IMG_20190814_0001_1IMG_20190814_0001_1_1IMG_20190814_0002_1_1<第32回中部ペンクラブ総会と中部ペンクラブ文学賞受賞と出版を祝う会の様子を伝える雑誌「中部ペン」第26号のグラビア頁>
  中部ペンクラブは6月23日に第32回総会を開催。そこで、第22回中部ペンクラブ文学賞の受賞作に大西真紀氏「ジャングルまんだら」が決まったことが発表された。
   受賞作の内容は、ゴンドワナ共和国10日間ツアー」に女性でメンバーを作って参加する。50代から60代の女性グループの熱帯ジャングルツアーとなり、ガイドからグループがはぐれてしまうハプニングで、サバイバルな野宿生活を強いられる。メンバーのそれぞれの家庭事情が少しずつ明らかにし、ベジタリアンを超えた強度の菜食主義の女性などのキャラクター、地元の野生猿ファビーを飼ったりする状況が描かれる。やがてこの国の軍隊に救助されて、一行のサバイバル体験は終わる。ジャングル生活などは想像力をもって細かく描かれている。文学の素材は圧倒的に、女性の方が多く握っている。女性の時代の反映でもあろう。
   雑誌「中部ぺん」には受賞作と選評が掲載されている。「同時に、文学講演会では、作家・澤田瞳子氏《参照:澤田瞳子さんの新田次郎文学賞授賞式》の「古代を描くということ」をテーマに話された。その内容も遠藤昭巳氏によって書き起こされて「中部ペン」第26号に掲載されている。
 中部ペンクラブは、作家個人とクラブ員が加わる文芸同人誌の集合したクラブという状況で、創作文学の表現者が、文学書をよく読むという性向から、文学書の読者集団という、重層した関係を築いている。
  その中部地区という地域性による存在感の強さから、10月19日(土)には、東京で開催の「第3回全国同人雑誌会議」の主催にも加わり、同人雑誌作家たちの認知度を高めることになっている。
IMG_20190814_0001_2<中部ペンクラブ作成より>概要=テーマ=「新たな創造エネルギーの発露へ文芸復興をめざして」。趣旨=全国の同人雑誌関係者が一堂に会し、衰退しつつある活字文化を、書いて創造する立場からもう一度文化に対する同人雑誌とその書き手の意味を洗い直し、積極的に書く創造行為に向けて、連帯とネットワークを強化し、文学と活字文化を復興の方向に話し合う。日時=2019年10月19日土曜日午後1時より。会場=池坊東京会館6Fホール御茶ノ水駅徒歩5分。(〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-3-12。TEL03-3291-9321)。主催=文芸思潮/中部ペンクラブ。事務局・文芸思潮〒158-0083東京都世田谷区奥沢7-15-13。TEL03-5706-7847/FAX03-5706-7848。後援=「日本交藝家協会」「中日新聞」「東京新聞」「三田文学」「季刊文科」。参加費=1万円(資料代、懇親会・パーティ飲食費含む/会議のみは5千円)。内容(1:00開会)=主催者挨拶・中部ペンクラブ会長三田村博史氏。基調スピーチ「いまなぜ同人雑誌会議か」。文芸思潮主宰・編集長五十嵐勉氏「活字文化の危機と同人雑誌の役割」。第1部講演とスピーチ=基調講演作家・三田誠広氏。演題「文学の理念と文芸ジャーナリズム」。スピーチ作家・中上紀氏「同人雑誌の輝きと切実」。同作家・飯田章氏。「『文藝首都』の時代とその作家たち」ーーなど。