忌)で、文壇バー「風紋」のマダムとして知られる林聖子さん(左)が、父親の林倭衛(画家)の想い出や、大杉栄との親密な関係や、詩人秋山清などとの交流を語る。聞き手は、作家で評論家の森まゆみさん(左)。10月21日、都内にて>
 アナーキズム詩人・秋山清をしのぶ第29回「コスモス忌」のイベントが10月21日、東京・築地本願寺講堂で開催された(コスモス忌世話人会・坂井てい氏主催)。今回の企画は、文壇バー「風紋」のマダムである林聖子氏(89)に、「私が出会った人々」をテーマに評論家の森まゆみ氏がインタビューをしたものもの。
IMG_0521<林聖子氏はインタビュー後のパーティでも、坂井ていさんたちと歓談>
 林聖子氏は、父親が大杉栄と親しくしていた画家の林倭衛(はやし、しずえ)。《参照:(公財)八十二文化財団ギャラリー
 母親が病弱なせいもあって、新潮社や筑摩書房に勤めてたりするが、水商売の経験を積んで、文壇バー「風紋」のマダムとなって長い。お母さんが太宰治と親しく、聖子さんは太宰の「メリークリスマス」という短編のモデルになっている。次回では、森まゆみ氏が作成した詳細な林家の年代記によって、その概要を紹介しよう。
 秋山清は、詩のなかで「風紋」を題材している。
〜〜〜〜 ☆ 〜〜〜〜
ふっ飛んだ屋根瓦は家主が直しに来ます。
たおれたキャベツはどうしましょう。
根もとは穴がおおきくひろがり
ごろごろごろごろと
かぼそい腰つきで
ひとばんじゅう身もだえ
つかれきって
ぐったりと起きあがれない。
キャベツ畑の彼方を郊外電車がすべる。
チン、チン、チン、チン、チン、踏切がなる。
キヤベツも
キャベツ畑も、息の根をとめたまま。
     ○
おどろきました。わずか五日間です。
キャベツは一せいに起きました。
一個の落伍もなく
葉はいきいきと天を指して
中心の球形はかたく、かたく
一七六五四個が自力更生しました。
明るくさわやかなキャベツ畑です。
彼らははげんでいます。
個はうつくしくいさましく
群はひかって健康でおだやかです。
へっちゃらって顔つきで葉末に朝露を溜めています。
まったく、ぼくらも、自律主義でゆきましょう。
どうです。近いうち「風紋」あたりで一杯。
ーー戯謡 1966
「台風通信」(秋山清『ある孤独』一九六七年)より。
IMG_0510_2<森まゆみ氏プロフィール=1954(昭和29)年東京都生れ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学新聞研究所修了。出版社勤務を経て、1984年、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」創刊。2009年まで編集人を務める。2014年、『「青鞘」の冒険女が集まって雑誌をつくるということ』で紫式部文学賞を受賞。2017年、『子規の音』(新潮社刊)、『暗い時代の人々』(亜紀書房刊)、『楽しい縮小社会:「小さな日本」でいいじゃないか』(筑摩書房刊、共著)を上梓。
  編著に『吹けよあれよ風よあらしよ一伊藤野枝選集』があるほか、『長生きも芸のうち岡本文弥百歳』、『断髪のモダンガールー42人の大正快女伝』、『海はあなたの道一越境のKOREN/JAPANES』、「鴎外の坂』、『「谷根千」の冒険』、『自主独立農民という仕事一一佐藤忠吉と「木次乳業」をめぐる人々』、『明るい原田病日記:私の体の中で内戦が起こった』、『森のなかのスタジアム新国立競技場暴走を考える』など、著書多数。>

