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前回のつづきです。
▼前回「人を責めると、人生が滞る5
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▼人を責めると、人生が滞る 6 

どうして私たちは、人を責めたくなるのでしょうか?

家族同士の争いごとから、国と国の戦争まで、ありとあらゆる非難や悪口の応酬が、人類史上、綿々と続いています。

では人間は、いつも誰かを責めずにはいられない生きものなのでしょうか。

いいえ。
とっても幸せな人は、あまり人を責めません。

どこかに不幸せな気持ちがあると、知らないうちに人を責めたくなってしまうのです。


◆「被害者」は人を責めたくなる

2月のグループセラピーHeartのテーマは、『被害者になってしまうパターンを癒す』でした。

Heart通信を書いていて、ぜひともこのテーマのワークが必要だと思ったのは、「被害者は人を責めたくなる」からです。
そして人生が滞る…。

被害者になった上に人生が滞るなんて、理不尽じゃないですか?

ですから何とか、このパターンから抜けてもらいたいのです。

心が傷ついたとき、自分は被害者になったような気持ちになります。

加害者は誰でしょう?

父・母・恋人・配偶者・友人・職場の人などの、あなたの身近にいる誰かでしょうか?

それともたまたま入った店にいた、感じの悪い従業員でしょうか?

あるいは、そんなちっぽけなものは全部飛び越えて、あなたを本当に傷つけているのは、運命や神でしょうか?

被害者と加害者の関係は、いったいどのようになっているのでしょう。

加害者の理由や原因を追及するだけでは一面的で、問題の本質がわからなくなります。

さらに、加害者側の理由がわかったところで、被害者は、すぐにそれを変えることができません。

世の中には、自分の外にあるものを改善しようとする試みは、たくさんあります。

社会学や市民運動では、社会の仕組みを変えようとします。

いじめが起きにくいように、学校のシステムを考えるのも大切です。

一頃、「自分探し」という言葉がはやっていましたが、みんなが自分の心の内面ばかりに目を向けている間に、独裁国家になっていた、ということのないように、心の中だけでなく、社会にも目を向けていることは、もちろん大切です。

ただ、私は別のアプローチをしようと思います。

ですからHeartでは、自分の内面を変えることに、フォーカスしているのです。

今まで何回か書きましたが、もう1度確認しておきましょう。


人を変えることはできません。


あなたが変えることができるのは、自分だけです。

被害者になってしまった人が変えることのできるのは、「自分のなかにある理由」だけです。


◆被害者の特徴

さて、被害者のパターンを持っている人たちには5つの特徴があります。

\嫻い倭蠎蠅砲△襪隼廚辰討い襦自分は被害を受けたのだから、当然ですよね。

¬簑蠅慮彊を見ようとしない。問題は加害者にあると思っているので、他に原因があるなんて思ってもみないことがほとんどです。

A蠎蠅鮴佞瓩襦N場的に弱いことが多いので、大っぴらに相手を責めることは避けますが、大抵は心の中で責めています。

ぜ分を責める。「こんな目にあってしまうのは、自分が不甲斐ないからだ」と自分を責めています。

ト疹覆个りして改善しない。
・相手が悪いのだから、相手との関わり方を改善しよう。
・自分が不甲斐ないのだから、それを改善しよう。
被害者になるパターンをもつ人は、この2点が改善だと思っています。

でもなぜか、また被害者になってしまいます。

そして、自分ではもうどうすることもできないという、無力感に襲われます。

どうにもできないので、相手や自分を、また責め始めてしまうのです。

なぜこのような悪循環に、はまってしまうのでしょうか。

何を改善したらよいのかが、本当はわかっていないからです。

自分では何を改善しなければいけないか、わかっているつもりで、それを頑張っているのですが、効果がありません。

改善するべきことは、他にあるのです。

(次回に続きます)



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