第二十六回「文学フリマ東京」2018年5月6日(日)での文芸同志会のブースが「カー46」と決まりました。そこで販売する本のそれぞれのキャッチフレーズ案を決めました。
 まず、本命は「「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一・文芸同志会2018年3月発行)です。
IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円(送料別*ゆパック180円)。124頁・表紙:佐藤みーこ>
 −−キャッチフレーズは、菊池寛のモダニズム文学・宇野常寛のゼロ年代・東浩紀のポストモダン・仏作家・ウエルベック〜〜これらをまとめて文学の効用を説くーー。そうは言っても、主張は菊池寛の文学論「日本文学案内」という著書の引用。発行出版社が「日本モダン社」であるからモダン(近代社会)の文学論そのものであることが証明されています。なかに、文学が「人生案内」である。読むより書いた方が面白い「作家凡庸主義」。文学生活の「リーディングライフ」、文学の価値には芸術的価値と「内容的価値」があるーーなどが論じられています。
nogami<「野上弥生子の文学とその周辺」伊藤誠二編著A5判 並製本104頁。定価1050円(本体1000円+税)野上弥生子の想い出とその文学について語った随想集。伊藤昭一、浜賀知彦、野上燿三、伊藤誠二、岡田すみれこ、石塚秀雄、日野多香子、山下博>
 これは、故人となった浜賀さんがまだお元気なころ、「野上弥生子と宮本百合子」の題で、それぞれの作風と境遇を比較したもの。伊藤昭一は小説「海神丸」の事実部分と、想像力の部分を組み合わせた構造を示し、事実と小説・物語のちがいを示した。そのことから、イラク戦争におけるメディア報道がいかに奇妙であるかを強調したもの。軽井沢の野上弥生子記念館でも展示されているそうです。また、研究会での本書読書会も行われたそうです。キャッチフレーズは、「メディアは事実報道で真実を示しているか」です。
IMG_20180126_0001_1IMG_20180130_0001_1<雑誌「砂」136号では、伊藤昭一が、東京大田区の中小企業経営者の木村洋一トキワ精機(株)社長にインタビューし、大量消費、大量廃棄物問題への課題を執筆している。>ーーキャッチフレーズは、町工場伝説のなかの経営者・トキワ精機の木村社長ドキュメントーー。木村社長は、製造プロセス改革で、中国とのコスト競争に負けずに海外移転を避け、地元企業として、生き残った。経済新聞や雑誌、公的ネットサイトでは、その成果のみを発表している。それに対し、日本的な精神構造の継承に視点を当てた。このドキュメントが初めての試み。
0301011 003 伊藤昭一の詩作品筆名である北一郎が詩集「有情無情、東京風景」(土曜美術社出版販売)を刊行しました。収録作品は、≪「詩人回廊」北一郎の庭」≫に掲載したものも多く含まれています。
 インターネット詩人・北一郎詩集ともいえます。ここにあるのは、誰にでも使われる日常的ないわゆる「手垢のついた言葉」でしかありません。ただ、読んで、判らないということがないというのが特徴です。キャッチフレーズはーー詩を否定した詩によって、読めば詩が書きたくなる詩集ーーです。