暮らしのノートITO

伊藤昭一ジャーナル★運営「文芸同志会」「文芸同志会通信」&「詩人回廊」運営。  

2014年01月

1_001 2月1日(土)に東京・代々木公園イベント広場 野外ステージで、せんきょCAMP東京 「選挙フェスティバル」が11時〜17時(予定)まで開催される。 参加無料。
 テーマは、選挙直前!!真冬の熱い選挙フェスティバル!! 若者と著名人、音楽の混じり合ったトークプログラムで東京都知事選を盛り上げる。
 司会:津田大介氏、出演:加藤登紀子、三宅洋平、CHANーMIKA(歌手)、ウォン・ウィン・ツァン(ピアニスト)の各氏。スペシャルゲスト:細川護煕氏、宇都宮健児氏、家入一真氏など。昨年の参議院選で、“17万票の最多得票落選者”として話題となった三宅洋平氏も登場という。その他、舛添さん、田母神さんにも出演交渉中という。
[主催]せんきょCAMP東京  
[協力協賛]パルシステム/城南信用金庫/カタログハウス/
  千倉水産加工販売株式会社/株式会社流通サービス/
 平田産業有限会社/大洋香料株式会社/株式会社兆星/
 株式会社シータス&ゼネラルプレス/ 株式会社タケイ/
 SBSゼンツウ株式会社/株式会社東京コールドチェーン/株式会社ロジカル/
 株式会社安間産業/株式会社カジノヤ/共生食品株式会社/株式会社協和/
 株式会社オーセモーション・プロダクツ/株式会社リンケイジアジャパン

