メタラーのヘッドホンブログ

ヘッドホンやイヤホン集めが趣味のメタラーのブログです。

ヘッドホンアンプレビュー

HIFIMAN JADE Ⅱのレビュー

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 HIFIMAN JADE Ⅱという現在267,300円にて販売されている据え置き静電式ヘッドホンのレビューです。静電式というとSTAXが有名ですが、何気にHIFIMANも結構前から作っているようで、今回のJADE ⅡもⅡというだけあってⅠも存在しますし、同社のShangri-Laという600万円のフラグシップシステムも静電式となっています。

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最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。

良い点
・約27万円と高級なヘッドホンシステムだが、アンプ+ヘッドホンでこの値段なら安いと思えるほどの説得力のある音を鳴らす。
・端子はSTAXと同じでSTAXのアンプに繋げても鳴らせるとのこと(私はまだ試せてないが)まだ日本ではヘッドホンの単体販売はしていないが、海外では1000ドルちょいで単体販売もあるため、STAXのアンプを所持している人なら安く済む。
・ヘッドホン部は325gと軽く長時間の使用も問題ない
・音が抜群に良い。冗談みたいに良い。物凄く綺麗で透き通った高音域が病みつきになる。
悪い点

・正直あまり無いのだが、敢えて上げるなら据え置きなため家でしか使えないことや、価格が高価であることくらい。
・厳密に言うと低音域の質感は同価格帯のヘッドホンと比較したら軽めかな。個人的には全く気にならないが
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1、音質は文句なしに素晴らしい。冗談みたいに良い音。27万円と言う価格でも破格と断言できる。
音質は文句なしに素晴らしいです。正直このヘッドホンを最初試聴させてもらったとき「良い音だけど、どーせ50万円近くするんでしょ」と思っていたくらいだったので、27万円という価格を聞いて値段聞き間違えたのかと思ったくらいです。
音質の傾向は少し高音域の主張が強めのハッキリ、クッキリサウンド。STAXを聴いていても思うことなのですが、静電式ヘッドホンの高音域の煌びやかさは素晴らしいです。特にこのJADEⅡは物凄く見通しが良く透き通った高音域を鳴らしており、音の主張としては強めでありながら全く嫌味の無い聞き惚れてしまうような音を鳴らしてくれます。無理やり難点を探すとすると、低音域は静電式の弱点と言われており、このヘッドホンも同様に少し軽めの音を鳴らしています。ですが、個人的にデスメタル音源などを聴いても全く量感、質感ともに気になる印象は無いですし「敢えて挙げるなら」レベルの欠点であり、静電式ヘッドホンとしてはかなり健闘していると言えます。
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2、ヘッドホン部は325gと軽く付け心地が良い。長時間の使用も全く苦にならない。
ヘッドホン部は非常に軽く付け心地が良いです。少し側圧は強めなためそこが気になる人はいるかもしれませんが、個人的には問題無し。同社のANADAも装着感は良かったですが、それより更に軽い325gと軽量なため「こんな軽いヘッドホンからよくこんな音が出るな」と感心するほどです。これだけ軽く付け心地が良いと、音楽だけではなくゲーム中の音を高音質で聴いたり、映画などを聴くときに使ったり、Youtubeなどで適当な動画を見るときなど、用途を選ばずどんなときもヒョイっと頭に乗せるだけで高音質が体験できるので使い勝手はかなり良いと思います。しかも手軽でありながら冗談みたいな高音質が手に入りますからね、、、w

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3、アンプ部の造りはなかなか良く、音も良好であると思われる。
付属するアンプは端子もしっかりとしたものを使用しており質は良さそうです。手持ちのSTAX SR-303 Classicをこのアンプで鳴らしてあげたところ、SRM-006tsで鳴らしたときよりハッキリ、クッキリとした見通しの良い音となっており、この元気な音の傾向はアンプの性格による部分もありそうです。(SRM-006tsは真空管アンプなので、本来比べるのはナンセンスですが。)本当なら比較としてJADEⅡをSRM-006tsに繋いだ状態の音も書くべきなんでしょうがJADEⅡは本当に気に入っているので、もし壊れたりしたら嫌なため今回はスルーさせてください(苦笑)
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4、約27万円という価格を「安い」と断言できる素晴らしい名機。
27万円と決して安くはない製品ですが、アンプも込みでこの音が27万で手に入るなら安いと断言できる魅力が詰まった機種です。正直最初27万円と聞いたときはアンプ無しでヘッドホン部だけの価格かと思いましたからw 
かなり絶賛しましたが、敢えて難点を挙げるとしたら音質の項目でも書いたように低音は少し軽めの質感であることと、あとは全体的に元気な音で鳴らす傾向なためそこの好みは分かれるかなーというところですね。高級ヘッドホンでなるべく良い音を求めている人には是非お勧めしたい製品です。この音で27万は本当に破格と自信を持って言えます。

