IMG_20170215_0001_1<米国のシカゴ大学で刊行された研究書、ヘザー・ボウエン=ストライク、ノーマ・フィールド編「尊厳、正義、そして革命のためにー日本プロレタリア文学選集」("For DIGNITY, JUSTICE, and REVOLUTION")の序文の全訳(まつきたかこ訳)が掲載された雑誌「星灯」第4号>《参照:佐藤三郎ブログ=83年ぶり刊行、英文の日本プロレタリア文学選集
 本書には、米国シカゴ大学出版局で刊行された<ヘザー・ボウエン=ストライク、ノーマ・フィールド編「尊厳、正義、そして革命のためにー日本プロレタリア文学選集」("For DIGNITY, JUSTICE, and REVOLUTION")の序文を、まつきたかこ氏が翻訳した序文が、全文掲載されている。
 時代は1930年代の日本のプロレタリア文学の選集である。雑誌「民主文学」2017年2月号には、「アメリカ版『日本プロレタリア文学選集』を読む」(松本新)のなかでの解説がある。
  それによると、「しんぶん赤旗」2016年6月にノーマ・フィールドが本書によるエッセーを寄稿しているという。日本のプロレタリア文学が英語圏で発行されるのは、1933年以降であり、刊行までに13年を要したという。
 海外で出版されたという意義については、話題性がある。序文には、1925年より制定された治安維持法のもとで、その権力への抵抗、資本主義化における革命思想を表現した文学者に対する敬意がにじみ出ている。
 さらに現在、政府の共謀罪の国会審議において、かつての治安維持法の成立にあたって、議会で説明ができないまま、制定されたことなどと共通した手順をもっていることなどーー国家権力が国民を抑圧するということが、どういうことであるかを、具体的に認識する機会になることを望まざるを得ない。
  ここでは「星灯」本誌に掲載された資料を下記に転載する。
<ヘザー・ボウエン=ストライク、ノーマ・フィールド編「尊厳、正義、そして革命のためにー日本プロレタリア文学選集」("For DIGNITY, JUSTICE, and REVOLUTION")収録作一覧。
機仝朕妖なことは政治的なこと
1、小林多喜二「同志田口の感傷」(1930年『週刊朝日』四月春季特別号)。2、中本たか子「赤」(1929年『女人藝術』一月号)。3、若杉鳥子「母親」(1931年発表誌不詳)。4、青野季吉「正宗氏の批評に答え所懐を述ぶ」(1926年『中央公論』十一月号)。5、小林多喜二「年譜」(1931年改造社版現代日本文學全集第六十二編『プロレタリア文學集』)。
供]働と文学
6、葉山嘉樹「淫売婦」(1925年『文藝職線』第二巻七号)。7、林房雄「林檎」(1926年『文藝職線』二月号)。8、佐多稲子「祈疇」(1931年『中央公論』十月号)。9、青野季吉「自然成長と目的意識」(1926年『文藝戦線』九月号)。10、中本たか子「調査見學的?」1930年(『女人藝術』第三巻新春号)。
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11、小林多喜二「一九二八年三月十五日」(1928年『戦旗』十一、十二月号)。12、片岡鉄兵「通信工手」(1930年『戦旗』五月号)。13、藏原惟人「プロレタリヤ・レアリズムへの道」(1928年『戦旗』五月号)。14、平林たい子「プロレタリヤ作品の類型化について」(1930年『新潮』十一月号)。15、佐多稲子「本質の上にかけられた覆い」(1932年『都新聞』五月二十六日〜二十八日)。
検,海匹
16、鹿地亘「地獄」(1928年『プロレタリア藝術』一月号)。17、村山壽子「こほろぎの死」(1929年『少年戦旗』九月号)。18、村山箋可子「ゾウトネズミ」(1930年『子供之友』六月号)。19、中野重治「鐵の話」(1929年『戦旗』三月号)。20、槙本楠郎「童話に於ける『現實』『非現實』の問題」(1928年『プロレタリア見童文學の諸問題』)
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21、佐多稲子「ビラ撒き」(1929年『火の鳥』五月号)。22、小林多喜二「テガミ」(1931年『中央公論』八月号)
23、徳永直「ショール」(1931年『美術新聞』十二月二十五日)。24、李東珪「掲示板と壁小説」(1932年『チプチャン』原文朝鮮語)。25、細野孝二郎「百姓鑑」(1932年『プロレタリア文學』二月号)。26、黒島伝治「チチハルまで」(1932年『文學新聞』二月五日)。27、長野加代「工場の一日」(1932年『文學新聞』四月二十五日)。28、山田清三郎「報告文學の書き方」(1932年『文學新聞』四月二十五日)。29、小林多喜二「壁小説と『短い』短篇小説」(1931年『新興藝術研究(2)』)。30、小林多喜二「小説作法小説の作り方」(1931年『綜合プロレタリア藝術講座』第二巻)。31、徳永直「創作活動の成果」(1932年『文學新聞』九月二十五日)。
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32、松田解子「ある職線」(1932年『プロレタリア文學』四月作品増刊号)。33、張赫宙「餓鬼道」(1932年『改造』五月号)。34、黒島伝治「反戦文學論」(1929年『プロレタリア藝術教程』第一輯)。察|動機転向、そして社会主義リアリズム。35、村山知義「白夜」(1934年『中央公論』五月号)。36、宮本百合子「乳房」(1935年『中央公論』四月号)。37、川ロ浩「否定的リアリズムについてープロレタリア文學の一方向ー」(1934年『文學評論』四月号)。38、森山啓「プロレタリア・リアリズムと『社會主義的リアリズム』ー文學方法についての研究(一)ー」(1935年『文學評論』四月号)。39、金斗鎔「社會主義的リアリズムか×××リアリズムか」(1935年『文學評論』六月号)。40、宮本百合子「冬を越す蕾」(1934年『文藝』十二月号)。
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