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伊藤昭一ジャーナル★運営「文芸同志会」の郵便振替口座=00190−5-14856★「文芸同志会通信」&「詩人回廊」運営。  

文芸同志会のひろば

第30回文学フリ東京」中止で、会の即売本販売は継続中

IMG_1707_1IMG_1727<文芸同志会の出店販売本の昨年第29回「文学フリマ東京」での即売風景。フリマ東京では、当会の販売本は、どれかが売れております。メインは見本コーナーに出したものですが(毎回10冊前後の実売あり)、その他、伊藤昭一の詩作品名義の北一郎・詩集「有情無情、東京風景」(「土曜美術社販売」)や「砂」などが売れました。>
    文芸同志会が出店販売を予定していた2020/5/6(水)に開催を予定していた「第三十回文学フリマ東京」が、【中止】になりました。
IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円を送料込みで650円で販売します。「文芸同志会」>
   北一郎・詩集「有情無情、東京風景」(「土曜美術社販売」定価2000円)を文芸同志会では、特別価格600円(送料込み)で販売します。なかの散文詩は、直木賞作家の・故伊藤桂一氏に「小説のジャンルでも良い」と、言われ小説専門テキスト同人誌「グループ桂」に掲載した「詩小説」のものが多くあります。
   「文フリ東京」出店では、毎回特別価格を設定していましたが、郵送による販売でも、特価設定をしました。
   郵便振り込み用紙で、文芸同志会に送金するのに千円札でお釣りがくるようにしました。評論は「文学役立ち送れ」の記入でーー詩集の購入は「北一郎詩集送れ」で、送金。【念のためその後、このコメント欄に送り先住所と氏名を書いてお知らせください】当会には、「ゆうちょ銀行より、メールで入金連絡が来るのですが、振り込み用紙のイメージが出せない時があり、の住所氏名が、はっきりしない場合があるためです。(伊藤昭一代表)。
0301011 003<北一郎詩集「有情無情、東京風景」(土曜美術社出版販売)。収録作品は、「北一郎の庭」に、解説があります。>
  

第29回「文学フリマ東京」で文芸同人誌に取材物で訴求

IMG_1724_1_1IMG_1707_1IMG_1723<文芸同志会では、それなりに文学表現にこだわって評論と文学的出来事を取材物を掲載した文芸同人誌「砂」などを販売した。>
 第29回文学フリマ東京が11月24日、東京流通センターで開催された。文芸同志会も伝統的な文学世界のんかに、単独評論や同人誌に取材ドキュメントを取り入れ、街中ジャーナリムを中心に作品をそろえた。
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  恒例のことであるが、それよ同時に18年の時の流れが、出店運営者も高齢化で、多種多様な出店の賑わいになにやら、世代の移り変わりを感じた。
ちょっと離れた右座席のブースではガチャポンが人気を集めていた。正面を見れば。子供連れが電車の本を見ていた。左の通路を越えた隣では、北海道からきて、アイヌの研究書を売るなど、多彩であった。

