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伊藤昭一ジャーナル★運営「文芸同志会」「文芸同志会通信」&「詩人回廊」運営。  

2015年10月

 町田文芸交流会が10月30日に町田文学館で行われました。
 小野・小野・斎藤・岡森・伊藤・外狩の出席です。「相模文芸」「普恋洞」「みなせ文芸」(参照:「みなせ」サイト)「文芸同志会」の四団体からの参加です。
 参加者の加入している同人誌で「みなせ」68号と「群系」35号が完成し配布されました。
 また、雑誌「北方文学」など交流会宛に到着した各地の同人誌も回覧されました。
 合評は「群系」掲載の外狩雅巳作品と「文芸思潮」掲載の小野光子作品の二作を行いました。
 交流会は近隣の同人会からの出席者ですが、遠方からの同人雑誌が届きます。
 送られてくる各地の同人誌も出席各同人会と同様に目配りを行っています。
 同人会内部での合評のみで満足せず外部からの評価も大切です。
 同人会同士の交流は困難なので大きく広げる事も出来ず現状で推移しています。
 それでも、月例会を継続する中で新しい出会いもあり、盛り上がっています。
 11月は23日に町田公民館で行います。年末は多忙なのでこれで年内終了予定です。
 「みなせ」68号の岡森作品と「群系」35号の小野作品が次回の合評対象です。
 また、対象作品掲載の両誌全体への内容討論も行うよう時間配分を考えます。
 各地の文芸愛好家の努力の結晶としtて、全作品に対して鋭意精読し論議するつもりです。
 現在は伊藤氏と外狩が作品等の紹介記事を発信中ですが漏れる事もあります。
 近郊の同人会の作者がおいでになれば作品の感想を必ず行います。
 顔の見える交流を強化したいと思います。来年も継続予定です。
 来月は「相模文芸」31号も完成します。一月合評の対象予定にしたいと思います。
 民主文学町田支部と普恋洞も次号の進行中でしょう。完成後に合評を行います。
 交流会出席は自由です。参加費は五百円で会場費・運営費に使います。
 個人での出版本を行った方も送付されたら全員に回覧します。
 感想を求める方は参加者分の冊数送付の上で出席して下さい。必ず合評します。
 近郊ではこのような場所はありません。皆さんで大切に育てて下さい。
☆町田文芸交流会事務局担当・住所〒252−0235神奈川県相模原市相生2-6-15、外狩雅巳方。
■関連情報= 詩人回廊「外狩雅巳の庭」
北一郎「外狩雅巳『二十八歳の頃』の読み方」抄録
穂高健一ワールド・サイト「寄稿・あなたの作品」コーナー(9月1日付)
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 外狩A 外狩雅巳(とがり まさみ)=1942年、旧満州生まれ。仙台で中学卒業後、商店住み込み店員となる。その後、単身上京。工場労働者として労働運動に力を入れる。同人雑誌を中心に地域の市民文芸文化振興と小説執筆での作家活動を行う。
(著書参照:「この路地抜けられます」「十坪のるつぼ」

 文芸同人誌「」第6号では、前号に続き「食と健康を伝え文化を創造するフリースペース」「静美杏(よしみあん)」を運営する名村静美氏の談話を、石渡均氏(雑誌「澪・MIO」編集人)が記事にまとめている。《参照:世界と日本人!放射線被ばくの見方から「澪・MIO」5号》
 今回は「人生の最後を看取る、訪問介護の実態!」である。前回もふれているが、名村氏は、長崎県出身の母親が11歳のとき、爆心地から20キロ以上離れていたが、被ばくしたために、被ばく者二世として生まれた。幼少のころより、病弱であったことから、食と健康についての関心があり、母親と同じ看護師になった経歴をもつ。
 静美杏の運営で見えることは、世界に先駆けて、高齢者社会となった日本の課題に2025問題があるという。団塊の世代が高齢者団塊となって、「老老介護」「病病介護」となっている。その初期段階の現象が、介護業界に現れている。そして、人生の最期の看取り方と、終活における当事者の事例が、名村氏の談話でいくつか紹介されている。