経産省が原発立地外16自治体だけに5億円補助金拡大

 原発の立地自治体に限定していた国の補助金の対象が、2017年度から原発の半径30圏内の自治体にも拡大された結果、北海道ニセコ町や京都府など計十六の立地外自治体に支給予定であることが10月13日、経済産業省への取材で分かった。(東京新聞2017年10月14日付け 朝刊)。
  対象自治体などによると、補助金の総額は少なくとも約五億円に上るとみられる。
 経産省は「原発の影響が周辺にも及ぶことが分かり仕組みを見直した。再稼働への同意を得る目的ではない」としている。ただ、原発のコストに詳しい龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)は「将来的に原発が老朽化でゼロになっていく自治体があり、地域再生策として趣旨は理解できるが、補助金を渡すだけという手法には反対だ。自治体から再稼働への理解を得たいという意図があるのではと読めてしまう」と指摘した。
 経産省によると、応募があった自治体の中から、今年四月と七月に補助対象を決めた。北海道電力泊原発(北海道泊村)の30キロ圏では、ニセコ町や岩内町など四町が選ばれた。東京電力福島第一原発や第二原発を抱える福島県では、いわき市と浪江町が対象となった。
 多数の原子力施設がある福井県に隣接する京都府や、中国電力島根原発(島根県)から近い鳥取県、九州電力玄海原発(佐賀県)に近い福岡県糸島市や、川内原発(鹿児島県)周辺の阿久根市なども支給予定だ。
 補助事業は「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」で、一六年度に始まり、主に老朽化などで廃炉が決まった原発の立地自治体に対し、再生可能エネルギーの普及促進などを通じ地域振興を後押しするのが目的。
 立地自治体に応募資格を限定していたが、17年度から「原子力発電施設からおおむね半径30キロの区域を含む市町村、および当該市町村が属する都道府県」と公募要領を変更した。
◆「廃炉」条件も突如消え
 経済産業省が、原発の立地自治体から周辺自治体まで交付対象を広げた補助金は当初、廃炉を決めた自治体に再生可能エネルギーの導入を促す目的で始まった。しかし、2017年度の交付条件から突如として「廃炉」という文字が消え、原発再稼働への容認を促しかねない内容に変わった。
 交付金の条件などを定めた要綱は制度が始まった16年度では、交付対象を「廃炉が行われる原発が立地する市町村」と明記していた。ところが、現在では「廃炉」の言葉が一切なくなり、交付対象が「原発を取り巻く環境変化の影響を受ける自治体」に広がった。
 経産省によると、「原発を取り巻く環境変化」には原発の部分的稼働も含まれる。関西電力高浜原発(福井県)では3、4号機が再稼働し、1、2号機が停止中だが、同原発の周辺自治体も交付対象に当てはまるという。
 経産省資源エネルギー庁の若月一泰原子力立地政策室長は「廃炉を条件に限定すると、応募が広がらないため」と説明している。補助金をばらまくために要件を緩くしたとも受け取れ、「廃炉」を明示していた当初に比べ、補助金の目的がぼやけたことは否めない。
 原発に関する自治体への補助金は、原発を受け入れてもらうことを目的に交付されてきた歴史的な背景がある。補助の仕組みの変更を報道発表しなかった経緯も含め、再稼働の容認を促すための新たな「アメ」と取られても仕方がない。 (伊藤弘喜)