第29回文学フリマ東京 11/24日 出店NO「ニー12」で販売

IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円を文フリ特価500円で販売>
  文芸同志会では11月24日(日) 開催の「第28回文学フリマ東京」(平和島・東京流通センター展示場)に出店。=会場ブースNO「ニー12」=今回の販売出版物を決めました。まず、モダン文学の原理を提示し、ポストモダン文学を追求した「「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一著)をメインに特別価格で販売。
  菊池寛の文学論をモダン小説の典型として紹介し、その後の文学芸術の動向を、世界のグローバル経済のなかで、位置づけています。意外に知られていないのは、菊池寛が若い頃は、自分が作家になれるとは思わず、西欧社会学の教師になろうとしていたことが、彼の「半自叙伝」に記しています。さらに、マルクスからヘーゲルまでよく読み、特にヘーゲルの弁証法理論を思想の基本にしていたことが、わかります。ひとことで文学をすることは、人間的大人になることだという、思想に沿っているのが、本書の引用でおおよそ理解できます。読者からは同人誌編集者や同人誌作家の立場で、同人仲間に理論的に文章論が語る教材になっている、とか文学は役に立たないという意識から脱却し勇気を得た、というような感想が寄せられている。文学を自分の人生に引き付けて、自分がそこにいるかを考て、理論武装したい人に向いています。
《参照:「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一)の目次と解説》<通常販売j「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円(送料別*ゆうパック180円)。124頁・表紙:佐藤みーこ。★郵便振替口座=00190−5-14856>
IMG_20190204_0001_1_1< 住民ファーストの組織へ! 市社会福祉協議会の女性会長が閉鎖的な男社会に斬り込む問題提起作品。 小野友貴枝・著「 社協を問う」(文芸社) 。改革に挑んだ女性会長の物語。定価 1,404円 (本体 1,300円)>
 さらに今回は、会員の新刊、小野友貴枝・著「社協を問う」(文芸社)を1,300円定価を、フリマ特価500円で販売します。
■ 小野友貴枝・著「社協を問う」新聞書評=順調な 「社協を問う」(文芸社)!ディジィ図書 にもなお、展示した部数のみ特価販売とします。
 「野上弥生子と宮本百合子」(草場書房)も出品します。品切れでなくなってしまったものですが、会員が2冊あるというので、それを出します。本書には、野上弥生子の子息、野上燿三の母の晩年をかたったものです。おそらく全集にも収録されていないはずです。そこには、伊藤昭一の事実の認識にかんする問題提起の評論があります。
 現在、フェイクニュースが跋扈していますが、すでにイラク戦争において、フセインが大量破壊兵器を保有しているというCIA情報を無批判に受け入れたメディア。米国の大統領アイゼンハウワー、戦争によって利得をえる軍需産業の政治的な係りを危険視しましたが、それが現実になりました。軍需産業の消すのは戦争です。どことどうような戦争をすれば、利益が出るか計算をしていることでしょう。こういう場合、大統領がだれであろと関係ありません。これを文芸評論としてどう表現するかを問題にしています。いまでも、トランンプは、情報をフェイクだと明言しています。メディはその証拠裏付けができていません。
nogami<「野上弥生子の文学とその周辺」伊藤誠二編著A5判 並製本104頁。定価1050円(本体1000円+税)野上弥生子の想い出とその文学について語った随想集。伊藤昭一、浜賀知彦、野上燿三、伊藤誠二、岡田すみれこ、石塚秀雄、日野多香子、山下博>
 これは、故人となった浜賀さんがまだお元気なころ、「野上弥生子と宮本百合子」の題で、それぞれの作風と境遇を比較したもの。伊藤昭一は小説「海神丸」の事実部分と、想像力の部分を組み合わせた構造を示し、事実と小説・物語のちがいを示した。そのことから、イラク戦争におけるメディア報道がいかに奇妙であるかを強調したもの。軽井沢の野上弥生子記念館でも展示販売されているそうですが、文学フリマで買えます。特価500円です。

大混雑の第28回文学フリマ東京に埋没せず

 IMG_0735IMG_0743IMG_0751<第28回文学フリマ東京のワンフロアーでの盛況と混雑のなかの文芸同志会。5月6日、東京流通センターにて>
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  第28回文学フリマ東京が東京流通センター(大田区)で5月6日(月・祝日)に開催され、文芸同志会も出店した。会場は第一展示場ですべてのブースがワンフロアーになった。参加件数が1,000件に増えたせいか、店開きの準備中から、なんとなく人数が多く、密集感があった。それが入場開始になると、さらに強まり、まさに大混雑という状況になった。
 我が文芸同志の隣は「文学と旅する少女」と「稀人舎」であった。
「文学と旅する少女」は、江戸川乱歩の紹介評論らしく、対象の知名度のデータベースの多さを鍵にしているようだ。そのため少女的より中年の男女の興味を引いていた。「稀人舎」は、川口晴美氏が顔を見せていた。ここは知名度と個人の活動ぶりへの興味を掻きたてる。
 文芸同志会は、もともと同人誌の仲間全体を前面に出すことはしないで、個人の作品にこだわって、展示するという法式なので、バカ売れはしないが、展示した本はまんべんなく少量ずつ売れた。時代は、個人がどのような立場で、何を考えているか、その表現を求めているのではないか。
 単に仲間だけで、そこに含まれる個人がわからないと関心を得られない傾向を感じた。