Loxjie D10のレビュー

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Loxjie D10という現在16,199円で販売されているDACのレビューです。大分前から手元にあったのですが色々忙しかったので大分後回しになってしまいました。同社の真空管ヘッドホンアンプのLOXJIE P20はなかなか印象が良かったので今回も期待値は高めで届くのを待っていました。

販売サイトはこちら LOXJIE P20のレビューはこちら
最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。
良い点
・DACチップにESSのES9038Q2Mを採用
・三角形で卓上使用にとても便利、液晶モニターの下とかにピッタリ
・USB入力だけでなく同軸、光入力があり値段と大きさの割に入力は豊富
・RCA出力の音は薄めの音ではあるが高解像度で中々好印象
・ヘッドホンアンプはUSBバスパワーとは思えないくらい駆動力があり、かなり好印象
・ヘッドホン出力時はRCA出力
悪い点

・RCA出力でも内臓デジタルボリュームが効いてしまうので嫌な人は嫌な仕様かも(ボリュームの無いパワードスピーカーとかに使うにはむしろ便利な機能だが)
・三角形の形が独特で環境によっては使いにくい形かも

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1、三角形の筐体は卓上で結構便利
三角形のDACって正直「意味あるの?」と思う人が多いのではないかと思いますが、これが使ってみると意外に便利で、写真のように液晶モニターの下とかのちょつとした隙間にスッポリハマってくれます。卓上でスピーカーやヘッドホンを鳴らしたい人にはこのデザインは結構重宝する意外な盲点なデザインでは無いかなと思います。実際に使ってみて「あーーなるほど」と自然に声に出してしまうほど、このデザインは結構便利に思いました。ただ難点としてはヘッドホン出力は背面にあるためヘッドホン端子をメインとして使う場合はちょっと見た目がスマートではなくなりますね。
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2、ヘッドホン出力の音は予想以上に良い、駆動力もUSBバスパワーとは思えないくらいある
ヘッドホン出力の音は予想以上、というか「予想外」に良いです。ヘッドホン端子も背面にあるし正直オマケ程度の機能だろうと思っていたのですが、平面駆動のHIFIMAN ANANDAを繋いでもしっかりと力感のある低音を出してくれ駆動力は充分ですし、とても高解像度でハッキリ、スッキリとした音を鳴らします。中低域に膨らみを持たせたりせず、全体的にカッチリと締まった音を鳴らしてくれる傾向なので面白みの無い音と評価する人も居そうですが、個人的にはこういうスッキリ、ハッキリとした解像感の高い音はかなり好み。もっと味のある音が欲しければ同社のLoxjie P20で真空管の味を追加してあげれば良いですし、卓上に置いても邪魔にならない低価格DACとしてかなり面白い選択肢になるように思います。
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3、RCA出力は内臓デジタルボリュームが効くのが好みが分かれそうだが音は悪くない。
RCA出力はヘッドホン出力同様にハッキリとした解像感の高い音で、締まった音を出してくれてなかなか好印象です。内臓のヘッドホンアンプもかなり好印象でしたが、流石に写真のようにEPA-007を繋いで聴くと大分グレードアップした音になった印象があります。音はハッキリとしているのですが内臓アンプよりも音の繋がりが自然で聴きやすい音になっています。ただ1点だけ気になる点として、このDACはRCA出力でも内臓のデジタルボリュームを通してしまうようでヘッドホンアンプとして使うときのボリュームボタンで音量調節が可能となっています。ボリュームの無いパワードスピーカーとかも直接使えるので環境によっては良い機能なのですが、ここは固定と可変は選べるようにしてほしかったなという思いはあります。(説明書見た感じ出来なそうだったけど、もしかしたら私の確認ミスかもしれません)
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4、卓上でスマートに使うのに非常に良い選択肢となるDAC
単純に同じ値段でもっと音質のみを追求すれば他にも選択肢はあると思いますが、卓上で使うDAC兼ヘッドホンアンプとしてはかなりレベルの高い製品と言えると思います。特に内臓ヘッドホンアンプの音と駆動力の高さには驚かされました。勿論据え置きの高級機とか専用機ほどの駆動力があるとは言いませんが、USBバスパワーで、かつ1万ちょっとのDACの内臓ヘッドホンアンプでこれだけの音が出せるなら文句のつけようが無いと言える素晴らしい実力であると思います。
卓上でスマートに使えるDACが欲しい人、小型で安く音質になるべく妥協しないDACが欲しい人におススメしたい実力派のDACです。

