帰り際に大西正弘社長から1枚のワッペンを頂いた。「大西モータース友の会」のメンバー用のワッペンだ。
大西モータースで輸入車を購入した顧客さん達の会だったのだが、ドゥかティやBMW、モトグッチあたりとハーレーでは走るペースが違うし、派閥っぽいのも生じてしまったので、大西社長は「日本ハーレー会」を店内のハーレーユーザーを対象に発足させた。また大阪には「陸友会」というハーレーのクラブも存在していた。
関東では「東京ハーレー会」「東京トライアルクラブ」も有ったし、村山モータースには伝説の大日方康之介（おびなたこうのすけ）氏が、率いる「キング オブ ザ ハイウェイ クラブ」が有名だった。
大日方氏の愛車「オビナタスペシャル」は、その仕上げのセンスの良さから、数多くのポスターやCMにも用いられていた。
多くのハーレー会はメンバーの高齢化により殆んどが自然消滅してしまった。「大西モータース友の会」、「日本ハーレー会」も昨年で活動は終わったそうだ。以前に大西社長に、「どうして日本ハーレー会とネーミングしたのですか？」と尋ねたら、大西社長は「ちょこまかした名前は俺は嫌いや。あの頃の俺のハーレーへの思いは誰にも負けてへんから、日本ハーレー会と名付けたんや！」と、眼を輝かせて言っておられた。
このワッペンは大切に保管して時々、引っ張り出して眺めるネタにさせてもらおう。（真ん中と下の画像が大日方康之介さんと愛車のオビナタスペシャル）