第28回文学フリマ東京 5/6日 ブースNO「カー4」で販売

IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円を文フリ特価500円で販売>
  文芸同志会では、5月6日(月) 開催の「第28回文学フリマ東京」(平和島・東京流通センター展示場)に出店。=会場ブースNO「カー4」=今回の販売出版物を決めました。まず、モダン文学の原理を提示し、ポストモダン文学を追求した「「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一著)をメインに特別価格で販売。
 読者からは同人誌編集者や同人誌作家の立場で、同人仲間に理論的に文章論が語る教材になっている、とか文学は役に立たないという意識から脱却し勇気を得た、というような感想が寄せられている。文学を理論武装したい人に向いている。
《参照:「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一)の目次と解説
IMG_20190204_0001_1_1< 住民ファーストの組織へ! 市社会福祉協議会の女性会長が閉鎖的な男社会に斬り込む問題提起作品。 小野友貴枝・著「 社協を問う」(文芸社) 。改革に挑んだ女性会長の物語。定価 1,404円 (本体 1,300円)>
 さらに今回は、会員の新刊、小野友貴枝・著「社協を問う」(文芸社)を1,300円定価を、フリマ特価500円で販売します。
■ 小野友貴枝・著「社協を問う」新聞書評=順調な 「社協を問う」(文芸社)!ディジィ図書 にもなお、展示した部数のみ特価販売とします。
 その他、、「野上弥生子と宮本百合子」(草場書房)も出品します。
 現在、フェイクニュースが跋扈していますが、すでにイラク戦争において、フセインが大量破壊兵器を保有しているというCIA情報を無批判に受け入れたメディア。米国の大統領アイゼンハウワー、戦争によって利得をえる軍需産業の政治的な係りを危険視しましたが、それが現実になりました。現在、ボーイングが、経営を悪化させています。その損失を消すのは戦争です。どことどうような戦争をすれば、利益が出るか計算をしていることでしょう。こういう場合、大統領がだれであろと関係ありません。これを文芸評論としてどう表現するかを問題にしています。
nogami<「野上弥生子の文学とその周辺」伊藤誠二編著A5判 並製本104頁。定価1050円(本体1000円+税)野上弥生子の想い出とその文学について語った随想集。伊藤昭一、浜賀知彦、野上燿三、伊藤誠二、岡田すみれこ、石塚秀雄、日野多香子、山下博>
 これは、故人となった浜賀さんがまだお元気なころ、「野上弥生子と宮本百合子」の題で、それぞれの作風と境遇を比較したもの。伊藤昭一は小説「海神丸」の事実部分と、想像力の部分を組み合わせた構造を示し、事実と小説・物語のちがいを示した。そのことから、イラク戦争におけるメディア報道がいかに奇妙であるかを強調したもの。軽井沢の野上弥生子記念館でも展示販売されているそうですが、文学フリマで買えます。特価500円です。

第27回文学フリマ東京2F会場のカオスと静寂を楽しむ

IMG_2594IMG_2592<出店の遠景で当会の赤いザックから見て左側が「日本ジュール・ヴェルヌ研究会」右側が「稀人舎」。立て混むんでいるようだが、周辺は静か。11月25日、東京流通センターにて>
 文芸同志会では、11月25日の第27回文学フリマ東京(東京流通センター)で2F会場出店した。イベントでは、喧騒と混雑が付きものだが、流石は文学作品のフリーマーケットだけあって、出店者もお客さんも、物静かに話し、買い求めていく。
IMG_2611IMG_2605< 販売ブースは2F正面の最前線で、ちょうど見本誌コーナーが、出店から見通せる位置であった。見本誌コーナーの外の窓には東京モノレールが往来する姿が見られる。これは気分の良い位置であった。>
 午前中は、伊藤が一人で店番をしていたが、午後から会員が一人店番交代をしてくれたので、助かった。この日は、天気予報で、暖かいと聞いていたものの、自分が本を入れたザックを手車に乗せて家を出た時は、もう真冬の風が頭越しに吹き付けてきていた。バスだと高齢者無料パスが使える。しかも、電車を使うより道筋が合理的で、歩かずに済む。足を悪くしている自分は、バスだけで平和島流通センターに行くルートを探し、3回乗り換えて1時間半で会場に着いた。
 路線バスの窓の外は、違った世界に見え大変に面白いし、無意識に「いつ見納めになるか分からないからな」と注意深く眺めてしまう。毎日が、新鮮に受け止められるこの頃である。
 出店関係者の入場時間になって、さっそく出店のノレンを作成する。お隣さんは右側が「日本ジュール・ヴェルヌ研究会」で、空想科学小説の元祖ともいうべきジュール・ヴェルヌの最新翻訳本を並べていた。ベルヌの最新翻訳本をシリーズで刊行していて、入場者が入ってくると、さっそく1冊千円のシリーズ版が、早々と売れ始めた。同研究会とは、以前にもお隣さんをしていた記憶がある。《参照: 「第二十二回文学フリマ東京」に出店、多様化する売れ筋
その時は、高橋さんとお話ををさせてもらったが、とにか希少性のあるものは、高くても売れるという実例を見せていただいた。
 また、左隣といっても、後ろの出店していたのが、詩の「稀人舎」であった。ここともやはり、かつてお隣さんであった。同人の川口晴美氏が東京新聞に「詩はいかが」のコラムを書くなど存在の拡大でファン層をつかんでいる。《参照:「稀人舎」ネットの詩活動と出店「文学フリマ東京」から
 そして、文芸同志会ブースは、メインは伊藤昭一「文学が人生に役立つ時」で、880円を文学フリマ特価として500円で販売した。また、文芸誌「砂」と提携しているために、136〜138号までを出品した。
 いわゆる同j人誌であるにも関わらず、それぞれ1〜2部づつ売れた。3種類あるので、見本誌コーナーに出しきれない。それなのに、店先でパラパラめくって買ってくれる人がいた。その要因は、創作や詩の他に、現存する経営者のインタビュー最新情報など、取材されたものがあるためであろう、と推測している。