町田文芸交流会のアナログ&リアルな活動=外狩雅巳

  二年前から、町田の公民館を拠点に文芸交流会を開催し、文芸同人会相互交流を求めて行動しています。
  その主な手法は、顔と顔を合わせ、会話をすることに重点を置いたアナログでリアルなものです。
  特に「相模文芸」誌の発行時や、展示会開催時などに、顔の見える会合を行っています。
  活動の情報を全国的に郵送し、近郊の会には交流会見学を勧めました。
  近郊には多数の同人会があり特に町田市で活発です。
  秋に入り大田区や横浜市の五つの会から連絡が来ました。
  多くは自分たちの会の活動優先のため、日程があいません。
  そうしたなか、町田市からの積極的な連絡がありました。
  町田公民館で探した「町田市詩話会」からです。
  −−近隣で提携し合って歩みを進めることは良いことと存じます。機会があればお声かけて頂きたいと思います−−というものです。
  町田市では『文芸多摩』を発行する民主文学町田支部から数人が参加していますので、良い論議が進みそうです。
  この他にも「ベルク」誌を発行する『ベルク事務所』とも連絡中です。
  さらに、先月には町田市役所・町田文学館等へ行き文芸愛好家市民との文化事業起こしを提案しました。
  今月末の交流会合で報告し今後の方向を討議いたします。
  各文芸同人会会員は、自己の方向性に合わせた活動を行います。ネットを利用しないで読まない人もいます。そのためにもアナログ的な活動が有効となるのです。
  詩歌・評論・散文と各会の大勢により評もそれぞれです。
  外部の意見や活動を参考にすることも大切でしょう。
  年末には各会の同人雑誌発行が続きます。相互交換の後に交流会合を行い各会の多様な読み方や意見を交わします。
  町田市と相模原市を中心にした近隣への働きかけを続けて、文芸交流のアナログでリアルさを中心とした一つのモデルを創り出す事を求めていきます。
.☆町田文芸交流会事務局担当・住所〒252−0235神奈川県相模原市相生2-6-15、外狩雅巳方。
■関連情報= 詩人回廊「外狩雅巳の庭」
北一郎「外狩雅巳『二十八歳の頃』の読み方」抄録
穂高健一ワールド・サイト「寄稿・あなたの作品」コーナー(9月1日付)
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 外狩A 外狩雅巳(とがり まさみ)=1942年、旧満州生まれ。仙台で中学卒業後、商店住み込み店員となる。その後、単身上京。工場労働者として労働運動に力を入れる。同人雑誌を中心に地域の市民文芸文化振興と小説執筆での作家活動を行う。
(著書参照:「この路地抜けられます」「十坪のるつぼ」) 

