P7270016<民間テレビ報道の不公平さを訴える自由報道協会主催の会見に出席した候補者たち。左から内藤久遠氏、七海ひろこ氏、立花孝志氏、上杉隆氏の各候補者たち。7月27日。>  
  東京都知事選のさなかの7月27日立、候補者の有志たちが、東京・渋谷で自由報道協会主催の記者会見を行った。
  内容は、民間テレビ放送のニュース番組において、特定の3候補に関する情報提供量が過大で、その他の候補者たちの情報量が過少であることへの不公平であることに対する是正要求書と、BPOに対する審議要望書を提出したことを発表したもの。
IMG_20160727_0001<七海候補(幸福実現党)による調査の結果を表にしたもの。3候補とその他候補の情報量は、NHKのほぼ半々に対し、ほかのテレビ放送での他候補情報は、約3%程度でしかない。>
  出席したのは上杉隆、マック赤坂、立花孝志、七海ひろこ、内藤久遠の5候補であったが、これに内藤久遠氏を除く、山口敏夫、中川暢三の2候補を加えた6候補の連名で行ったもの。この活動を決めたのは、7月23日に、自由報道協会が行った立候補者記者会見の出席者たちが、話合ってからのことで、内藤久遠候補はそこに出席していなかったので、名を連ねていないのだという。ただ、今回の記者会見を知り、急きょ参加したもの。
P7270018<マック赤坂氏は、遅れて会見場に現れた。>
  今回の都知事選には合計21名が立候補しているが、七海候補(幸福実現党)による調査の結果、"特定3候補"を取り上げた時間と、その他の候補を取り上げた時間の差が30〜40倍にも上る「偏向報道が確認できた」という。これを受け『要求書』では候補者全員を同等の条件で放送することを求めている。
  それに対し「民放各番組の報道姿勢は、有権者に対して多様な情報を提供し、多様な選択肢の存在を伝えるという報道機関の責務を放棄しているばかりか、『政治的に公平であること』という放送法第4条第1項第2号の定めに違反する可能性すらある不当なものと判断せざるを得ません」としている。
 この問題提起が、どこまで放送界での対応に影響を与えるかは、未知数である。ただし、立花候補が「立候補にあたって、供託金を払っており、そこで一定量の評を獲得していない候補者には、供託金は戻ってこない。」と語った。従って、テレビ局の情報提供量の差によって、支持票数が規定に達しないという主張が通れば、損害賠償の対象になるかどうかであろう。