 普段は、他人事のように読み流したり、過剰な情報のなかで無関心でいても、いざ当事者となれば身に染みて、参考になるのがこうしたテーマであろう。
 文芸同人誌というと、自己表現に片寄って、自己の体験だけの「個人的つぶやき」と受け取られるような、表現の形をとるのが多い。しかし、それは読者がいらないということではななく、同人誌仲間を意識して書かれたものになりがちであるということであろう。
 その中で、発表の場を自分たちで費用負担することの強みもある。「澪」では社会的なテーマをもって、取材し世間に訴える要素を入れている。社会的なテーマを語るのは、社会評論でもできるが、それは新聞やテレビで報道されたものを、情報源とすることならば、恣意的に作られた社会問題に振り回される可能性は、否定できない。メディアの報じた情報から得たものは、あくまで二次情報であって、それを加工したものが、評論である。
 それも悪くはないが、そればかりでは困る。自らが取材し確認した事実を情報にする第一次情報源としての役割を持てば、個人的つぶやきから、おのずと、社会に向けて伝えるという姿勢が読者に伝わる。
 文芸同人誌というと、趣味人の世界で社会性を持たないというイメージ。もうそろそろ何らかの脱皮をしても良いのではないか、と思う。「澪」の試みも社会的な大資本と、異なる分野のジャーナリズムの可能性を示しているように思う。

労働基準法に違反する労働条件で、若者を働かせる企業が、いわゆるブラック企業といわれている。その情報がネットで流され多くの視聴者がその映像を見ている。《参照:プレカリアートユニオン(PU)
 弁護士やジャーナリストなどでつくる「ブラック企業大賞」の実行委員会では10月27日、ノミネート企業6社を発表した。ブラック企業大賞の授賞式は11月29日に東京都内で開かれる。同委員会のウェブサイトには、ノミネート理由とともに、投票コーナーが設置される。《ブラック企業大賞ノミネート理由
 今年ノミネートされたのは、セブン-イレブン・ジャパン、暁産業、エービーシー・マート、フジオフードシステム、明光ネットワークジャパン(明光義塾)、引越社関東(アリさんマークの引越社)。
 ブラック企業大賞は今年で4回目。昨年は12社がノミネートされて、「大賞」には従業員の過労自殺をめぐる訴訟が起きた「ヤマダ電機」が選ばれた。業界賞には、不二ビューティーが選ばれている。
 実行委員の佐々木亮弁護士は、今回のノミネート企業について、「『ブラックバイト』という言葉がメディアで取り上げられるようになった。セブンイレブン、明光ネットワークジャパンもブラックバイトにまつわるノミネートだ」とする。
  実行委員の一人、内田聖子氏は「これまでノミネートした企業には、授賞式の案内状(返信ハガキ付き)を送ってきた。しかし、これまで1社も出席がなかった。返信があったのも2社だけだ」と話していた。
 たとえば引越社は、東京本部の従業員が、非常識な待遇を不当だとして、今年の7月に賃金不払いなどの理由で、裁判を起こされている。
 東京新聞10月22日付(朝刊)によると、訴訟を起こした男性は、2011年「年収1千万円」の求人広告で入社。作業員や運転手をして1日2、3回の引っ越しをこなした。営業担当になってからは、関東で第1位の成績を上げ、労働時間は月300時間を超えたが「正当な残業代は支払われなかった。
 だが、直接の原因は今年の1月、営業車を運転中に起こした車両事故に対し、会社側は「48万円」払えと指示し給与から天引きした。男性はこれでプレカリアートユニオン(PU)に加入した。弁償金は払う必要がないと知る。すると、電話アポイント部へ移動、さらにシュレッダー係りに配転された。月給は40万円から19万円に減った。
 男性は不当配転や弁償金、未払いの残業代などを含め、会社を訴えた。すると翌月会社から懲戒解雇された。さらに男性の氏名、写真の下に「罪状」として「会社の職制を中傷または誹謗し反抗」などの解雇理由を記した文書を全支店に掲示し、同じ内容の社内報を全社員の自宅に送付した、