「読書週間」に気分良く本を読みたい=小野友貴枝

  読書の秋です。最近、近辺の図書館を利用する機会が多く、もちろん読書よりも文献探しです。この時に、利用する図書館の行政的規制に厳しい対応を受けることが多くあります。
 それに対する私なりの利用者側の意見を整理してから、申し入れようと思っていました。
  そんな時に、毎日新聞(29・10・11日付)のコラム「経済観測」―今図書館がおもしろいー関幸子(ローカルファースト研究所代表取締役)を読んで、大変うれしくなりました。
  関さんの意見は、図書館は本を管理するところではありません、というものです。1人でも多くの人に読んでもらうサービス業です、一人でも多くの人に本を読んで、または借りていただく賑やかな図書館こそ望まれていますと、関幸子氏の言うとおりです。
 私は、本の愛読者ですが、図書館の管理の在り方を好ましく思っていませ。まるで「取締り行政」のようで、何をしちゃいけない、という注意書き、注意の目白押しです。
 いちばん困るのは、カバンの(A4版サイズ)持ち込み禁止です。もちろんその荷物は入口のコインロッカーに入れられます。なんでと訊きますと、本が盗まれるから、だそうです。(ただし貸し出し禁止の蔵書資料室)。
  不謹慎ですが、もし本を盗んでも読みたいという人がいるなら、その気持ちは、理解できないわけではありません。
  本を読むことは、これからの日本にどんなに大事か分かりません。図書館は、「本を読みたいから入っていくのです。あまりにも管理的に、「きれいに」とか「大切にとか」「図書館でスマホは使わないで」とか、いうなれば「規則正しい」読書のメッセージばかりです。
 なんで、こんなに図書館が優等生的になったのでしょうか。私はスタッフが館内を含めて本を守ることに専念しすぎているからと思っています。本はゆったりとした雰囲気で読むものです。リラックスそして好きなように本を読ませて下さい。図書館行政は、古き行政の遺物です。決して管理するところではありません、だから図書館の利用が若い人から嫌われているのです。本末転倒の図書館行政を見直す時です。ゆっくり、快く読ませて下さい、今はブックオフ流の流通機関に本が乗る時代ですから本は消耗品と言っても過言ではありません。いかがでしょうか?
☆〜〜著書「夢半ば」と作家・小野友貴枝(おのゆきえ) プロフィール〜〜☆
PC100003_1<1巻 女の約束は〜思春期日記(14歳から25歳まで)/2巻 女の一念は〜青年期日記(26歳から55歳まで)/3巻 女の仕事は〜壮年期日記(56歳から65歳まで)/4巻 女のストリーは〜成人日記(66歳から75歳まで)>
 神奈川県秦野市在住。1939年、9人兄弟の五女として栃木県に生まれる。1962年、神奈川県立公衆衛生看護学院を卒業し、保健婦の国家資格取得。神奈川県職員となる。主に保健福祉分野に従事。1964年に結婚。3人の子どもを育てながら勤めを続ける。2000年、平塚保健福祉事務所保健福祉部長として定年退職。
IMG_20170123_084313_1<神奈川県の「タウンニュース」1月21日号掲載の「人物風土記・小野友貴枝」の誌面より>
 同年6月、日本看護協会常任理事に着任。2004年、秦野市社会福祉協議会会長、国立東京第一病院附属高等看護学院の「東一同窓会」会長などを務める。
 文学活動にも精力的に取り組み、秦野文学同人会代表、日本ペンクラブ会員。主な著書に『秘恋の詩』(叢文社、2001年)、『秘恋竹取ものがたり』(同、2003年)、「那珂川慕情』(同、2006年)、『恋愛不全症』(同、2008年)、「秘恋』(同、2010年)、「愛の輪郭(短編・掌編)』(日本文学館、2012年〉、銀華文学賞入選作を収めた『65歳ビューポイント』(同、2013年)がある。               
■関連情報=☆小野友貴枝さんが出版体験を講演=女性の日記から学ぶ会(千葉)
「風恋洞」44号を発行 | 秦野 | タウンニュース
タウンニュース・人物風土記
私という存在は、肉体より日記の中にあった