 東京都知事選挙について、海外メディアは原発問題に注目し、報道している。(「脱原発世界ニュース」より)
 米国のウォールストリートジャーナル紙は、今回の選挙はこれまで官僚の手に握られていた日本のエネルギー政策が、「民主化」へ向かう一歩であると指摘。同国ニューヨークタイムズ紙のマーティン・ファクラー東京支局長は、保守層(細川、小泉という首相を経験した人たち)の中で原発問題が語られ始めたことによって、日本の政治的支配層の中に原発維持か脱原発かという2大選択肢が出てきたと指摘。同国スタートリビューン紙は、今回の選挙が日本の原子力政策の国民投票となり、安倍政権に打撃を与える可能性があると報じている。
 ★米国★
1)「日本の電撃的な選挙」 (1月15日 The Wall Street Journal) ※英語
 エネルギー政策を選挙の争点にする細川の立候補は日本のエネルギーの「民主化」への一歩である。この背景には2011の原発事故とその後の原発の稼働停止がある。安部総理は原発を再稼働をしたいと考えているがエネルギー政策において東京都の知事は大きな影響力を持つ。その例として元知事の猪瀬は東電に圧力をかけて動かすこと成功したことが挙げられる。細川の立候補の一番重要な点は彼が脱原発を主張しているとではない。それよりも今回の選挙をめぐって、今まではずっと中央官庁の領域だったエネルギー政策が、本来あるべきだった「政治的な問題」として問われるようになっていることだ。
2)「えらぼーと:都知事選 海外メディア特派員の見方」 (1月23日 毎日新聞
※ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーさんなどのインタビューを以下抜粋。
 東京の利便のために福島に原発立地を押しつけ、過疎地が原発に依存する体制をつくってしまった。福島第1原発は東京のための原発で、福島のためのものではない。「原発はもうやめよう」と決める権利が都民にはある。決定権限は国の中央官僚だけにあるのではない。中央官僚と違う選択を都民がしてもいい。それが民主主義だ。もう一つ注目したいのは、「保守」の中で原発問題が語られ始めたことだ。細川護熙、小泉純一郎という首相を経験した人たちから、脱原発の主張が出てきた。「大きくて現実的だが古い自民党」と「理想的だが小さくて極端な野党」の対立ではなく、日本のエスタブリッシュメント(政治的支配層)の中から原発維持か脱原発かという2大選択肢が出てきた。日本で13年間取材をし
ているが、これまでになかったことだ。米国の民主党か共和党かという2大政党の構図に近い。
3)「都知事選は日本の原子力政策の国民投票となり、安倍に打撃を与えるのか」
 (1月21日 Startribune)※英語
 小泉元総理大臣の細川護熙氏支持により細川氏の勝つ可能性が高まっている。原発促進の安倍政権には細川氏の勝利は望ましくない。11月に行われた朝日新聞の世論調査によれば小泉氏の「原発ゼロ」政策に対し、60%が賛成、25%が反対だった。国民に人気がある小泉氏の支持により、いままで脱原発が左派だと感じ、支持をためらっていた選挙に感心がなかった層のサポートを得られるのではないか。
 4)「東京知事選が原発問題に焦点を当て始まっている」 (1月23日 GlobalPost / Kyodo) ※英語
 東京都知事選が、9日スタートした。主な争点は、大地震、2020年オリンピック、少子高齢化と原子力依存を続けるべきかどうか。「日本は、一刻も早く原子力エネルギーから再生可能エネルギーへ劇的な変化をする必要があります。」細川候補は最初の会見でのべた。一番の対抗馬とみられる舛添候補は、厚生労働大臣としての経験が押しのポイントで、住みやすく子育てしやすい東京を訴えている。宇都宮候補もまた、脱原発を訴えていて、弁護士としての経験を使って、もっと住みやすい東京へと訴えている。
★英国★
「過去からの連帯」 (1月25日 The Economist) ※英語
 東京都都知事選挙で二人の「引退者」が話題になっている。それは小泉元首相と細川元首相。小泉は以前、原発を推進する政府に対して批判的な意見を発表し、今回は脱原発をかかげる知事選の候補者、細川を応援。小泉は今も日本の有権者から人気のある政治家だ。東京がもつ経済力・政治力が大きいため、細川が当選すれば、原発の再稼働を進めようとしている自民党政府にとっては悩ましい状況になる。日本政府は東京都知事選が「原発についての都民投票」になって欲しくないと思っている。選挙の他の候補者の宇都宮も、貧困問題など、エネルギー以外の政策にも注目すべきであると主張している。
★韓国★
「『打倒安倍』で組んだ小泉・細川元首相」 (1月15日 中央日報
 小泉・細川元首相の両者が組んだ背景とともに、日本の政界では細川氏が当選する場合、安倍首相の執権基盤が崩れ始め、野党陣営の再編など政治改編も加速化するのではないかという意見を紹介。
★台湾★
「都知事選は日本での原発政策を決める可能性がある」 (1月24日 The ChinaPost) ※英語
日本が原発を持ち続けるべきなのかいなかが東京都の知事選の最大の争点となっている。選挙期間中、優位をしめるのは細川元首相だろう。彼の一番の応援者は彼と同じく脱原発を主張する元首相の小泉である。細川の一番のライバルは自民党に支持される舛添である。細川は過去にくらべれば有権者からの人気は減っているが、「小泉」という最後の切り札を持っている。脱原発を挙げる候補者に対して、安部首相は日本の経済の回復に原発が必要だと考えており、今回の選挙は非常に政治的な選挙となっている。
(バックナンバー「脱原発世界ニュース」)

 安倍晋三首相は28日の衆院本会議で行われた代表質問に対する答弁で、エネルギー政策について「海外からの化石燃料への依存度が高くなっている現実を考えると、そう簡単に『原発はもうやめる』と言うわけにいかない」と原発再稼働の必要性を強調した。