男性が解雇無効の仮処分を東京地裁に申請すると、会社は解雇を撤回。男性は10月に復職したが、シュレッダーのそばには、男性の写真付きで「北朝鮮人は帰れ!」の紙が貼られていたという。
 同社の他の社員たちも、引っ越し作業中に破損した家具などの弁償金を負担させられ、社内で「アリ地獄」といわれる借金苦を背負っているという。
 安倍政権が今年成立させた改正労働者派遣法では、経団連からの要望で、会社側に有利になるためのもので、企業が今後ブラック企業であり続けることが可能な状況がうまれつつある。

沖縄の辺野古の埋め立て問題がこじれるなか、石井啓一国土交通相は27日、同県の翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しの執行停止を決めたという。
 これにより知事決定は一時的に無効となり、防衛省沖縄防衛局は埋め立てに向けた作業を速やかに再開する方針だ。
 さらに、政府が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、辺野古の地元振興支援に乗り出すことが22日、分かった。月内にも日米交流事業など第1弾の支援策を地元代表者に伝える。同県の翁長雄志知事と名護市の稲嶺進市長は辺野古移設に反対しているが、地元の区は条件付きで移設を容認していることを踏まえ、特例として初めて基地周辺対策費を充て、市を通さず支援を行う。
 こうなると、地域自治にかんしては、その手順や法制の決まりがどうであろと、地域が直接国と交渉できるという前例になるのか。封建時代の徳川幕府でも、全国諸藩体制を無視して、できるのは直轄ちのみであったろう。
 政府としては、特別な事情の特例とするであろうが、特別な事情をかかえるのは、沖縄だけではない。
 今回、政府は5月、内閣官房と内閣府、防衛省の幹部が地元を訪れ、普天間飛行場代替施設を建設する米軍キャンプ・シュワブに近い名護市の辺野古・豊原・久志の3区(久辺3区)の区長と第1回「振興に関する懇談会」を開催。基地負担に見合う施策の要望を聞いているとのことだが、こんな手があるなら、大いに応用すべきかも知れない。
 今回の第1弾の支援策は(1)地元住民とシュワブ所属の米兵らとのイベント開催など日米交流事業(2)米兵の事故防止など交通安全対策(3)集会所の拡充・改修−の3つが柱となる。
 本来、こうした支援策は住民生活の利便性向上や産業振興に寄与する目的で、米軍再編に関係する市町村に対し、再編計画の進捗状況に応じて米軍再編交付金で行う。
  ただ、名護市は平成20、21両年度に約17億円の再編交付金を受け取ったが、移設に反対する稲嶺氏が市長に就任した22年度以降、交付金を受け取っていない。今後、移設計画が進むと久辺3区の負担は増す一方、3区は再編交付金に基づく支援を受けられない状態が続くことになる。
 このため、政府は支援策の経費として、27年度予算で米軍再編関連措置の円滑化を図るために設けられた2項目のうち、再編交付金(130億円)ではなく、基地周辺対策費(28億円)を使って久辺3区に直接支出するーーという。

 先月、「文芸同志会通信」<ネット活動とIT未熟騒動記>に記した騒動の後日談です。迷惑メールは遂に二万通に成りました。一日平均四百件です。
 プロバイダーに連絡して対処する事にしました。A社に電話しました。対応は物分りの良い青年でした。
 当面の対処と抜本的な対策を提示してくれました。当面は規制を厳しくする方法です。半分が削除されました。
 近々に抜本対策が始まります。となると全部防止されてしまいます。二ヶ月ほどの日々が懐かしいです。
 で、彼に言いました。迷惑メールでも文面には工夫があり文章として勉強になったので活用している。
 自作にも取り込んでいると話しました。又、相手と懇意になり面談にやって来るように仕向けたい。
 二万通の手間代は相手持ちなので請求にやって来させる方法を尋ねました。無理だと言われました。
 大量メールは割引が有り格安なので今後も何万通も来るから早く阻止対策を行うのが最良なのだそうです。
