IMG_20161104_0001_1<文芸評論家・勝又浩氏の「伊藤桂一さんを悼む」の記事。東京新聞11月4日付け夕刊>
 伊藤桂一先生の死去について、東京新聞11月4日付け夕刊に文芸評論家・勝又浩氏の「伊藤桂一さんを悼む」が掲載されました。見出しは「禁欲の万年歩兵だった」。
 そのなかで、「グループ桂」に関わるところを引用させていただきます。やや長いですが……。
『伊藤桂一さんが十月二十九日早朝、静かに息を引き取られたと、その夜おそく電話で教えていただいた。お歳ではあるから覚悟はしていたものの、やはり寂しい思いは消せない。伊藤さんの作品は残るけれど、それを保証した、あのお人柄にはもう触れることができないわけだ。
 お知らせくださったのは、同人雑誌「グループ桂」の佐田尚子さん。このところ伊藤さんのご容体が思わしくないとことから伊藤夫人とまめに連絡をとり、様子を聞いては、時に私の方にも情報を伝えてくださっていたのだが、これが最後の連絡ということになった。
 東京から神戸に移られてからも、伊藤さんは「グループ桂」に毎号巻頭詩を寄稿されていた。それが最近は奥様の手配による旧作からの選出だと聞いていた。われわれの文芸誌「季刊文科」でも、移られたのを機に「神戸だより」はいかがですかとお声を掛けたら喜んで下さったが、それも三回で中断となってしまった。ご自身の同人雑誌時代が長かったということもあって、こうしたマイナーな雑誌や書き手をいつも大切にして下さったが、それは最期まで変わらなかったのである。』以下略。

 素晴らしい追悼文の寄稿をされてくださった勝又浩氏には、同人一同感謝と畏敬の思いで、熟読。悲嘆のなかの慰みとさせていただくことでしょう。