吉本芸人サステナブル・シーフードの料理を味わう=東京

IMG_0492IMG_0499<「サステナブル・シーフード・ウィーク 2017」のスペシャルイベントが吉本興業(株)協力で、ココリコの田中直樹さんと、「掛け算レシピ」など家事の達人として人気の<家事えもん>こと松橋周太呂さんによるやデモクッキングが行われた。10月17日。都内にて>
サステナブルとは、ずっと未来に続いていくという意味で、魚の獲りすぎや、自然を傷つけることが起こらない方法でとられた魚からできた食べ物をサステナブル・シーフードという。公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、海洋管理協議会(MSC)日本事務所、水産養殖管理協議会(ASC)ジャパン、および水産物(シーフード)を取り扱う企業各社と共同で、10月17日〜28日に各地で「サステナブル・シーフード・ウィーク 2017」を実施している。
IMG_0465IMG_0468IMG_0507<イベントの意義を語る。石井孝造・海洋管理協議会日本事務所プログラムディレクター(左)、山内愛子・(公社)世界自然保護基金ジャパン自然保護室海洋水産グループ長(中)、山本光治・水産養殖管理協議会ASCジャパン・ジェネラルマンージャー(右)。消費者がスーパーで買い物をするのに、MSC「海のエコラベル」(持続可能な漁業で獲られた水産物)とASCマーク(責任ある養殖で生産された水産物)を見て買うことが、自然環境の保護との未来の魚食の安定的な継続になると訴えた>
  2014年より継続して行われてきたこのイベントは、日本国内における「持続可能な水産物(=サステナブル・シーフード)」の認知向上を目的としている。
  これは、過剰漁獲による水産資源の枯渇や、養殖による海洋環境への影響が世界的に懸念されるなか、水産資源の利用を持続可能なものへ転換することで、生命溢れる豊かな海を将来の世代へ引き継ぐことができるということを、社会に呼びかけるためのキャンペーン。持続可能な漁業で獲られた天然水産物の証であるMSC認証、ならびに責任ある養殖業で育てられた養殖水産物の証であるASC認証の、2つの国際的な認証と水産ラベルについて、広く一般に啓発・促進することを目的としている。
 2014年から始まったこの年次キャンペーンは、年々その規模を拡大し、今年で4年目となります。昨年までは環境月間の6月に開催されていたが、今年からは、日本の水産市場がより充実し消費者の関心も高まりやすい秋に実施することになったという。また、主催者については9月より日本にオフィスを置いたASCを加え、今年からMSC、WWF、ASCの三者による共同開催となった。
  さらに、キャンペーンへの参加企業数も昨年の26を上回って増加する見込み。
  2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、水産業界内でMSC・ASC認証への関心が著しく高まるなかで、一般消費者のさらなる認知向上をはかるため、吉本興業株式会社の特別協力。のキャンペーン初日のスペシャルイベントには、ココリコの田中直樹さん、家事えもんとして知られる松橋周太呂さんの2名が登壇し、サステナブル・シーフードについてのトークやMSC・ASC認証水産品を使用した調理デモを実施した。
IMG_0502<キャンペーン会場での参加者全員の写真>
  今後の「サステナブル・シーフード・ウィーク2017 スペシャルイベント」(2か所)は下記のスケジュールとなっている。
大阪会場
 「海のこと、お魚のこと親子で学ぼう!〜海の幸の休日ランチ♪〜」
日時:2017年10月22日(日)10:30〜13:30、14:00〜16:30
場所:大阪ガス ハグミュージアム
概要:サステナブル・シーフードを利用した料理教室
岡山会場
 「楽しく学んでおいしく食べよう エコ・クッキング」 
日時:2017年10月28日(土) 10:30〜13:30
場所:岡山市南ふれあいセンター
概要:サステナブル・シーフードを利用した料理教室ほし
☆サイドイベント 三菱商事【MC FOREST】トークイベント
日時:2017年10月24日(火) 18:30〜19:30
場所:三菱商事ビル1F
内容:「サステナブルシーフード」の価値と、「選ぶことで海を守る」意味についてのトークイベント。
《参照:魚食を好む日本の国民性に、どんな国際的課題があるのか