参考:想像力と現実(若杉冽「原発ホワイトアウト」講談社)
 本書では、民主党(小説では「民自党」となっている)が自民党政権(小説では「保守党」)から政権交代しながら、急速に国民の支持を失った。
 その原因を、議員の多くが、ただ政治家になりたいだけ。自民党からの出馬が出来なくて、仕方なく民主党から出たという議員が多かった。現実の組織を動かした経験がない。政治家の信念がなかった。
さらに組織を維持するガバナンスに欠けていた。烏合の衆で統一した意見、行動がとれない。――と、書く。
 小説では、「日本電力連盟」(「電事連」を想定したもの)の小島が、保守党ではない民自党の落選した議員をたずねて。選挙資金の提供を申し出る。こうして、保守党だけでなく野党の民自党議員にも支配力を広げてゆく。
 では、原発の利権団体である「日電連」がこうした落選した議員にも金をばらまくことができる資金はどこから出るのか。
 その仕組みを、本書ではこう説明している。
 電力料金は、発電にかかった費用はすべてそこに含ませることができるので、下請け企業にも世間相場より二割は高く発注している。下請け企業にとっては値引きを要求しない電力会社はありがたい特意先なのだ。
 そこで、電力会社は協力会社の会をつくって、その二割の超過利益の一部を将来の企業活動を強くするために会に、売り上げの四%をプールするシステムをつくった。各電力会社にはこうした関係会社の協力会ができた。
小説では、関東電力の外部への発注額は年間で二兆円あるので、約八百億円がプールされる。燃料費でも商社を通じてプールされた。この金を各企業の名で、政治献金される。
 政治資金規正法における収支報告書に提出する金額以下なので、名前が表にでることはない。
 協力会の会長は電力会社の総務部長が務めているが、これは職務ではなく個人として任意団体の役員をしているだけで、法律上は全く問題がない。

 自己負担で作品を掲載してもらう文芸同人誌では。作者の書きたい気持ちが優先されます。書きたいことを書き綴る傾向が強いと感じられます。
 書く者も編集する者も同じ同人仲間です。筋書きが判るように書かれ話として纏まっていれば掲載される事が多いのです。問題はその内容ですね。
 合評会では、話に感動するとか反発するとかの印象批評が中心です。文体について等の討議はなかなか行われません。私の体験ではそうでした。
 なので、今回初めて文体について考えを述べます。合評会で討議し揉まれた見解ではないので、まだ不完全な個人的な考えだと思っています。
 【文体への意識】
 中学時代に漢詩を習いました。白楽天とか杜甫の詩を教科にした授業に興味を感じました。「江南の春」とかの五言絶句・七言絶句です。
 「国破れて山河在り」とか「千里鶯泣いて緑くれないに映ず」と読み下し文を暗誦してテストに備えました。リズムがフィットしました。
 で、創作もしました。妻を娶らば才長けて――の亜流的な作品を書いて満足していました。この漢文読み下し文体が私の文体初体験です。
(一)作品「十坪のるつぼ」
  ――マニュアルにある『職場にお客様がみえたら、さわやかな挨拶と笑顔で対応しましょう』という、文面どうり最上級の挨拶でーー
 これは作中の一文です。このように事業所のマニュアル文を多く引用しました。私は社員心得や接客手引などの文体に大いに興味を持ちました。
 小説の文章らしくない実用文のそのまま引用すると作品はどんな雰囲気が出るのかと考えました。そして手引きに縛られた労働者描写しました。
(二) 作品「オーバーラン」=――落差の大きい変化球が打者の手前で内角に落ちる。カーブカーブの連投でツーナッシング。追い込んで三球目は大きく外角に誘うーーー
 スポーツ実況の言葉も魅力ある文章だと思いました。
――頭から滑り込んだ、クロスプレー、アウト―。アウトです主審はよく見ていましたーー
 こんな文章を読んだらどんな気持ちになるかな、そう思うともうたまらずスピード感のある実況文をこれでもかと盛り込んで書きました。
(三)作品「足払い」
 ――汗と体臭に満ちた場内に一歩足を踏み入れると八時間の単純労働にゆがんだ肉体が闘志を剥き出しにして緊張をつくる。その瞬間の目眩を通過して今日も相馬は蘇生したーーーー「クソウッ孕ませてやる」百キロの巨体を抑え込む時よりも強く相馬は京子を組み敷いてゆくーーーー
 一時はこんな文体にのめり込んだ事もあります。理性よりも動物的行動を中心にした描写にイカレテいました。「汗と精液の臭いがする」と感想を貰い有頂天になり類似の作品を量産していました。スポーツ大好き知性の少ない体育系でした。
【会話について】
―――『擲弾筒!右を撃てるかっ』『やってみます』『あそこが二三人、左はもっと多い多いな』『佐々木は前を調べろ』―――
 これは昨年の作品「万朶の桜」です。実際の会話を再現すると臨場感があるかなと思いこんな文を書きました。会話で説明する方法はきらいです。
 会話文体は本当らしく読ませる為にも必要だと考えています。風景説明は遠近法で順に書いたりします。説明文は少なく、と心がけています。
    ――――――――――― ☆ ――――――――――
 外狩A 外狩雅巳(とがり まさみ)=1942年、旧満州生まれ。仙台で中学卒業後、商店住み込み店員となる。その後、単身上京。工場労働者として労働運動に力を入れる。同人雑誌を中心に地域の市民文芸文化振興と小説執筆での作家活動を行う。(著書参照:「この路地抜けられます」「十坪のるつぼ」)/ 詩人回廊「外狩雅巳の庭」