 日々数百通のメールには時々お返事を書きます。今日は返事を見て駅前で現金を渡すからと反応して来ました。
 五億円を手渡しするとのメールです。で、駅名など日時場所目印等の確定メールを再返信しました。
 もし、面談が叶うなら警察官に立ち会ってもらい詐欺電話行為未遂の犯人として逮捕してもらうつもりです。
 まさか迷惑メール犯人から返事が来るとは。面白くなってきました。ま、彼は絶対に来ないと思います。
 私の返信は条件付き受け取り許容です。被災者等への義援金に使用したいから余剰金ならと書き込みました。
「宮本謙治」「金なし侍」等を名乗る相手は数十名います。日々刻々と文面を変えて支援金を受け取れと言います。
 条件としては下記をクリックする事です。で、そんな事をしたら大変です。口座番号等を知らせる結果に成ります。
 五億円受け取るには手数料として千円振り込むのです。ここで気付いて中止する人は少ないのでしょう。
 いつの間にか○○会員にされています。会員さんには奇特な方からの支援金が五億円用意されているのです。
 と言う話なので、本当に困っている人への寄付金として市役所担当部署を知らせ送る事を勧めました。
 なのに、どうしてもこちらに渡したいと言い募るのでならば面談で受け取る事に決めました。
 と言う事で今後の展開が楽しみなのにプロバイダー氏の助言で全部おしまいになってしまいます。
 暇人・老人の遊びは終わらせろ!という事なのでしょう。これで騒動記もお終いです。
☆町田文芸交流会事務局担当・住所〒252−0235神奈川県相模原市相生2-6-15、外狩雅巳方。
■関連情報=北一郎「外狩雅巳『二十八歳の頃』の読み方」抄録
穂高健一ワールド・サイト「寄稿・あなたの作品」コーナー(9月1日付)
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 外狩A 外狩雅巳(とがり まさみ)=1942年、旧満州生まれ。仙台で中学卒業後、商店住み込み店員となる。その後、単身上京。工場労働者として労働運動に力を入れる。同人雑誌を中心に地域の市民文芸文化振興と小説執筆での作家活動を行う。
(著書参照:「この路地抜けられます」「十坪のるつぼ」)/ 詩人回廊「外狩雅巳の庭」

  楽天(株)は、車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」(※1)の運行を、本年10月28日より新たに北海道内で開始すると発表した。これにより全国で5台目の運行となるという。
 なお、本活動は北海道(高橋 はるみ知事)との地域活性に向けた包括連携協定(※2)による官民共同事業の一環としての実施となる。
北海道内の巡回先は、北海道が巡回先の希望照会を関係機関に行い、楽天が日程調整等を担当する。  楽天では、「楽天いどうとしょかん」を通じた活動により、子供たちのための教育振興とともに、地域の活性化を目指していく、としている。
  広大な面積を持つ北海道は、書店や図書館へのアクセスが困難な地域が多く、自宅近くまで巡回する移動図書館への子供たちのニーズが高いことが予測される。
  また北海道ではこれまでの保育園や学童保育クラブに加え、新たに病院施設や認定子ども園を巡回する予定。
 なお、群馬県での運行に引き続き、北海道を巡回する移動図書館には、楽天グループの楽天生命保険(株)が提供した1,200冊の書籍が搭載されており、長年、同社が支援している道内の児童養護施設にも巡回する。  北海道で巡回する「楽天いどうとしょかん」では、従来の書籍や電子書籍リーダーに加え、国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用を体験できる機会を提供します。電子図書館は、楽天グループの米OverDrive社(※3)が提供するサービスを導入し運営します。巡回先では、「楽天いどうとしょかん」に搭載するパソコンからアクセスし、実際に電子図書館の利用を体験できる。継続して電子図書館を利用したい人は、利用者登録をすれば、自分のパソコンやモバイル端末などで電子書籍などのデジタルコンテンツを借りることができる。