LOXJIE P20のレビュー

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LOXJIE P20という現在10,799円で販売されている、真空管搭載ヘッドホンアンプのレビューです。LOXJIEという名前になっていますが以前レビューしたSabaj PHA3と同じメーカーとのこです、ブランド名変えたのかな?約1万円という価格でありながら、4pin XLRヘッドホン出力、RCAとXLR入力があり、それらをきちんと電子スイッチで切り替え可能と、非常に多機能な製品となっています。
販売サイトはこちら  Sabaj PHA3のレビューはこちら

良い点
・10,799円という低価格でありながら、入力切替、出力切替を電子スイッチにて切替可能、音量の液晶表示等、非常に多機能でかなり凝った製品である。
・フルバランス構成
・音は価格からは考えられないほど優秀。非常に高解像度な抜けの見通しの良い音で、真空管アンプにありがちなゆったりした音とは違うが、間違いなくこの価格帯でトップクラスに優秀な実力であると断言できる。
・駆動力が高くHIFIMAN ANANDAでも不満無く聴ける。
・・ボリュームにJRCのNJW1195という電子ボリュームを採用しており、真空管アンプにありがちなギャングエラーやガリノイズなどが皆無で使いやすい
・真空管はソケット式で交換可能となっており、標準では6N3の北京印菅が付いている。
悪い点