日本の国連の核兵器廃絶決議案に反発国の可能性も=川崎哲氏

IMG_0450<自由報道協会の記者会見にて核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員で、ピースボート共同代表の川崎哲氏は、日本政府は、核兵器禁止条約への署名、批准をしないことを明言しているが、例年の国連での核廃絶決議案には、国際社会から反発を受ける可能性を語る。10月13日。>
日本の外務省は、本年のノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(The International Campaign to Abolish Nuclear Weapons(ICAN))に授与されることについて、10月8日にHPで、外務報道官談話として、つぎのような声明を発表している。
 「ICANの行ってきた活動は,日本政府のアプローチとは異なりますが,核廃絶というゴールは共有しています。今回の受賞を契機として,国際社会で核軍縮・不拡散に向けた認識が広がることを喜ばしく思います。
 ノーベル委員会は受賞発表の中で北朝鮮の核開発に言及しています。北朝鮮の核・ミサイル問題はこれまでにない重大かつ差し迫った脅威であり,国際社会と連携してあらゆる手段により圧力を最大限まで高め,北朝鮮の政策を変えさせる必要があります。
 我が国は,核兵器の非人道性に対する正確な認識とともに,こうした厳しい安全保障環境に対する冷静な認識に基づいて,非核兵器国のみならず核兵器国の協力も得て,現実的かつ実践的な核軍縮・不拡散の取組を進めて行くことこそが,真に核兵器のない世界を目指す上で必要であると考えています。
 また,広島・長崎の被爆者の方々は,核兵器のない世界の実現に向け,被爆の実相を世界に伝えてきました。核兵器廃絶に向けた被爆者・被爆地の長年の努力に対し,この機会に改めて敬意を表したいと思います。」−−というものだ。
  しかし、ICANに参加するNGO「ピースボート」共同代表で、ICAN国際運営委員の川崎哲氏は、
は「残念ながら日本政府は核兵器禁止条約に後ろ向きである。禁止条約の交渉過程にも参加していない。国連決議には反対をしている。今年の広島の式典後の記者会見で、安倍首相は核兵器禁止条約には、署名も批准もしない、と明言している」と、世界で唯一の戦争核兵器被爆国でありながらの姿勢の矛盾を批判した。
 さらに「驚いたことに例年、国連総会で日本政府が行っている核廃絶決議の提案には、核兵器禁止条約に一言も触れていない。その一方で、北朝鮮への圧力に対する厳しい調子が述べられ、もともと対話は成立しないという挑戦的なものになっている。核兵器の廃絶に触れていないバランスの書いた決議分となっている」と批判した。
 同時に、核兵器禁止条約キャンペーン(ICAN)は、世界100カ国を超える国から461の団体からなるもので、今年のノーベル平和賞の決定に、ヒバクシャの言葉を採用しているのは、この運動の重要性を示し、後押しをする意味合いがあることを考えるべきであることを示唆した。
 今年の国連での日本の核廃絶決議に、諸外国から反発を受ける可能性があるとも語った。

なぜ「田んぼでのネオニコチノイド系農薬の禁止」が必要なのか

   グリーンピース・ジャパン(国際環境NGO)、10月16日、生き物共生農業を進める会、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議、日本有機農業研究会の3団体とともに、「ネオニコチノイド系農薬の田んぼでの使用禁止と米の検査規格の見直しを政府に求めるキャンペーン『農薬をむやみに使わないお米がいい!』
を開始。今後、キャンペーンに集まった市民の声をもとに、政府に交渉すると発表した。
 同団体の説明によると、カメムシ類が稲穂の汁を吸うと、米に黒い筋が入った「斑点米」が発生する。農林水産省が定める米の検査規格の着色粒規定において、1,000粒に2粒「斑点米」が混ざると二等米となり買取価格が60kgあたり600円から1000円程度下がる。
  田んぼで最も使われている殺虫剤はカメムシ防除目的で、主にネオニコチノイド系農薬が使われている。
  農林水産省の調査によると、田んぼでの農薬散布がミツバチの大量死を引き起こす主な原因である。
  同規格について、砂利などの異物混入よりも「斑点米」混入の基準が厳しいことや、色彩選別機で「斑点米」を除去できることから、混入限度の緩和を12県が求めている。
  グリーンピース・ジャパンが行なった消費者意識調査では、「斑点米」対策の農薬使用に批判的な意見が多数で、賛成する声は限定的であった。
  見た目も大事だが環境も大事なので農薬をかけない方法があるならそういう米でも選びたい・・・*46.8%。
  黒い筋の入った米が茶碗1杯に2〜3粒混じっても農薬をかけない方がいい・・*39.1%。
  見た目も大事なので農薬をかけてもいい・・・*14.1% 。
20171016_斑点米_お米写真<お米にまざった「斑点米」:提供・グリーンピース>
  グリーンピース・ジャパン食と農業担当関根彩子氏は「農家も消費者も『斑点米』対策のための農薬散布を望んでいません。政府は、米の検査規格の着色粒規定を人々のニーズに合わせて見直し、ミツバチや環境、私たち人間にも影響のあるネオニコチノイド系農薬の使用を禁止すべきです。それと同時に、化学農薬に頼らない有機農業や自然農法など、生態系と調和した農業の推進が必要です」と訴えている。
 《参照:NGO4団体、田んぼでミツバチに有害なネオニコチノイド系農薬の禁止とお米の検査規格見直しを求める新キャンペーン開始

