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Loxjie D10という現在16,199円で販売されているDACのレビューです。大分前から手元にあったのですが色々忙しかったので大分後回しになってしまいました。同社の真空管ヘッドホンアンプのLOXJIE P20はなかなか印象が良かったので今回も期待値は高めで届くのを待っていました。

販売サイトはこちら LOXJIE P20のレビューはこちら
最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。
良い点
・DACチップにESSのES9038Q2Mを採用
・三角形で卓上使用にとても便利、液晶モニターの下とかにピッタリ
・USB入力だけでなく同軸、光入力があり値段と大きさの割に入力は豊富
・RCA出力の音は薄めの音ではあるが高解像度で中々好印象
・ヘッドホンアンプはUSBバスパワーとは思えないくらい駆動力があり、かなり好印象
・ヘッドホン出力時はRCA出力
悪い点

・RCA出力でも内臓デジタルボリュームが効いてしまうので嫌な人は嫌な仕様かも(ボリュームの無いパワードスピーカーとかに使うにはむしろ便利な機能だが)
・三角形の形が独特で環境によっては使いにくい形かも

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1、三角形の筐体は卓上で結構便利
三角形のDACって正直「意味あるの?」と思う人が多いのではないかと思いますが、これが使ってみると意外に便利で、写真のように液晶モニターの下とかのちょつとした隙間にスッポリハマってくれます。卓上でスピーカーやヘッドホンを鳴らしたい人にはこのデザインは結構重宝する意外な盲点なデザインでは無いかなと思います。実際に使ってみて「あーーなるほど」と自然に声に出してしまうほど、このデザインは結構便利に思いました。ただ難点としてはヘッドホン出力は背面にあるためヘッドホン端子をメインとして使う場合はちょっと見た目がスマートではなくなりますね。
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2、ヘッドホン出力の音は予想以上に良い、駆動力もUSBバスパワーとは思えないくらいある
ヘッドホン出力の音は予想以上、というか「予想外」に良いです。ヘッドホン端子も背面にあるし正直オマケ程度の機能だろうと思っていたのですが、平面駆動のHIFIMAN ANANDAを繋いでもしっかりと力感のある低音を出してくれ駆動力は充分ですし、とても高解像度でハッキリ、スッキリとした音を鳴らします。中低域に膨らみを持たせたりせず、全体的にカッチリと締まった音を鳴らしてくれる傾向なので面白みの無い音と評価する人も居そうですが、個人的にはこういうスッキリ、ハッキリとした解像感の高い音はかなり好み。もっと味のある音が欲しければ同社のLoxjie P20で真空管の味を追加してあげれば良いですし、卓上に置いても邪魔にならない低価格DACとしてかなり面白い選択肢になるように思います。
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3、RCA出力は内臓デジタルボリュームが効くのが好みが分かれそうだが音は悪くない。
RCA出力はヘッドホン出力同様にハッキリとした解像感の高い音で、締まった音を出してくれてなかなか好印象です。内臓のヘッドホンアンプもかなり好印象でしたが、流石に写真のようにEPA-007を繋いで聴くと大分グレードアップした音になった印象があります。音はハッキリとしているのですが内臓アンプよりも音の繋がりが自然で聴きやすい音になっています。ただ1点だけ気になる点として、このDACはRCA出力でも内臓のデジタルボリュームを通してしまうようでヘッドホンアンプとして使うときのボリュームボタンで音量調節が可能となっています。ボリュームの無いパワードスピーカーとかも直接使えるので環境によっては良い機能なのですが、ここは固定と可変は選べるようにしてほしかったなという思いはあります。(説明書見た感じ出来なそうだったけど、もしかしたら私の確認ミスかもしれません)
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4、卓上でスマートに使うのに非常に良い選択肢となるDAC
単純に同じ値段でもっと音質のみを追求すれば他にも選択肢はあると思いますが、卓上で使うDAC兼ヘッドホンアンプとしてはかなりレベルの高い製品と言えると思います。特に内臓ヘッドホンアンプの音と駆動力の高さには驚かされました。勿論据え置きの高級機とか専用機ほどの駆動力があるとは言いませんが、USBバスパワーで、かつ1万ちょっとのDACの内臓ヘッドホンアンプでこれだけの音が出せるなら文句のつけようが無いと言える素晴らしい実力であると思います。
卓上でスマートに使えるDACが欲しい人、小型で安く音質になるべく妥協しないDACが欲しい人におススメしたい実力派のDACです。