 太陽光発電などは、本来直流である。それを交流転換して、電力系統につなげると、ロスが出て効率が落ちる。自然エネルギーを活用する際の課題の一つが直流方式による電力融通。ソニーとOISTは実験を通じ、電力系統に頼らない次世代エネルギーシステムの商用化の可能性も検討する。
  これは沖縄科学技術大学院大学(OIST)オープンバイオロジーユニットの北野宏明教授およびソニーコンピュータサイエンス研究所のチームが考案したオープンエネルギーシステム(OES)の実証研究。沖縄県の補助事業の採択を得てOIST、県内事業者の沖創工とソニーグループで研究コンソーシアムを構成して研究。
 ソーラーパネルを各家庭の屋根に取り付け、さらにパネルをエネルギーサーバーと呼ばれる、電力管理装置と新規開発された蓄電池を内蔵する設備に接続し、各戸の物置部屋に設置します。最終的には全ての家のエネルギーサーバーを直流電流 (DC)でつなげ教員宿舎全体でエネルギーを融通するネットワークが作られる。
 この事業は、既存の太陽光発電システムよりもはるかにエネルギー供給が安定していること。太陽はこちらが望む場所や時間に照らないので、不安定なエネルギー源。北野教授が考案したシステムでは、まず家庭のエネルギーサーバーをDCマイクログリッド状に繋げることによって、各家庭に日照量のムラがあっても全体に均等にエネルギーを供給することが可能になる。例えば、不在がちな家で発電された電力を常に人が家にいる家庭に回すなど、様々な生活パターンの人たちが電力を融通し合い効率的にエネルギーが分配される。また、発電されたエネルギーがソニーの提供する特別な蓄電池に蓄えられるので、晴天時に蓄えたエネルギーを曇天時使うなど、天候に左右されることなく安定してエネルギーを供給できる。
 9月にソーラーパネルが数戸の屋根に設置され、試験運転が始まった。この間、ソーラーパネルとエネルギーサーバーが各家庭のエアコンに電力を供給する。試験運転でこのシステムの利便性が確認された後、残りの家庭にもソーラーパネルが設置され、各家庭のエネルギーサーバーを地下に張り巡らされたマイクログリッド構造で繋げます。研究コンソーシアムは、OESの研究を進めるためにOISTキャンパスに OESリサーチセンターを設置。ここでは実験の運営、データの収集・解析などを行っていく。


