直木賞作家・詩人の伊藤桂一氏が亡くなったことの報道が11月1日付け朝刊にあった。《参照:「伊藤桂一さん死去 兵士の目で見た戦場小説」》
  お別れの会は12月6日、午後2時から。大津市馬場の義仲寺でーーとある。本紙には、後藤喜一・編集委員による評伝が記されている。その見出しは、<戦争指導者の責任を問う><ノモンハン、インパール…>とし、作品「静かなノモンハン」の一部を引用し、戦況が悪化するのに、どこまでも攻撃命令を撤回しなかったために、多くの兵士の命が失われたことを指摘。以下、末尾を引用。
 『一連の作品に描かれた兵士たちの悲惨な運命と、無謀な作戦でそれを強いた無謀と無責任。「この構図は現在も変わっていない。日本がかわらないのは、あの戦争について真剣に考えなかったからです。いつまでもそれをおろそかにしていると、また同じことを繰り返すでしょう」と伊藤さんは話していた。
  遺された作品群は、先の大戦を検証する上で貴重な資料になるはずだ。』