IMG_20170401_0001_1_1<「文芸多摩通信」最新号。表紙絵は、多摩森林科学園の小菅盛平氏。日本民主主義文学会の町田支部では文芸誌「文芸多摩」を発行している。さらに冊子「文芸多摩通信」を発行し、民主文学会の全国研究集会や東京文学研究集会のレポートなどを行っている。エッセイや旅行記なども掲載、きめ細かい情報交流をしている。>
 文芸交流会が3月29日に町田公民館で行われました。五つの会の六名が出席。「みなせ」73号(みなせ文芸の会発行)を合評しました。
 構成員も性格も違う文芸同人会の交流なので作品感想も各会の文学的立場も引き合いにしながら討議しました。
 他会の同人誌掲載作品を読み自分たちの会なら掲載するかしないか、編集処理はどうするか等と討論しました。
 この中で同人会内部の認識から飛び出して広く他の会や外部の人たちの事を知ることができる場です。
 三年にわたり月例会を続けたので常連メンバーは胸を開いて話し合える仲になっています。
 文芸潮流や文学認識。そして作品評価の異なる団体からの集まりだからこそ深められる討論になりました。
 特に民主文学会の町田支部は大川口支部長が当初より出席され熱心に交流会を支えてくれています。大川口氏が病床の中で今回も2人の支部会員が出席し真剣に作品討議に参加してくれました。
 今回は持参した「文芸多摩通信」13号を配布してくれました。この中で佐久編集長が文芸交流会を紹介しています。
 「支部での合評とは一味違った感想や批評を聞くことができ今後の創作の参考になります」と紹介。さらに「全国でも珍しい交流です。地域で相互の文学の発展に寄与するものです」と評価してくれました。
 民主主義文学会という全国組織の一支部ながら進んで外部交流の場に参加する姿勢にとても感謝しています。大川口支部長が快癒し交流会に復帰する日が待ち遠しい限りです。
 交流会参加の文芸同人会はまだまだ少ない現状です。しかし会合は少人数だからこその論議も進みます。
 私の加入している「相模文芸クラブ」は30数名の会員なので合評会でも感想発言は原則一回だけです。
 問題点での論争などは行えません。徹底討論が可能な文芸交流会なら深く追求し反論をかわせます。
 それぞれの会での会合や同人誌発行など多忙な中でも文芸交流会へ参加してくる熱意に応えたいと思います。
 その一つとしてこうして全国に存在と内実をアピールしています。全国で交流会が発足する事を願っています。
 高齢化社会です。生きがいサークルとしての文芸の集いは地域で支持され増加することでしょう。交流会参加の各同人会が大いに発展することを願っています。
 4月会合は4月22日を予定しています。参加者の自費出版をめぐる議題と「多摩通信」の合評を予定しています。
■関連情報= 詩人回廊「外狩雅巳の庭」
北一郎「外狩雅巳『二十八歳の頃』の読み方」抄録
穂高健一ワールド・サイト「寄稿・あなたの作品」コーナー(9月1日付)
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 外狩A 外狩雅巳(とがり まさみ)=1942年、旧満州生まれ。仙台で中学卒業後、商店住み込み店員となる。その後、単身上京。工場労働者として労働運動に力を入れる。同人雑誌を中心に地域の市民文芸文化振興と小説執筆での作家活動を行う。
(著書参照:「この路地抜けられます」「十坪のるつぼ」)