  一人あたり、1回最大3タイトル、最長1週間の貸し出しが可能。貸出期間が終了するとコンテンツは自動で利用できなくなるため、返却の手続きが不要となる。
  また希望するタイトルが貸出中の場合は、期限内であれば、貸出予約をすることもできる。楽天は今後も、「楽天いどうとしょかん」の運行を通じて、子供たちが自発的に本を手に取るための機会とコミュニケーション促進の場を提供することで、北海道の子供たちの想像力を育むとともに地域の活性化に微力ながら寄与してまいります。
国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用体験を提供
  北海道と楽天は、2009年に地域活性化に向けた取り組みを促進することを目的に包括連携協定を締結し、北海道の情報発信および特産品の販路拡大や環境保全に関する施策を実施している。
  ※3 米OverDrive社「OverDrive」は、図書館や教育機関などを対象に、電子書籍やオーディオブックなどの貸し出しをサポートするB2B2C型の電子書籍配信サービスにおいて、世界最大の普及率を誇る。米国、カナダ、英国などを含む約50カ国で、約5,000の出版社が提供する250万以上のタイトルを取り扱い、3万を超える施設にサービスを提供している。
■□ 北海道を巡回する車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」概要 □■・運行開始日: 2015年10月28日(水)※オープニングイベントを10月28日(水)13時00分より恵庭市黄金ふれあいセンターにて行う。
・内容<書籍>- 冊数: 約1,200冊- カテゴリー: 小学生までの子供たちを対象にした絵本を中心とした児童書<電子書籍リーダー「Kobo Glo HD」>- 台数: 「Kobo Glo HD」20台(貸出用)- コンテンツ内容: 当初、無料コンテンツの「青空文庫」などにて対応。
<電子図書館>- コンテンツ数: 日本語を中心とした200タイトル- カテゴリー: 小説、レシピ本など一般書籍、子供向け絵本など
■10月の巡回スケジュール
28日(水)13:00〜16:00 恵庭市黄金ふれあいセンター (恵庭市黄金南5丁目11番地1)
29日(木)10:00〜12:30 認定こども園 えほんの森 (恵庭市桜町3丁目12−20 )30日(金)14:00〜16:00 つくしクラブ(石狩市親船町45−2)
■11月の巡回スケジュール
9日(月)13:00〜14:15 むかわ町立穂別小学校(勇払郡むかわ町穂別114番地2)
10日(火)9:30〜13:00 平取町立平取小学校(沙流郡平取町本町105−6)
10日(火)14:20〜16:00 平取町立振内小学校(沙流郡平取町振内町30番地2)
11日(水)9:30〜13:00 平取町立図書館(沙流郡平取町本町35番地1)
11日(水)14:00〜17:00 二風谷こども放課後教室(沙流郡平取町字二風谷78番地12)
12日(木)15:00〜17:00 厚賀すずらん保育所児童クラブ(沙流郡日高町字厚賀町214番地の1)
13日(金)10:00〜13:00 めむろてつなん保育所(河西郡芽室町西2条南6丁目1番地)
14日(土)13:00〜16:00 更別村農村環境改善センター図書室(河西郡更別村字更別南2線96番地11)
21日(土)14:00〜16:00 ネイパル深川読書キャンプ 特別運行(深川市音江町2丁目7番1号)
24日(火)9:30〜13:00 平取町立平取小学校(沙流郡平取町本町105−6)
24日(火)14:20〜16:00 平取町立振内小学校(沙流郡平取町振内町30番地2)
25日(水)9:30〜14:00 平取町立図書館(沙流郡平取町本町35番地1)
25日(水)15:00〜17:00 二風谷こども放課後教室(沙流郡平取町字二風谷78番地12)
26日(木)15:00〜17:00 厚賀すずらん保育所児童クラブ(沙流郡日高町字厚賀町214番地の1)
