<写真は、2006年の豆本国際コンペで日本人初の賞を獲得した作品「籠込鳥」と赤井都さん(当時)>
豆本作家の第一人者である赤井都さんの作品『月夜のまひる』が、国際豆本コンペ「ミニチュアブックコンペティション2016」ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)《公式サイト》で受賞した。9年ぶり3度目の受賞である。
『月夜のまひる』の審査評=『月夜のまひる』は手すき和紙、活版、そしてデジタルプリントを組み込んでいて、三つに折り畳まれた多色グラデーション活版印刷のページを含む、詳細な挿絵も取り入れている。
32ページという長さでありながら、本がすらっとエレガントなのは、赤井の素材選択ときれいに整えられた構造の賜物だ。ここに、文章と絵が驚くべき方法で相互作用している。描画がページの縁に迫り、本ののどにまたがり、また文章の両脇に平行に落ちている。けれども単色による優美な線画で、よく考えられた配列は、バランス感覚とリズムをもたらす。ーー
赤井さんの作品には、内容的に純文学としての高度な文学性を保持しているのが特長だ。その才能は建築・都市計画専攻の在学中より「すばる文学賞」最終候補(1998)、実業之日本社「チャレンジ公募勝ち抜き1000字小説合戦」グランドチャンピオン、薄井ゆうじ特別賞受賞(1998)、月刊全国誌に書評連載(1999-2000)等ライター活動、「群像」「文藝」「オール讀物」等、純文学・エンタテイメント分野の小説公募予選通過歴多数を経て、いることでも証明されてきた。《参照:小さな本を作る日々》
その後、 2006年、ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)の国際ミニチュアブックコンクールで、独学で初めて作ったハードカバー豆本で日本人初のグランプリを受賞し、2007年連続受賞。独創性が高く評価された。
豆本という本の形態から内容まですべてを自分でつくる喜びに全力を挙げる姿勢は、多くのファンを獲得する要因でもあろう。
《参照:日本人アーチストが、国際豆本コンペで2年連続の特別優秀賞=米国オハイオ州》
《参照:日本の現代豆本が2006年豆本国際コンペで初受賞》
豆本作家の第一人者である赤井都さんの作品『月夜のまひる』が、国際豆本コンペ「ミニチュアブックコンペティション2016」ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)《公式サイト》で受賞した。9年ぶり3度目の受賞である。
『月夜のまひる』の審査評=『月夜のまひる』は手すき和紙、活版、そしてデジタルプリントを組み込んでいて、三つに折り畳まれた多色グラデーション活版印刷のページを含む、詳細な挿絵も取り入れている。
32ページという長さでありながら、本がすらっとエレガントなのは、赤井の素材選択ときれいに整えられた構造の賜物だ。ここに、文章と絵が驚くべき方法で相互作用している。描画がページの縁に迫り、本ののどにまたがり、また文章の両脇に平行に落ちている。けれども単色による優美な線画で、よく考えられた配列は、バランス感覚とリズムをもたらす。ーー
赤井さんの作品には、内容的に純文学としての高度な文学性を保持しているのが特長だ。その才能は建築・都市計画専攻の在学中より「すばる文学賞」最終候補(1998)、実業之日本社「チャレンジ公募勝ち抜き1000字小説合戦」グランドチャンピオン、薄井ゆうじ特別賞受賞(1998)、月刊全国誌に書評連載(1999-2000)等ライター活動、「群像」「文藝」「オール讀物」等、純文学・エンタテイメント分野の小説公募予選通過歴多数を経て、いることでも証明されてきた。《参照:小さな本を作る日々》
その後、 2006年、ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)の国際ミニチュアブックコンクールで、独学で初めて作ったハードカバー豆本で日本人初のグランプリを受賞し、2007年連続受賞。独創性が高く評価された。
豆本という本の形態から内容まですべてを自分でつくる喜びに全力を挙げる姿勢は、多くのファンを獲得する要因でもあろう。
《参照:日本人アーチストが、国際豆本コンペで2年連続の特別優秀賞=米国オハイオ州》
《参照:日本の現代豆本が2006年豆本国際コンペで初受賞》
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