December 28, 2006

『飼育する男』

先日の積読本リストから、読み良いだろうと思ってひとまず大石圭の『飼育する男』を読んでみました。



感想↓


どう見てもエロ小説です。
本当にありがとうございました。




いちおー、ジャンルはホラーです。この作品。
角川ホラー文庫だし。


怖かったっちゃあ怖かったけど。

「人間の怖さ」を描くのが上手だね。
異常者をすっごい普通に描くし。



しかし今回は何よりもあとがきが思いっきり怖かったです。

以下あとがき。
人によっては不快と感じる描写が入るのでお気をつけて。



 僕の心には邪悪な生き物が棲みついている。
 そのことに気づいたのは、まだとても幼い頃だったと思う。
<中略>
 幼い僕は毎日のように、凶悪な犯罪者としてマスコミに報道される自分を想像した。そして、その想像に脅えた。
 いつか必ず、僕はやってしまう。いつか必ず、犯罪者になってしまう。そして必ず、生涯を牢獄で過ごすことになる。もしかしたら、死刑にされるかもしれない。
 そんなある日、僕はひとつのことを思いついた。それは、その生き物が考えたことを、鉛筆で紙に書いてみるということだった。
 それは効果的だった。紙に書き付けることによって、『実行に移したい』という欲望が僕の中から煙のように消えていったのだ。
 見ず知らずの人々を無差別に絞め殺すこと。混雑したプラットフォームから人を突き落とすこと。スーパーマーケットで食品に針を刺すこと。かつて思いを寄せた人の家に忍び込み、その人のベッドの下に身を潜めること。人間の肉を食べること。女の赤ん坊を誘拐し、自分好みの女性に育て上げること。命をなくした女性と交わること・・・・・・。
 自分の中の生き物が考えた邪悪なことを、僕は文章にし続けた。そうすることによって、何とかきょうまでは犯罪者にならずに生きて来られた。
<後略>



ホンモノだ...ホンモノだよ、この人...
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル

今まで書いてきたホラー小説の主人公たち全てがあんたの欲望の投影かよ。

(・∀・)マニアック


てゆーか、最初、あとがきじゃなくてなんかの作品かと思っちゃったし。
怖い怖い。


この人、今年で45歳。
よくここまで捕まらずに生きてこれました、と。
拍手(°∇°ノノ"☆(°∇°ノノ"☆(°∇°ノノ"☆




でもなぁ、最近、創作物に対する規制が強まろうとする流れがおっきいからなぁ。
表現を規制されちゃったらこの人、本当に犯罪に走っちゃうんではなかろうか。
ロリ系のエロマンガ描きにもそういう人いくらかいそうだし。
みかんRとか。町田ひらくとか。

表現物に対する規制は止めていただきたいものです。





ついでに。
大石圭の公式ウェブサイト 発見(*゚Д゚) ムホムホ
Submilinal O

作品の感想に戻ってしまうのですが、今回読んだ『飼育する男』よりやっぱり『湘南人肉医』の方が面白いです。
初めて読むんならこっちがオススメ。

headless_pasta at 00:04│Comments(2)TrackBack(0)clip!日常:鑑賞 

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この記事へのコメント

1. Posted by 佐伯   December 28, 2006 05:58
富野カントク(ガンダムの人)も同じようなこと言ってたよ!!

ちみっこがらみの犯罪を防ぎたいんならエロ漫画の規制とかマジでやめたがいいよね。むしろちみっこが読んでるようなセックス礼賛少女漫画とかをなんとかしろと。


とりあえず原稿終わったら姉飼読み直してみる。


誕生日プレゼントは年明けになりそうです。すまんこ。
2. Posted by みぎ   December 29, 2006 01:03
だね。小学生女子の読んでる少女漫画はひどすぎるね。成人男性向けエロマンガ並み。

姉飼みたいな、湘南人肉医みたいな、まぁ直球にオレ好みっぽい作品を描いてくれる日を楽しみにしてますお。

売れる路線は(´・д・`) ヤダ
とか勝手なことを言ってみる。

楽しみにしてるー。
気にせずに今は原稿に励んでくださいな。

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