27日(金)10:00〜13:00 めむろてつなん保育所(河西郡芽室町西2条南6丁目1番地)
28日(土)13:00〜16:00 更別村農村環境改善センター図書室 (河西郡更別村字更別南2線96番地11)
■12月の巡回スケジュール
5日(土)時間未定 ネイパル森読書ウィークエンド 特別運行(茅部郡森町字駒ヶ岳657番地の15)

ヒューマンライツ・ナウ(国際人権NGO)は、「世界子どもの日」にちなんで、子どもの人権に関する映像スピーチ(7分間)コンテストを開催する。これは「世界子どもの日」にちなんで、中高生に、思い思いに人権について学び、考え、そして語っていただき、その内容を録画したものをエントリーしてもらいHRN選出の審査員により審査をする。《参照: 第1回「世界子どもの日」映像スピーチコンテスト
  実施方法は、コンテスト参加者が7分以内のスピーチ映像を撮影し、郵送、Eメールまたは特設ウェブサイトからエントリーする。
  エントリー作品については、ヒューマンライツ・ナウ選出の審査委員により審査を行い、入賞者の映像を期間限定で特設ウェブサイトに掲載する。
  優勝者は「世界子どもの日」チャリティーウォーク&ラン閉会式で、スピーチを披露する。応募締め切りは、11月8日まで。また、入賞者の動画公開については、11月中とする。HRN選出の審査員は下記の通り。
◆審査委員長◆
後藤 弘子 氏 (ごとう ひろこ)
千葉大学教授 / ヒューマンライツ・ナウ副理事長。
◆審査委員◆
濱田 邦夫 氏 (はまだ くにお)
弁護士/元最高裁判事 / ヒューマンライツ・ナウ運営顧問。
Faith Amano 氏 (フェイス・アマノ)
〜特別審査委員としてFTCJメンバーで、東京都内の高校生2名と参加〜
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)モチベーショナル・スピーカー / パフォーマー、リーダーシップ・プログラム開発部長。
堀 潤 氏 (ほり じゅん) ジャーナリスト・NPO法人「8bitNews」代表。
三浦 まり 氏 (みうら まり) 上智大学法学部教授 / ヒューマンライツ・ナウ理事。
安田 菜津紀 氏 (やすだ なつき) studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。
■関連情報(チャリティウォークランはこちら )

2015年のノーベル文学賞受賞者はベラルーシのロシア語作家でジャーナリストのスベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)に決まった。授賞理由は「現代の苦悩と勇気を多角的かつ記憶に残るように表現した」ことを評価したものだという。
 アレクシエービッチ氏は、旧ソ連時代のウクライナで生まれた。ベラルーシの大学を卒業後、ジャーナリストとして、社会問題を中心に取材活動を始めた。
  沼野恭子教授によると、彼女がはじめてノーベル文学賞の有力候補として浮上したのは、1昨年の秋30年におよぶ執筆活動の集大成である「セカンドハンドの時代」が注目されたからだという。しかし、彼女の創作スタイルが、市井の人々に取材しその証言をできるかぎり生の形で届けるというドキュメンタリーの手法であるため、「文学賞」ふさわしいかと認められるかどうかが、懸念されたという。
  結局、スエーデンアカデミーは、これに上記の授賞理由を示し、さらに「文学に新しいジャンルを案出した」と評価。彼女の作品は「戦争は女の顔をしていない」(第2次世界大戦に従軍した女性を描いた)、「ボタン穴から見た戦争」(第2次世界大戦でドイツ軍侵攻の様子を取り上げた)、「アフガン帰還兵の証言」(ソ連のアフガンニスタン戦争に送られた若い兵士の死を描いたらしい)、「チェルノブイリの祈り」((原発事故の処理にあたった消防士の妻、医師、汚染地域に住み続ける住民、教師たちの証言)の4作品は翻訳されているという。《参照:二軍ベンチ スベトラ ーナ・アレクシエービッチさん著書
 