・真空管は下部から紫LEDで照らされているため、真空管本来の淡い光の情緒は楽しめない

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1、音質は非常に優秀。非常に解像度が高く、スッキリとした伸びやかな音を鳴らす。
音質はかなり良いです。Sabaj PHA3も価格の割にはかなり健闘している製品だと思っていますが、このLOXJIE P20は価格差はそこまで大きくないのに「格が違う」と言えるくらいに質の高い音を鳴らしてくれます。
音質傾向は非常にスッキリと伸びやかな高解像度な音であり、真空管アンプでイメージされやすい「ゆったりした音」「厚みのある音」みたいなものを想像して買うと方向の違いに戸惑うかもしれませんが、非常に質が高い癖の少ない高解像度な音に、真空管の味である音の伸びやかさ、少しの響き感がアクセントとして絶妙に加わり、文句なしに素晴らしいと言えるクオリティの音を奏でてくれます。この音のヘッドホンアンプが1万円程度で買えるっていうんだから良い時代になりましたね。しかも真空管を変えられるので、真空管の交換で更に音質向上も狙えますしね。でも正直、初期状態の北京印菅の時点で文句なしに良い音を鳴らしてくれますので、無理して変えることは無いと思います。
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2、駆動力が高く、高級ヘッドホンの駆動にも不足を感じない。
このアンプは音質面でまず驚かされましたが、いくつかのヘッドホンを試してみて駆動力の高さにも驚かされました。正直1万円近辺のヘッドホンアンプは音質的にも、駆動力的にも10万円を超える高級ヘッドホンを試す気にならない製品が多いのですが、LOXJIE P20はHD820、HIFIMAN ANANDA等のヘッドホンを鳴らしても、解像度や駆動力で不満に思うところがなく、出音があまりに普通に好印象な音が出ているので何だか少し納得いかない気分です(笑)
少し意地悪をして色々と鳴らしにくいヘッドホンを繋いでみたところ、Final D8000やHIFIMAN ANANDAは非常に高解像度な音で音のレンジも問題なく〇、HIFIMAN HE-500やLCD-3は低音が不足して軽い音になり△という結果でした。平面駆動のものでも比較的鳴らしやすい製品であれば問題なく駆動出来るようです。
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3、入出力の電子スイッチでの切替や電子ボリューム、液晶での音量表示などかなり凝った造りが為されている。
「約1万円で買える、フルバランス構成の真空管ヘッドホンアンプ」というだけでも、かなりお買い得感がある売り文句になるのですが、このLOXJIE P20はしっかりと細部までよく造られており、入力、出力をボリュームをクリックすることで変更ができたり、ボリュームが電子ボリュームになっており音量もちゃんと画面表示されたりと、かなり凝った造りのアンプになっています。正直この価格でこんなに凝らなくても良かったんじゃないか?と思えるほどのクオリティで、触れば触るほど関心してしまいますw 「真空管アンプなのに電子制御が多くて味気ない」と思われる方も居るかもしれませんが、電子ボリュームのおかげでギャングエラーやガリノイズは無縁で、音量の調節幅も細かく、音質も非常にクオリティが高く「真空管アンプ」という枠に囚われず「低価格でなるべく優秀なヘッドホンアンプを作ろうと思った結果こうなった」物だと思って検討して頂けたらと思います。
1点だけ難点は、真空管の下部が紫LEDで光っており、真空管本来の味のある色合いが楽しめないことですね。LEDで真空管を光らせる製品は中華系の真空管アンプに多いのですが、個人的にはここは非常に勿体ないと思います。
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4、文句なしにオススメ出来る非常にクオリティの高いアンプ
結構、お世辞抜きに一聴して驚いたくらいに、クオリティの高い音を鳴らしてくれるアンプです。非常に解像度の高いスッキリとした音で、駆動力も高く、細かい造りも非常に凝っていると、聴けば聴くほど、触れば触るほど「よーこんなアンプ1万で売るな」と感心してしまいますw
音的には結構現代的な癖の少ない高解像度系の音なので、真空管アンプにありがちな、ゆったりとした余韻を強調した音の物を探されているのであれば候補から外して良いですが、真空管の高級スピーカーアンプとかは似たような高解像度な癖の少ない音を鳴らしている物が多いのと同じで、このアンプもそういった「適度に真空管の味を出す」という非常に美味い音造りをした、どんなジャンルにも適応できるレベルの高いアンプであると言えるでしょう。

安くて良い真空管ヘッドホンアンプが欲しい人だけでなく、純粋に安価でなるべく良いヘッドホンアンプが欲しい人にも文句なしに勧められる逸品です。

Creative Sound BlasterX G6のレビュー

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Creative Sound BlasterX G6というゲーミングヘッドホンアンプのレビューです。私はゲームは気楽にやれれば良い人なので、こういったゲーミング用の機材というものは全く触れたことがなかったのですが、オーディオ製品としてとても自信があるので、オーディオ製品としてレビュー書いてみてほしいとのことで今回レビューを書かせて頂いています。

販売サイトはこちら メーカーサイトはこちら 

まず最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。 
良い点
・ディスクリート ヘッドホン アンプ「Xamp」を搭載
・非常に軽く、それでいて安っぽさを感じさせにくい上手い外観(光るしw)
・最大32bit/384kHzのハイレゾPCM再生やDoP(DSD over PCM)方式によるDSD再生が可能
・音は非常に素直な高解像度な音で良い
・駆動力が高く、MDR-Z7、DT1770PROではかなり良い音を鳴らしてくれる。ただし、Fostex T60RPのような極端に駆動力を必要とするものは流石に厳しい。(メーカーHPでHD650で鳴らしてる画像を出しているのは伊達ではない)
悪い点
・プラスチック筐体で非常に軽く高級感は無い
・これだけの音なら外で使いたくなるが、バッテリーは入っていないのでUSB接続の必要あり(ノートパソコン等での使用はとても捗るだろう)
・ゲーミングらしいLEDが光るデザインは好みが分かれそう(個人的には結構好き)

