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Brainwavz B200のレビューです。こちらは以前レビューしたB150の上位機種にあたる2BAイヤホンです。現在直販サイトにて179ドルにて販売されています。 
販売サイトは
こちら In-Canal Earbuds Rankingこちら

特徴等
・2BAを積んでいるがシングルBAであるB150と見た目はほぼ変わらない
・B150と筐体が同じなため、装着感は非常に良好。ただやはりB150と同様に筐体は安っぽさはある
・音漏れや遮音性は一般的なカナルより比較的良好。BAイヤホンということもあり音抜け穴がどこにも無いため、相当な音量で聴かない限り音漏れ、遮音性で不満を持つことは無いだろう。
 
音質評価 □□□□
・音はなかなか良いのだが、そこまで特徴が無くデュアルBA構成のイヤホンによくある音なので価格を考えるとアドバンテージはあまり無いように感じる。
・音の大まかな印象は「デュアルBAによくある、高音域が少し目立つ軽いドンシャリな音造り。高音域のキラキラとしたアクセントが心地よく、どんな音源も良い意味で少し派手めな音で楽しく聴ける。ATH-CK10をもう少し高音域を落ち着かせるとB200の音に近くなるかなといった印象」
・音としては高音域のキラキラ、シャリシャリとした音が目立つ楽しく聴けるタイプ。
・音のバランスは高音域寄りの軽めのドンシャリ
・高音域はとても明るく明瞭で、良くも悪くも少し派手な音が出る。ドラムのシンバル音のようなキラキラ、シャリシャリとした音の主張が強く明るく楽しい音が聴ける。音の伸びも良いため刺さる音の痛さも私はあまり感じないが、それでもシンバル音の主張は強めなため聴き疲れはある程度する印象がある。
・中音域は少し凹む、分離は悪くないのでボーカルが埋もれてしまうような事はないが、低音域が多い場面になるとボーカルは2歩ほど後ろに下がって歌っているように聞こえる印象がある。ボーカル帯域の音質としては少し上ずった音で中低音域の余韻等はあまりうまく再現されていない印象がある。良くも悪くもサッパリとしたボーカル帯域。
・低音域はしっかりと締まった音を鳴らし、量感も問題は無いのだが、重低音域の再現度が低く感じられるため音自体は少し軽く感じる。バスドラムのキック音等が量的には十分な音で鳴っていてるのだが、どうも音の重みが伝わってこない印象で少し上ずって聞こえてしまう。
・相性の良い音源はポップス、明るめのアニソン等。キラキラとした高音域のアクセントが生きるような、少し明るめな音調の音源と相性が良い印象がある。
・相性の悪い音源は、デスメタル、ジャズ音源等。基本的に高音域の印象が強い機種で、低音域が軽めに感じられる事から重低音の量感、低音域の重みを求めるような音源とはあまり相性が良くない。
音のバランス
高音域□□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□■

オススメ度□□□■
・音としては別に悪くはないし200ドル以下という価格であれば悪いものではないのだが、逆に言えば「この機種ならでは」の良いところもあまり見つけにくいというのが本音。
・個人的には同社であればシングルBAのB150のほうがお勧め。こちらのほうがシングルBAでありながら低音域の重みも感じられ、その機種ならではの良さのある製品に感じられた。
・装着感は良く、高音域のアクセントが際立つ明るい音で、ノリは良い音であるのでそういう機種を求めていた人にお勧めしたい機種。