IMG_1167<国会議員の呼びかけによる「東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故」映画上映会で、企画、構成、監修を担当し、刑事裁判の全期日に出頭した海渡雄一弁護士が、講演を行った(右)。左は、 武藤類子・福島原発告訴団長。9月4日、参議院議員会館にて。>
  東京電力福島第一原発事故における刑事責任をめぐって、勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の旧経営陣3人が、検察審査会の議決によって業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴され、検察官役の指定弁護士は3人に対して禁錮5年を求刑している。9月19日、その判決が東京地裁で言い渡される。
  この判決を目前に控え、この裁判によって問われているものは何なのか、あらためて考えるための集会が国会議員たちが呼びかけ「東電刑事裁判判決を控え映画を見て講演を聴く会」を9月4日、参議院議員会館で開催された。
IMG_1155IMG_1158<映画上映「東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故」と講演「東電刑事裁判判決を控えて」海渡雄一(弁護士)を呼びかけた福島みずほ議員(右端)と管直人議員)(左)、石川大我議員たちが「経営者たちは津波が来るのがわかっていたのに、経費を惜しんで対策を打たなかった」と東電福島原発事故の責任を問い、有罪判決と信じるとする>
  映画は次のサイトでもYoutubeでも見られる「福島原発告訴団」。「福島原発刑事訴訟支援団」。
IMG_1161【刑事裁判の全期日に出頭した海渡雄一弁護士が、その過程語る。9月4日、参議院議員会館にて。>
 【不起訴とした検察は、真剣に被害の状況を調査し、起訴をする努力をしていたことがわかった】
 海渡雄一弁護士は、事故当時の経営陣3人を、原発事故をめぐって検察審査会の議決によって業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されたことに触れ、「当初、検察は不起訴にしました。そこで、検察審議会で強制起訴となったのですが、その決定も、審査委員の評決はきわどいところでした。」と語る。「ところの不起訴とした検察の残した資料を調べると、かなり本気で起訴しようと、事故放射能拡散による被害の実態を追及していました。もしこれが不起訴になっていたら、この事故のために亡くなった方々の証拠が抹殺されていたかと、考えると、ぞっとします」と語る。 海渡弁護士は「東電刑事裁判判決を控えてー動かぬ証拠と弁護人の弁論に対する反論」としたレジュメを作成。事故の被害の象徴としての放射の飛散による双葉病院の大量死と、経営陣の弁護論理に対する反論を記している。
 また、 武藤類子・福島原発告訴団長は、法廷で、親は東電に殺されたという証言をした被害者の声を読み上げた。