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1、音質は非常に良い、個人的なゲーミング機材への先入観を覆す素直な質の高い音
音質は非常に良いです。正直いくらメーカー側がオーディオ製品としても自信があると言っても「言ってもゲーミングでしょ?」という思いがあったのだが、箱に記載された「ディスクリート ヘッドホンアンプ「Xamp」」という文言を見て一気に期待が高まり、実際に出音を聴いて私のゲーミング機材に対する先入観か吹っ飛んだ。
音は非常に素直なスッキリとした高解像度な音で「高解像度」と謡う機材にありがちな高音域を目立たせただけの派手な音造りの音ではない、非常に音の粒立ちの良い音の1音1音を誇張せず、それでいてハッキリと聴かせてくれる非常に質感の高い音である。価格的にも1万前半のDACアンプでこれだけ上質な音を鳴らす機材はお世辞抜きにそこまで無いと私は思うし、正直「ゲーミングじゃなくてオーディオ特化でゲーミング機能抜いたモデルも出せば良いのに」と本音で思ってしまうほどである。
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2、駆動力はなかなか高い。(MDR-Z7、DT1770PROでは問題ないが
FOSTEX T60RPでは不足がある)
駆動力はなかなか高く、MDR-Z7では全く問題なく不満の無い音を鳴らしてくれ、DT1770PROでも少し低域の量感は少な目かなと思うものの解像度の高く癖の無い非常に上質な音を鳴らしてくれて好印象だった。メーカーのHPのゼンハイザーのHD650を鳴らしている写真を見た時は正直ハッタリで大型ヘッドホンは無理だろうと思っていたのだが、MDR-Z7やDT1770PROがこれだけ鳴るのであれば全くハッタリでも何でも無く、文句なしに同価格帯でもかなり優秀な駆動力であるといえるだろう。今回は「これだげ鳴らせるなら、これはどうだ?」と意地悪をして手持ちのヘッドホンでもトップクラスに鳴らしにくいFOSTEX T60RPを繋げてみたが、こちらでは低音域がすっぼ抜けた軽い音になってしまったので、流石に平面駆動のような極端鳴らしにくいものは厳しい印象だったが、それ以外のヘッドホンであればかなり幅広い製品に上手く対応してくれるのでは無いかと感じる。
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3、SBXボタンによるイコライザは非常に強力で臨場感がある
本体には複数のボタンがあり、FPSゲーム等で敵の足音等を目立たさせて再生する「Scoutボタン」や臨場感を高めるイコライザー機能「SBXボタン」がある。Scoutボタンに関しては私がFPSをまるでやらない人なので正直よくわからないが、SBXボタンは派手なドンシャリ傾向の音になり重低音が強調された非常に楽しい音へ変化させてくれる。この音は正直音楽鑑賞には派手すぎると思うが、ゲームや映画鑑賞の際には重低音のガツンとくる音の振動まで感じさせてくれるような臨場感を演出してくれる。ゲーミングデバイスとしての製品ではあるが、個人的にこのSBXモードは映画鑑賞とも非常に相性が良いので、ヘッドホンを付けて映画を見る機会の多い人にも是非試してほしい機能である。
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4、非常に解像度の高い素直な音の機材で、ゲーミング用途以外でも力を発揮する良機
正直ここまでレビューを見てくれた方の中にも「ゲーミング機材なのに本当にちゃんと良い音するの?」と疑いを持っている人は多いと思う、正直私も最初は同じ気持ちであったのだが1万円台のDACアンプでMDR-Z7やDT1770PROをこれだけ高解像度でクセの少ない音で鳴らしているところを聴いてしまうと「これは単純に出来が良いと言っていいよな」という気持ちになっている、何だかよくわからないが少し負けたような気分だ(笑)
ゲーミング用途での使い心地が他の製品より優れているのかは正直私にはわからないが、イコライザを切った状態での素の音がこれだけクセの無い良い音であればゲームの楽しさを増大してくれるだろうし、正直ゲームでは音質には全く拘りを持っていなかった自分も「これだけの音が鳴るなら使ってみようかな」という気持ちになるほど魅力の感じられる製品であると思う。
映画鑑賞、ゲーム用途で音質を重視した機材が欲しい方、比較的安価で素直な音の鳴るDACアンプが欲しい人にお勧めしたい隠れた逸品である

