792db21c.jpg 蔡阿信(1899−1990)。台北うまれ。東京女子医学専門学校卒、台湾初の女医師。1924年、台湾文化協会の重要メンバーの一人彭華英氏と結婚したが離婚、1926年台中で「清信医院」を開業。
1928年、産婆の不足を痛感し、「産婆講習所」を開き、産婆養成に努め、多くの妊婦を助けた。1938年ハーバード大学に遊学、1941年カナダを訪問中、戦争が勃発したために、帰国することをあきらめ、一時は日系人収容所医師を務めた。1949年カナダ国籍ギブソン牧師と再婚、バンクーバに定住する。1982年、親族訪問のため一時帰国した時、寄り所のない年寄りがたくさんいることを見て憐れみ、生涯の蓄えをはたいて、「財団法人至誠社会福祉基金」を設立、多くの年寄りと寡婦をを助けた。
 気高に閉鎖的な社会を生き抜いた女史は、生涯の大半を外国で過ごしたにもかかわらず、尚も郷里に深い関心を寄せ、郷土愛に力が注がれた。有名な小説:「浪淘沙」は女史の一生をモチーフしたもの。