休刊間際の文芸同人誌「砂」の活性化に向けて始動

IMG_20171014_0001_1<文芸同人誌「砂」第135号。表紙絵・矢野俊彦>
まずは、「砂」誌第135号内容を目次から紹介しておこう。
☆エッセイ=「再び、只野ますみの行ったり来たり(11)只野ますみ。
  只野さんは、銀座に「月夜の子猫」というシャンソニエ・ライブのオーナーである。現在は運営をSさんに任せている。自身は、故郷の静岡県富士市に身を置くことの感慨を述べている。《参照:ライブハウス「月夜の仔猫」》
☆エッセイ=「いろいろな思い出」林治子。
  同人誌「砂」の休刊の知らせを受けて、文芸趣味や歌舞伎観劇の思い出を述べる。
☆詩「海の彼方の人々」江素瑛
 ハワイに住む親せきの生活を述べ、人間の親戚と他人の付き合いについて思いを馳せる。そのおくつかは、ネットさいと「詩人回廊」に発表している。《参照:「詩人回廊」江素瑛の庭》
☆詩「林道」
  定年退職後の再就職お職場で、作業中に転落骨折をしたのち、怪我した脚を意識しながら林道を歩くことで、その道づくりの作業員たちの労働に想いをよせる。《参照:「国鉄詩人」》
☆ミステリー小説「隠蔽」(供帽埀昔水
  推理小説の連載で、前号では、台風によって、淡路島にある風力発電装置の一本の羽根が折れて飛んでしまった事故があった。その6年後、それを製作したメーカの部長が、脅迫と犯人不明の嫌がらせを受ける。
そして、その後、発電装置の風車事故による被害者がいることがわかり、そのうちの身内のひとが交通事故でなくなる。このことに不審をもつ人が出る。まだ続く。
 こうした内容の134号の発行を期に、文学作品の即売会「文学フリマ東京」の出店で隣接売り場として文芸同志会と連携してきた文芸同人誌「砂」の会の運営会議が、このほど都内で行われた。
 問題となったのは、伝統的な同人制度をとる文芸同人誌でもあった「砂」は、かつては40〜50人ほどの安定いした同人がいて、五人の編集委員委の合議制で運用されてきたが、現在は10人超え位の同人構成で、発行がされてきた。
 「砂」の会は。1970年代に発足、市民生活者の自由な表現の場として、高度経済成長時代を通過して、次第に同人会員の高齢化が進み、運営委員の実務を担当する連絡係、会計係たちが病気になり、実質的な運営作業者が不在となった。
 昨年以来、とりあえず運営委員の矢野俊彦氏と山川豊太郎氏による実務継続で「砂」誌を発行してきたが、さらなる継続には、実務担当の負担が大きいと、いったん休刊宣言を行った。
 文芸同志会の代表の伊藤昭一は、同人として投稿するのみで、運営にはかかわっていなかった。
  しかし、少数とはいえ同人の投稿を続けている同人たちのために、とりあえず、実務の合理化をして継続してみようということになった。
 そこで、「砂」の活性化のために、文芸同志会がどのような協力ができるか、試していくことになった。
         〜〜 ☆ 〜〜
 なお、文芸同志会では、会員の作品発表の場として「詩人回廊」サイトを作成。その人の庭を持つことができます。さらに、そのネット発表作を冊子化制作をしております。
IMG_20171014_0002_1<「詩人回廊」より、菊間順子選集の事例。文字を大きくし、薄くして保存をしやすいようにしてある。>
■関連情報=佐藤裕・菊間順子・江素瑛の庭で「詩人回廊」私家版を発行