Audirect Beamのレビュー

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Audirect Beamという現在11,399円にて販売されている小型のUSB DACヘッドホンアンプのレビューです。こういう機材は正直今まではあまり関心が無かったのですが、最近TIDALを使うようになったので非常に気になっていたジャンルの製品になります。
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まず最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。 
良い点
・DACチップにES9118を採用
・音質がなかなか良く、小型DACアンプにありがちな輪郭を強調した不自然な音ではなく、非常に芯の通ったハッキリとした音を鳴らす
・非常に小型で邪魔にならない
・ジャックのサイズギリギリまで小型化された製品でありながら、本体にはダイヤル式のリモコンまでついており利便性は本当に素晴らしい。
・DAC側はUSB TypeC端子になっており、標準でLightning→TypeC、Type C→TypeC、PC→TypeCのケーブル付属し色々なデバイスに対応できる。
悪い点
・音質や利便性を考慮したら高いとは感じないが、それでもこれより安いDACアンプが多くあるので値段は少し高めにも見える
・流石に駆動力はそこまで無い(イヤホンであれば極端に鳴らしにくい物以外は鳴るが、大型ヘッドホン等は音が軽くなる等の不満がある)
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利便性が素晴らしい。非常に小型でありながらダイヤル式のリモコンまで付いており非常に気が利く仕様。
今までも比較的小型な製品は多くありましたが、このAudirect Beamはその中でもかなり小さい製品に分類されると思います、正直ケーブルを付けた状態でないと小さすぎて無くしてしまいそうです('д` ;)大きさは写真を見てわかるように端子ギリギリのサイズで作られており、厚みが3.5mmジャック、USB TYPE Cの大きさピッタリのサイズになっており3.5mmヘッドホンを挿すのであればこれ以上は小さく出来ないというサイズになっています。
しかし、これだけ小型でありながらも、本体にはちゃんとダイヤル式のリモコンが付いており音量調整、曲送りが可能になっています。小型DACアンプにはこのリモコンが付いていない製品も多いですが、スマホの画面を起動せずに曲送りが出来るのは結構有難いです。
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②標準で作りの良い銀メッキ銅ケーブルが付属しており、Lightnig、TypeC、PCに対応
標準で銀メッキ銅線のケーブルがLightning→TypeC、Type C→TypeC、PC→TypeCの3本付属しており、多くのデバイスに対応する。1台で色々なデバイスに対応できるという面で言えば大抵の小型DACアンプがそうなのだが、このようにスマホとの接続に丁度良いグレードの高そうなケーブルが最初から付属しているケースはあまり無く、このケーブルが意外と個人輸入じゃないと手に入らないようなケースが多いだけに、この気配りは非常に嬉しい。ちなみに、これらのケーブルはメーカー直販サイトから1本11.99ドルにて購入可能。
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③音質は非常に真っ当な高解像度な音を鳴らす。今までの小型DACアンプに不満を持っていた人にこそ聴いてほしい音質
音質は非常に真っ当な高解像度な音を鳴らしてくれる。小型DACアンプというと、変に音の輪郭を強調したわざとらしい「高解像度に見せかけた」音を鳴らすものが多かったので、個人的にはあまり印象が良くなくES9018K2Mを積んだ小型DACアンプ群なんかには苦手意識すらあったのだが、この製品は傾向的には軽いドンシャリ傾向ではあるものの、きちんと音の芯が通った違和感の無いハッキリとした音を鳴らしてくれる。きちんとイヤホンを本来の音でドライブして再生している印象があり、特に低音域にしっかりと芯の通った重みのある音を鳴らしてくれるところがかなり好印象。
正直最近のスマホは直挿しでもそれなりに良い音を鳴らしてくれるものが多いため、音質的に妥協して小型DACアンプを付けようものなら「利便性考えたらスマホ直で十分」となるケースが非常に多いと思うのだが、Audirect Beamは「しっかりと音楽を聴きたいしDACアンプ出すか」と思わせてくれるだけの、しつかりとした音を鳴らしてくれる。
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④妥協せずに使える非常に利便性の高いDACアンプ

かなり小型で利便性に優れたDACアンプであるが、音質面でも妥協せずにしっかりとした音楽鑑賞にが出来る製品であり、鞄に1台常備しておくと非常に重宝する製品である。最近では音楽のストリーミングが流行となっており、私もTIDALを利用しているのだが手持ちのDAPがストリーミングサービスに対応していない場合でも、この製品があればスマホさえあればいつでも幅広い音源が妥協の無い音質で聴くことが出来る。ストリーミングサービスを快適に使いたい方、妥協せずに聴ける小型DACを探している方にお勧めしたい製品。
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