 グリーンピース(国際環境NGO)は、1月25日から28日に安倍首相がインドを訪問し、インドのシン首相と首脳会談を行い、両国間の原子力協定早期締結に向け協議する予定であることを受けて、下記の声明を発表した。
 ■ グリーンピース・インド エネルギー担当 カルーナ・ライナ
「インドの多くの市民は原発を支持していません。多くの市民が、命と自由がリスクにさらされる状況において原発に反対してきました。東京電力福島第一原発事故以降、その動きは拡大しています。日本は、世界に名だたる技術大国です。日本が輸出すべきは、危険で高価な原子力技術ではなく、最先端の自然エネルギーや省エネルギー技術です。
 インドには、史上最悪の産業事故であるボパール化学工場有毒ガス漏出事故の経験から、『汚染者負担の原則』を原子力にも取り入れ、原発事故の際に原子炉メーカーにも責任を問う原子力損害賠償法が存在します。これは、事故を起こした企業が保護され市民が損害を負うという悪夢を二度と繰り返したくないという、インドの市民の声から成立した法律です。福島原発事故は収束とは程遠く、被害者は未だ非常に困難な状況に置かれている中、日本が他国への原発輸出を推進する姿勢は、インドの市民の声を踏みにじるものであり、強く抗議します」。
 ■ グリーンピース・ジャパン 核/エネルギー担当 鈴木かずえ
「日本政府が何より優先すべきは、原発の輸出ではなく原発事故被害者の救済です。東電福島第一原発事故から3年が経とうとしているにも関わらず、いまだに避難生活を続けているばかりか、賠償を打ち切られ、追い詰められている被害者がいらっしゃいます。原発は、事故が起これば取り返しのつかない被害をもたらし、通常発電時にも作業者の被ばくを伴うなど、非倫理的な発電方法です。原発輸出は、国際的責任を放棄していると言わざるをえません」。
グリーンピース声明:日本は原発ではなく、自然エネルギー技術の輸出を

140125 009140125 012<雑誌「文芸思潮」の五十嵐編集長のあいさつ(左)と、佳作入選の小野友貴枝さん(右・中央)
 雑誌「文芸思潮」(アジア文化社)の主催する文学賞授賞式が1月25日、大田区民プラザホール(東京)で開催された。≪参照:「文芸思潮」サイト≫
 会員の作家・小野友貴枝さんが、小説「もちろんっその通りですが」で第10回銀華文学賞の佳作、エッセイ「ウイッグ」が「文芸思潮」エッセイ賞に入選し、授賞式に出席した。
140125 004<小野友貴枝さん>
☆〜〜作家・小野友貴枝(おのゆきえ) プロフィール〜〜☆
 神奈川県秦野市在住。1939年、9人兄弟の五女として栃木県に生まれる。1962年、神奈川県立公衆衛生看護学院を卒業し、保健婦の国家資格取得。神奈川県職員となる。主に保健福祉分野に従事。1964年に結婚。3人の子どもを育てながら勤めを続ける。2000年、平塚保健福祉事務所保健福祉部長として定年退職。
 同年6月、日本看護協会常任理事に着任。2004年、秦野市社会福祉協議会会長、国立東京第一病院附属高等看護学院の「東一同窓会」会長などを務める。
 文学活動にも精力的に取り組み、秦野文学同人会代表、日本ペンクラブ会員。主な著書に『秘恋の詩』(叢文社、2001年)、『秘恋竹取ものがたり』(同、2003年)、「那珂川慕情』(同、2006年)、『恋愛不全症』(同、2008年)、「秘恋』(同、2010年)、「愛の輪郭(短編・掌編)』(日本文学館、2012年〉、銀華文学賞入選作を収めた『65歳ビューポイント』(同、2013年)がある。
 小野友貴枝さんは、かなりの多作家で著書が多い。最近では、「愛の輪郭」(掌編版・短編版)地元タウン誌で話題になっている。≪参照:「愛の輪郭」≫≪女心四編を新書に小野友貴枝著 『秘恋』
 「文芸思潮」の文学賞授賞式は、銀華文学賞、エッセイ賞、イラスト・漫画賞の合同授賞式となっていりるため、各ジャンルの受賞者が全国から参加し、盛大であった。
 本文学賞は、作家歴の長い人たちの応募がお多く、しかもすでに受賞したベテランでも幾度も応募できるので競争が激しいようだ。また、イラスト・漫画賞の文学性を重視する賞があるというのも、時代に対応したところがある。
なお、第10回銀華文学賞の受賞者と作品は次の通り。(敬称略)〈当選〉波佐間義之「加熱炉」/〈特別賞〉高岡啓次郎「凍裂」/〈河林満賞〉室町眞「梱包の方法」/〈歴史小説特別賞〉吉田満春「鎮遠自沈ならず」/(優秀賞〉竹内 清「1969年・理英子と」、豊岡靖子「雨の愛子」、渋谷江津子「負の気配」、佐藤多美子「沖縄の叔母さん」。
 「文芸思潮」の文学賞受賞は、その生活状況の事情によっては、大手メディアに取り上げられることが少なくない。≪参照:母がつづる息子の遺志 「文芸思潮」で最優秀賞(朝日新聞)