選挙公約に核廃絶を!川崎哲ICAN(アイキャン)国際共同代表

 IMG_0452<自由報道協会の記者会見にて核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員で、ピースボート共同代表の川崎哲氏は、すべての政党が総選挙で核兵器禁止条約に署名、批准を実行することを公約に掲げることを求めていることを語る。10月13日。>
  ノーベル平和賞の授与が決まった核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))の国際運営委員で、ピースボート共同代表の川崎哲(あきら)氏(48)が10月13日、都内で自由報道協会主催の記者会見を都内で行った。
  川崎氏は、今回の総選挙において、日本政府が核兵器禁止条約に署名、批准するということをすべての政党に、選挙公約に掲げることを検討するように要請していることを明らかにした。13日現在において、共産党、社民党、立憲民主党へ要請書を手渡し、その他の政党にも、働きかけを行っているという。
    すべての政党が総選挙で核兵器禁止条約に署名、批准を実行することを公約に加えることを求めた要望書の内容は、下記jの通り。
ーー『今年7月7日に核兵器禁止条約が122力国の賛同により採択され、既に50以上の国々がこの条約に署名しました。この条約を成立さぜるプロセスは広島・長崎の被爆者をはじめとする世界的な市民社会の運動によって切り開かれました。
  このことが評価され、去る10月6日ノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に授与されることが発表されました。
  唯一の戦争被爆国である日本が核兵器禁止条約を交渉するプロセスに参加することを拒み、また署名・批准しないと公言していることは大変遺憾なことであります。日本政府は被爆国としての責任を放棄していると言わざるを得まぜん。
  日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准するという決断をすべきです。少なくとも長期的には署名をするということを宣言し、そこに向かう道筋を示すべきであり、それができないという理由はないはすです。
  北朝鮮の核の脅威が高まり日本を巡る安全保障環境が厳しくなっているのは事実です。しかし、だからこそ北朝鮮に対しても他のいかなる国に対しても核兵器を許さないという法規範を確立することは日本そして世界の人々の安全保障にまさに資すると考えます。
 ご検討をお願いします。(2017年10月13日)
  核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員ピースボート共同代表・川崎哲』ーー
《参照:川崎哲のブログ
《参照:川崎哲のノート

沖縄を含む米軍機の国土内墜落事故!日本の権限なし

IMG_20171012_0001_1 <矢部宏治氏=なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟。ぼうごなつこ氏がイラストにしたもの>
 日本には、政府の能力を超えた事象が存在する。在沖縄アメリカ海兵隊によると10月11日午後5時20分ごろ、普天間基地所属の大型輸送ヘリCH53が通常の訓練の飛行中に出火し、東村のアメリカ軍北部訓練場の外に緊急着陸した。事故の現場は民間の牧草地だが、集落に近く、民家からは数百メートルの距離。
 沖縄では同型のヘリが13年前に宜野湾市の大学に墜落しているほか、去年12月には新型輸送機オスプレイが大破する事故を起こしたばかり。
 沖縄にある米軍兵家族の居住地上空には、米軍機は飛ばないという。軍人家族の安全を守るためだという。嘘みたいな話だから、確かめててみたいものだ。
 翁長知事「一歩間違えれば住宅地にも墜落したわけで、県民の生命、財産というものがいかに危ういものにさいなまれているか」「いろんな形で県をあげて抗議していきたい」
 沖縄県の翁長知事はこのように述べた上で、事故の原因が究明されるまでの同型機の飛行中止を求める考えを示した。
  とは、いうものの、矢部宏治氏の説明サイト《なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか? 知ってはいけないウラの掟》によると、日本と米軍との協定には次のような条件になっているという。
 1、日本の空は、すべて米軍に支配されている。
 2、日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある。
 3、日本に国境はない。
 4、国のトップは「米軍+官僚」である。
 5、国家は密約と裏マニュアルで運営する。

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