MDR-Z1000です。定価は59000円(税別)現在の最安は34800円で私は大体4万くらいで買いました。随分安くなったなぁ。
特徴等
・スタジオモニター機でCD900ST等のような赤いシールが張られている。
・ケーブルは脱着式で1.2mと3mmのコードが付属する。このケーブル自体が7N OFCリッツ線と、かなり良い物を使用。試しにPRO750に付けてみたら音がかなり良くなった。
・音漏れは少なめ、電車等でも少し気をつけて使用をすれば問題無いと感じる。
・装着感はなかなか良い、長時間付けていてもそこまで疲れない。やはり耳を覆ってくれるヘッドホンは良い。
・歩いていると少しギシギシアームが鳴る、仕様なのか私の固体だけなのか。
音質評価 □□□□□
・音質は大変良い。□□□□□では足りないくらい。
・音の傾向はフラット、あまり癖の無い音でどんな音楽でも鳴らせる音。
・エージングでかなり変わる機種。音を出し始めてから100時間程度だと高音域が篭った音がしてしまう。
・解像度はかなり高い、こんな音鳴っていたのか、という発見を久しぶりに出来たほど。 
・高音域は綺麗に出る、価格以上の価値と感じる。ただしモニター的な音であり、あまりキラキラした高音域では無い。
・中音域は特に凹む事も無く鳴る。ボーカルの声は多少近め。
・低音域は大変硬い音を鳴らす。そのためテクニカルデスメタル等の高速ドラムでもしっかりと音数に追いつける。 
・分解能は高い、全音域がしっかり固まる事無く聴ける。
・音場は普通から多少狭め。
・全体的にあまり味付けの無い音、しかしCD900STよりも普通に音楽鑑賞用としても使いやすい音に感じる。 
・合うジャンルはクラシックやロック、メタル系など殆どのジャンルで問題無く鳴らせると感じる。主に優等生な音。
・合わないジャンルは強いて言うならダンス系ミュージックやR&B等低音を強調させたほうが良さそうな音楽だろうか。
音の量のバランス
高音域□□□□□
中音域□□□□□
低音域□□□□■
オススメ度□□□□□
・これはかなりオススメです。現在の34800は安すぎると思います。定価の59000円でもコストパフォーマンスは悪くないかと。
・ベタ褒めしすぎた気がしなくも無いですが、本当に良い機種だと思います。視聴レベルの話ですが edition8等と比較視聴をしても私はこちらのほうが好きだったほどです。T5Pとの比較視聴ではT5Pのほうが好きでしたが、価格差が半分以下であるというほどの差は全く感じませんでした。
・全体的に派手な音では無いため、私は良さがわかるまで、かなり時間がかかりました。実は最初は嫌いだと思っていたのに十数回目の視聴でやっと良い思えた機種だったり・・・