140122 026140122 024<「横浜事件」の問題点を考える『日本の司法を正す会』での村上正邦事務所>
 戦時下最大の言論弾圧とされる「横浜事件」について『日本の司法を正す会』(村上正邦事務所・週刊「金曜日共催)の研究会が1月22日、行われた。
 横浜事件は、1942年から45年にかけて、神奈川県特高警察によって、中央公論社や改造社の編集者、研究者ら約60人が治安維持法違反の容疑で逮捕された。横浜警察署に集められたので、横浜事件というようになったようだ。
 共産主義活動や、日本共産党再建運動を行なったとする虚偽の「自白」を得るために拷問が行なわれ、4人が獄死、保釈直後に1人が死亡、負傷者三十数人という被害者を出した。しかも、判決が下ったのは終戦直後、即ち治安維持法が廃止される1ヶ月f前の1945年8月下旬から9月にかけてで、約30人が執行猶予付きの有罪とされた冤罪事件。
 86年以降4度の再審請求で、1次2次が棄却。請求が認められた3次と4次では、いずれも横浜地裁が有罪か無罪かに踏み込まず、裁判手続きを打ち切る「免訴」を言い渡した。これに対し遺族らは国家賠償請求を申し立てて、いまも裁判を闘っている。
 「日本の司法を正す会」では、元被告である故木村亨さんの妻で、国会賠償請求の原告である木村まきさんをゲストに招いた。インタビュー及び進行は、青木理氏(ジャーナリスト)が行った。
 木村まきさんたち横浜事件の遺族らは、治安維持法が乱用された歴史を「特定秘密保護法」に重ね、同法の成立にも反対してきた。治安維持法は『目的遂行ノ為ニスル行為』という条文が拡大解釈されたもので、行政の長の一存で秘密の指定ができる特定秘密保護法は、官僚が恣意的な運用をできる点で本質は同じだと考えている。
 木村まきさん(横浜事件国賠訴訟原告)は、夫の手記から、警察の取り調べがすなわち拷問であったことや、戦後裁判で拷問をした警察官3人が有罪の判決を受けながら、一度も服役をしていないことの不合理性など、これまでの経過を語り、「無罪」でなく「免訴」という判決を不服とする事情を説明した。
 吉永満夫弁護士(第3次再審請求弁護団)は、「免訴」というのは、法律が廃止されたり、横花すでに判決が下った事件にたいして、再度裁判を行った場合などがあるが、再審裁判ではこの規定は適用されない筈で、裁判官の研究不足ではないかという指摘をした。
≪参照:横浜事件 - Wikipedia