 厚生労働省は10月20日、東京電力福島第1原発事故後の作業で被ばくした後、白血病を発症した30代男性を労災認定した。第1原発事故をめぐる被ばくによる労災認定は初めて。「被ばくと病気との因果関係は明らかではないが、労働者補償の観点から認定した」としている。
 男性は2012年10月から13年12月まで、第1原発で原子炉建屋カバーの設置工事や、使用済の防護服などを償却する施設を建設した。
 放射線被ばくによる白血病の労災認定は、(1)「5ミリシーベルト×業務に従事した年数」以上の放射線に被ばくした事実があり(2)被ばく開始後1年超をたってから発症すること―などが基準。
 男性の累積被ばく線量は19.8ミリシーベルト、福島第一での線量は大半の15.7シーベルトを占めたという。 
 東京新聞10月21日付け朝刊の記事によると、事故前に全国の原発で白血病や悪性リンパ腫などの労災を認められた作業員は13人。福島第一の収束作業で白血病も含むがんを発症したとする申請は8件。今回の男性を除く7件の内訳は3件が不支給、1件が取り下げ、3件が調査中という。
 東電のまとめでは、福島原発事故後、作業員がかかわって累積で5ミリシーベルト以上被ばくした人は2万人以上。2011年度だけで1万人以上が5ミリシーベルト超えの被爆をしていることになる。2万人強が「年5ミリシペールト以上」の基準に当てはまることになる。
 また、東京新聞には、作業員44851人の被爆量別人数のグラフが出ている。それによると、100ミリシーベルト超えが174人。50〜100ミリシーベルト超が2412人、20〜50ミリシーベルト超えが6764人となっている。
 100ミリシーベルトというのは、米国の高レベル廃棄物の搬入時に作業員が短時間被ばくする危険レベルとされているという報道を見たことがある。
 今後は経験を積んだ作業員の不足に対応するため、被爆限度レベルを250ミリまで上げることを検討しているとう話もでているのが、現状である。

 福島・原発事故後、除染作業で出た汚染土が、6月末の次点ですでに地域内で東京ドームの約7個近くになっているという。国が実施している「除染特別地域」の仮置き場は240か所。県内の市町村が設置する833か所の仮置き場。事業所や学校など約1万6千か所という。その状況を東京新聞(10月16日付け朝刊)が報道している。
 福島県に山積された除染廃棄物のフレコンバッグの山の光景は、ネットでその画像がたくさん出ている。バッグの耐用年数は3年で、すでに汚染度のバッグから、雑草が生えているものもあり、耐久性が限界にきているようだ。また、9月の大雨で飯館村などでは川に流出して、袋だけが残っていたという。汚染度の拡散が進んでいるのはたしかだ。
 真野川下流の真野川ダムで水質調査をしたが、放射性物質は不検出(ND)であったという。セシウム134の半減期は2年で、汚染土に含まれる放射性物質の量は減っているようだ。
 とはいうものの、ドイツ放射線防護協会はという科学者の団体は「セシウム137なら大人は8ベクレル、子供は4ベクレル」と勧告している。ドイツは、チュエルノブイリ原発事故で被ばく国となっている。セシウムは、毒性を持った放射性物質である。日本の100ベクレルという基準のようなものに対して、矢ケ崎克馬教授は、食べ物に含まれる放射性物質は少なければ少ないほど良いという主張を今でも続けている。
 政府は、これらの汚染土物質は中間貯蔵施設に移すということで、大熊、二葉町を建設予定地としているが、用地買収交渉をするにも、2365人の地権者のうち半数は連絡が取れておらず、9月時点9人が用地取得に応じている程度だという。
 政府の説明していた除染ロードマップの、中間貯蔵施設に汚染土を搬送し、30年以内に福島県外の最終処分場に搬送するというビジョンは、すでに破たんしているのが現状となっている。このままではなし崩し的に、仮置き場の恒久化への道を歩んでいると考えざるを得ない。
■関連情報《【原発】20mSv/年、フレコンバッグの山 〜被災者切り捨ての避難指示解除〜》

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