「文学フリマ東京」 11/25(日) ブースNO「キー2」で販売

IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円を文フリ特価500円で販売>
  文芸同志会では、11/25(日) 開催の「第27回文学フリマ東京」(平和島・東京流通センター展示場)に出店。=2FブースNO「キー2」=今回の販売出版物を決めました。まず、モダン文学の原理を提示し、ポストモダン文学を追求した「「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一著)をメインに特別価格で販売。
100部をオンデマンド印刷で制作。すでに20部以上がフリマや口コミ、ネットで販売された。同人誌編集者や同人誌作家から、同人仲間に理論的に文章論が語る教材になっている、とか文学は役に立たないという意識から脱却し勇気を得た、というような感想が寄せられている。文学を理論武装したい人に向いている。
IMG_20180126_0001_1IMG_20180524_0002_1IMG_20181002_0001_1<文芸誌「砂」第136号〜138号まで。表紙イラスト・矢野俊彦>
  文芸誌「砂」は、かつては200人を超える同人がいたが、その前身の無名人の雑誌「雲」という同人誌の主宰者に仲人をお願いするなど、個人的に親しかったことから、後年に入会。その会報を発行担当をしていたが、物書きとして多忙になり、名ばかりの会員になっていた。それが、会員減少により休刊か廃刊の情況になっていた。それを知らされた伊藤が文芸同志会として発行継続に協力・提携することになったもの。
 そこで、ドキュメンタリーシリーズとして大田区・町工場スピリット・クロニクルをシリーズにした。各号とも500円を文フリ特価300円で販売。
 第136号では持続可能な社会のものづくり企業「トキワ精機」、第137号では、利他的資本主義の福祉製品製造企業「安久工機、第138号では女性経営者の現状にせまる「ダイヤ精機」と、詩人・秋山清「コスモス忌」近年の記憶」として、文壇バー「風紋」のマダムをしていた林聖子氏の談話が掲載されている。dousikaiサイン
 林聖子氏は、太宰治の短編小説「メーりークリスマス」の中に出てくる少女でシズエというのは、彼女の父親が画家の林倭衛(しずえ)であったことから発想したのかも知れない。
  太宰治たちが入水した時、その居酒屋にいた聖子氏も、行方不明になった太宰たちを夜の川ぞいを探したそうである。
 その他、、「野上弥生子と宮本百合子」(草場書房)も出品します。
nogami<「野上弥生子の文学とその周辺」伊藤誠二編著A5判 並製本104頁。定価1050円(本体1000円+税)野上弥生子の想い出とその文学について語った随想集。伊藤昭一、浜賀知彦、野上燿三、伊藤誠二、岡田すみれこ、石塚秀雄、日野多香子、山下博>
 これは、故人となった浜賀さんがまだお元気なころ、「野上弥生子と宮本百合子」の題で、それぞれの作風と境遇を比較したもの。伊藤昭一は小説「海神丸」の事実部分と、想像力の部分を組み合わせた構造を示し、事実と小説・物語のちがいを示した。そのことから、イラク戦争におけるメディア報道がいかに奇妙であるかを強調したもの。軽井沢の野上弥生子記念館でも展示販売されているそうですが、文学フリマで買えます。特価500円です。