平野貞雄2014・1月村上邦夫 <横浜事件を考える「日本の司法を正す会」の議題開始の前に、細川元首相の佐川急便1億円問題と猪瀬都知事とはの5千万円問題との類似はないーと語る平野貞夫氏(左)と、真実を知ることの重要性を語る村上正邦氏>
 細川護熙元首相(75)が東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に無所属で立候補した。細川元首相の出馬については、ネガティブキャンペーンの題材として、20年間に細川氏が佐川急便からの一億円借り入れ問題が取り沙汰されてきた。
 これに対し、22日に都知事選立候補を表明した細川氏は、この問題について謝意を表明した。
 産経新聞は、1月21日付け記事で見出しを「20年前の退陣劇『猪瀬氏辞任と酷似』」、「細川氏“古傷”再燃も」、「佐川問題、出馬会見で陳謝へ」と大々的に報じている。
2月都知事選 20年前の退陣劇「猪瀬氏辞任と酷似」産経新聞 1月21日(火)7時55分配信 ≫
 この中で、〜〜「経緯は猪瀬氏の辞任と酷似する」。平成6年の細川内閣の崩壊の際、衆院予算委員会で佐川急便からの1億円借り入れ問題を追及した元通商産業相で、自民党都連最高顧問の深谷隆司氏(78)は振り返る。
 細川氏が1億円を借り入れたのは昭和57年9月で、熊本県知事に初当選する前。政治資金収支報告書への記載はなかった。野党側は「選挙の裏金だったのではないか」と厳しく追及。一方、猪瀬氏の現金受領も一昨年12月の都知事選直前で、同じく政治資金収支報告書への記載はなかった。〜〜
 こうした記事の信頼性に意義をとなえるのが、平野貞夫(日本一新の会)代表である。 こうした記事の信頼性に意義をとなえるのが、平野貞夫(日本一新の会)代表である。
 1月22日に都内で開催された「日本の司法を正す会」の会合で、「細川元首相と、猪瀬元知事との状況は全く事情が異なる」と説明した。また、村上正邦氏は、「真実はこうだ、と知ることが重要である」と、国民が事実をしっかり認識することで、メディアの報道を判断することが必要という意思を示した。
 平野貞夫氏(当時、新生党参院議員)は〜〜佐川急便からの1億円借り入れ問題で、当時、細川さんは「借金はちゃんと返したし、その領収書もある」と悪びれる様子もありませんでした。むしろ私に「検察が佐川急便から押収した帳簿の中に、私か返した記録が残っているはずだ。法務省にかけあって、その記録を国会に提出してもらうよう交渉してくれないか」と頼んできたくらいでした。しかし、法務省は検察が押収した証拠品は出せないとのことでした。実は建前とは別に「大きな声で言えないワケ」があったのです。資料を見られる立場の人から聞いたところ、「確かに細川さんは借入金を返しています。しかし、他にも借りている政治家が与野党にわたってたくさんいるうえに、返済していません」と言う。帳簿を公表すれば連立政権に激震が走り、大問題になるので出すわけにはいかなかったのです。国会の論戦では圧倒的な世論の人気を集める細川政権に太刀打ちができない。危機感を募らせた自民党は、なりふり構わずスキャンダル探しとマスコミへの垂れ流しを続けたわけです。〜〜≪参照: 細川元首相の「佐川急便問題」の真実!(日本一新の会)≫




P1220004<自由報道協会主催の記者会見での宇都宮けんじ氏(左)、ドクター・中松氏。1月22日>
 東京都知事選挙立候補に出馬を決めた宇都宮 けんじ氏とドクター中松氏が1月22日、都内で、自由報道協会主催の同時記者会見を行い、都政へ取り組み姿勢を語った。
 ドクター・中松氏は、前猪瀬都知事のお金にまつわる辞職を、アメリカ滞在中に聞いた。その時にメディアから取材を受け、東京都がお金に関するダーティなイメージを持たれたことで、国際的な信用を落としたことを懸念すると述べた。その点で、自分は国際的に名声があるので、東京を国際的にイメージアップできる、と語った。重点政策としては、建築の工学の専門家である自分が、予測される大震災に対応出来るような耐震建築の推進をするとも述べた。≪ドクター・中松公式サイト
P1220012<自由報道協会が都知事選候補者の公開討論を呼びかけたことに応じたは宇都宮けんじ氏とドクター・中松氏であった。司会は、おしどりマコ氏。1月22日>
 宇都宮けんじ氏は基本政策で、石原都政の延長線上にあった福祉切り捨ての政策を転換し、福祉重点政策をし、ブラック企業の規制をして行くとし、(1)世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつる。(2) 環境重視、防災・減災重視。(3)東電の株主であるので、原発の廃炉を株主として求めていく。 原発再稼働・原発輸出を認めず、原発のない社会と経済をめざす。(4)教育現場への押し付けをなくし、いじめのない、子どもたちが生き生きと学べる教育政策を採ると述べた。≪宇都宮けんじ新着ブログ≫゙

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