IMG_20180126_0001_1<詩・小説・エッセイ・ドキュメントなど、自由な表現の場としての伝統をもつ文芸同人誌「砂」第136号。表紙絵・矢野俊彦。>
   文芸同人誌「砂」誌第136号を発行しました。まず、掲載作品を紹介します。
☆ミステリー小説=「隠蔽」(掘帽埀昔水。風力発電の翅の事故が、招いた脅迫事件。推理小説の連載。
☆エッセイ=「成城にて」林治子。
  前回は、同人誌「砂」が休刊するとの連絡をしたので、それを受けて、文芸趣味や歌舞伎観劇の思い出を述べていました。しかし、新しい運営メンバーによって、継続が決まったことがわかって、作者も執筆を続行。今回は、世田谷の成城に暮らしている話。大衆に知られた芸能人の家があるために、門前にいると、道案内で声をかけられたり、別の土地で近隣だった人が、偶然にも成城に転居して再開した話。茶室の贈与談義など面白い。
☆エッセイ=「再び、只野ますみの行ったり来たり(12)只野ますみ。
  只野さんは、銀座に「月夜の子猫」というシャンソニエ・ライブのオーナー。現在は知人に任せている。自身は、故郷の静岡県富士市に身を置く。今回はペットの体調不良に心痛め、その流れから、地球上での人類の生命軽視の動向を嘆く。小さな命から人類の粗暴さに話題を拡げる。《参照:ライブハウス「月夜の仔猫」》
☆詩=「息をはずませて」矢野俊彦
  若いときは穂高を踏破したこともあるのに。高齢になると、小さな里山の歩きも、息が切れる。詩を書くことが、無難であるが、足腰の衰えは防がねばならない。《参照:「国鉄詩人」》
☆詩=「達人」江素瑛
 台湾時代の大学同級生と偶然に会う。その友人にしてみれば、子どもはアメリカに行き、友人は日本に住む。台湾と日本の間を渡る蝶がいる。ひともまた、台湾海峡をわたって行き来する。その他の詩などはネット詩人回廊」に発表している。《参照:「詩人回廊」江素瑛の庭》
☆評論・レポート=「町工場スピリット・クロニクル」伊藤昭一。
  物書きだから机にしがみついている訳ではない。ここでは、大田区の町工場の年代記を経営者を直接訪ねて、話を聞いてます。町工場の社長さんが、地球規模での人類生活論を展開。
☆評論・レポート「「砂」の会と文芸同志会が、第1回文学フリマに参加して以来の裏話。伊藤昭一のライター人生が、何処から始まったと、文学フリマの初期化の実態を、参加者の視点から解説。ここにも、少し触れていますが、伊藤は53歳の時に、両親が病に倒れ、勤めを辞めて介護生活。親の年金なんてないにも等しく、仕方なく文筆生活に入った。次号は58歳からどのようにして、無名なのに、物書きで収入を得たかを書くつもり。
<参照:文芸同志会のひろば
 「砂」の会は1970年代に発足、市民生活者の自由な表現の場として、高度経済成長時代を通過して、次第に同人会員の高齢化が進み、運営委員の実務を担当する連絡係、会計係たちが病気になり、実質的な運営作業者が不在となった。
 昨年以来、とりあえず運営委員の矢野俊彦氏と山川豊太郎氏による実務継続で「砂」誌を発行してきたが、さらなる継続には、実務担当の負担が大きいと、いったん休刊宣言を行った。文芸同志会の代表の伊藤昭一は、同人として投稿するのみで、運営にはかかわっていなかった。
  しかし、少数とはいえ同人の投稿を続けている同人たちのために、とりあえず、実務の合理化をして継続してみようということになった。
 そこで、「砂」の活性化のために、文芸同志会がどのような協力ができるか、試していくことになった。
文芸同人「砂」の会員募集中=年会費1年12000円 。投稿原稿の掲載費用1ページ500円(約900字強か。発行=年3回。会への連絡は、当面、文芸同志会にて仲介します。コメント欄に連絡をいただければ、非公開で「砂」の会に連絡転送いあたします。(めえるの場合sela1305(あっと)yahoo.co.jpーの(あっと)を@にして、送付してください。)