「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一)の目次と解説

IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円(送料別*ゆうパック180円)。124頁・表紙:佐藤みーこ。、★郵便振替口座=00190−5-14856「文芸同志会」>
  モダニズムの文豪・菊池寛の文芸思想を集約した「日本文学案内」(モダン日本社・昭和13年1月発行)に掲載された「作家凡庸主義」という論を手掛かりに、現代文学のポストモダン志向を論じた「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」(伊藤昭一)を3月1日、刊行しました。
 内容目次は、下記の通り。
  第一章【菊池寛の作家凡用主義の意義】〜〜第二章【文芸同人誌の社会関係とポストモダン】〜〜第三章【世界の社会的現象と文学への反映】〜〜第四章【菊池寛によるモダニズム文学の文芸批評】ーーからなる。現在、販売中です。
  解説としてのカテゴリーは次の通り。
【菊池寛のテーマ小説の概要】/【文学的倫理と国家国民の狭間での「決断主義」】/【現代文学の旗手としてのウエルベック】/【地球人口の増加と文化の拡大】
  このなかで、菊池寛の文学論の現代文転換編集掲載したのものは次の通り。
 【作家凡庸主義】一部抜粋=(文芸とは選ばれたる少数の人のみが携わるべき仕事だろうか。凡庸に生まれついている人間は、ただそうした少数者の仕事を指をくわえて見物し、彼らの作品を有難く拝見していなければならないものだろうか。)
 【人生案内】一部抜粋=(社会文化が微細になり、多岐になってゆく。社会が分化(ディフェレンシエート)して、職業が分業的になり、部分的な狭い分野に限られてくると、ますます社会とか人生とかに対する人々の視野は狭められて、認識不足が出来てくる。また分化作用が激烈になって、会社を経営する才能はあるが、人生についての認識なり、理解が零の人間や、人間の心理の動きにはまるで無関心な男が殖えてくる。技術とか技能万能主義になってしまって、世はますます偏向者に満ち溢れる。)
 【小説「無名作家の日記」(一部抜粋)】=(東京にいる頃は、山野や桑田や杉野などに対する競争心から、俺でも十分な自信があるような顔をしていた。が、今すべての成心を去って、公平に自分自身を考えると、俺は創作家として、なんらの素質も持っていないように思われる。俺は、文学に志す青年が、ややもすれば犯しやすい天分の誤算を、やったのではあるまいかと、心配をしている。)
 その他、「日本文学案内」の〈序〉/【素直な心】/【文芸と人生】/【Reading of Life】/【小説家たらんとする青年に与う】(僕は先ず、「二十五歳未満の者、小説を書くべからず」という規則をこしらえたい。全く、十七、十八ないし二十歳で、小説を書いたって、しようがないと思う。)
 【小説と戯曲の区別】(参照:一部抜粋
/【戯曲の要件】/【文芸と人格】/【人間学としての文芸】(人生に就いて、生活に就いて確固たる意見を持っても、それが抽象的であったり、観念的であったりし勝ちである。そして人生哲学として相当な議論を吐いても、人間というものに就いて知らぬのではそれは空論に等しい。)/【文芸と自由】/【文芸と自然】/【作家と教養】/【内容的価値】/【日本の現代文學概観】など。
 申込みは「詩人回廊」のサイトの左下にある北一郎宛に。
 郵便振替は、★郵便振替口座=00190−5-14856「文芸同志会」に880円振り込みにより、郵送します。 

暇つぶし以上「文学が人生に役立つとき」(伊藤昭一)解説

IMG_1702<2018年第24回文学フリマ東京に出店した文芸同志会。会員が店番に参加。なかなjか、上手に売り込んでくれて、雑誌「砂」や伊藤昭一の「文学が人生に役立つとき」も、販売数が伸びた。5月6日>
 文芸同志会で発行の「文学が人生の役に立つとき」伊藤昭一(送料共880円)は、第26回文学フリマ東京において、販売された。店番をしてくれた会員の話によると、手に取って、ページをめくり、何か所かをじっと読む人は、買う人。ぱらぱらとめくって、手が止まらない人は買わない人ということが判ったそうである。
 文学が暇つぶしのツールとしての存在価値がある。では、ほかに何の役に立つののか。著者として、その読みどころの説明をしておきたいと思う。
 本書は、まず文学に関する原理論を菊池寛が著書「日本文学案内」(日本モダン社)で述べている。文学とは何であるのかについて、ここまで多角的に説明したものは知らない。
 日本文学に関する理論書として有名な柄谷行人「日本近代文学の起源」(岩波現代文庫)や伊藤整「小説の方法」(岩波文庫)がある。伊藤はこれらを読んでみたが、どうも自分の思っている読者層に合わない。専門家向け過ぎるのだ。
 伊藤は、文芸同志会通信などで、「文芸同人誌作品紹介」をしているが、こうした文芸同人誌には、生活日誌的なエッセイなどの書き手もいる。みんながプロの作家志望者とは限らない。ごく普通の生活人である人と、作家志望者が混在しているのだ。こうした文学愛好家向けに菊池寛は、文学の原理をやさしく解りやすく解説しているのだ。それは、日本近代文学の思想そのままでもある。
 しかし、その本はすでに絶版になっていて、「青空文庫」にも収録されていない。そこで、伊藤は現代人にも共通原理として通じる部分のみをピックアップ・引用紹介した。そして、その原理と現代社会の文学事情を結び付けたのが、本書である。
 菊池寛の文学言論は、次の提言よりなっている。伊藤がピックアップ引用したのは、その部分である。
 文学は人生案内である。文学には素直な心が必要。文芸と人生の関係。文学は凡庸な才能でも、自分ですることが一番楽しい。文芸と人格の関係。文芸と人間学の関係。文芸と道徳という倫理面での関係。
 さらに、文芸と自由。文芸と自然。作家と教養。文学の芸術的な価値と内容的価値のちがい。小説と戯曲の区別ーーなどを引用した。
 こうしたテーマで、答えを出しているのである。それに対し、現代におけるカラオケ文化と対応させたのが本書である。
IMG_20180305_0001_1<「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」伊藤昭一(文芸同志会発行)。定価700円(送料別*ゆうパック180円)。124頁・表紙:佐藤みーこ>
  このほど、モダニズムの文豪・菊池寛の文芸思想を集約した「日本文学案内」(モダン日本社)に掲載された「作家凡庸主義」という論を手掛かりに、現代文学のポストモダン志向を論じた「文学が人生に役立つときー菊池寛の作家凡庸主義と文芸カラオケ化の分析ー」(伊藤昭一)を3月1日、刊行しました。
  第一章【菊池寛の作家凡用主義の意義】/  第二章【文芸同人誌の社会関係とポストモダン】/  第三章【世界の社会的現象と文学への反映】/  第四章【菊池寛によるモダニズム文学の文芸批評】
  ーーからなっている。現在、販売中です。申込みは「詩人回廊」のサイトの左下にある北一郎宛に。
 郵便振替は、★郵便振替口座=00190−5-14856「文芸同志会」に880円振り込みにより、郵送します。 

「第二十六回文学フリマ東京」5/6出店風景とお隣さん

IMG_1702IMG_1703《2018年第24回文学フリマ東京に出店した文芸同志会》
文学作品のフリーマーケット。2018年5月6日(日)の「文学フリマ東京」に出店しました。当会の展示即売販売品の種類は《「文学フリマ東京」(第26回)販売本4点》で公開したもの。
 今回は、午前の店番は伊藤昭一代表のみなので、しばらくは会場まわりができなかった。そのかわり、両隣の出店グループ「本棚の陰」と「稀人舎」と少交流。後日、その面白いところを紹介します。売れ行きは、前回を上回った。文芸誌「砂」もそこそで手持ち在庫はなくなった。
  IMG_1704IMG_1705<「本棚の陰」ブース(左)と「稀人舎」ブース(右)>
今回は、かつて、両ひざのお皿の骨折で靭帯損傷した過去の傷が加齢で新段階てきな痛みを発症。重いものを持つのが、つらい。自宅と同じ大田区なので、とにかく手運びしたいと、コロコロ用具をつかって、会場に向かう。行ってみるとすでに、出店者の入場の行列ができていた。
IMG_1701IMG_1697IMG_1699<東京流通センター会場の出店参加者の行列。天井の庇に行列が写っていた。桜の樹の葉の色が輝いて美しいのがいいね。>
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