こんにちは、中島です。

新しいブログを更新しました。

人は、自分を取り巻く人との関係の中で、
「自分はこういう存在だから、こう生きなくては」と、
無意識のうちに思い込みます(自己認識)。

『過去の心が、人から人へ伝染する現象』は、
関係性に大きく影響を及ぼします。

自己認識にも影響を及ぼし
歪んだ関係の中では心が傷つきます。

過去の心がどのように伝染し合って
自己認識の歪みと、心の傷つきに影響しているのか
それがわかると癒しやすくなります。

今日はそんなお話をお伝えしようと思います。




【誰かとの関係の中で、心は傷つく】

心理療法の始まりは
セラピストが、クライアントの無意識を
分析・診断をしてから、適切な働きかけをする、
というやり方から始まりました。

セラピストは中立のままで、
クライアント個人の心を、どう変えるか、という
「1人の心を扱う」治療モデルです。

その後心理療法は進化して、
クライアントと誰かとの
「2人の心を扱う」治療モデルへと大きく変わりました。

これは、クライアント個人の心だけをセラピーしていても
あまり良くならないことが、わかってきたからです。

クライアントに起きてくる問題は、
必ず誰かとの関係が絡んで起きてきます。

親子関係、家族関係、恋愛関係、職場の関係など、
私たちの日常生活において、たとえどんな状況であっても、
個人の気持ちと、他の人の気持ちが互いに「伝染」し合っています。
それを、それぞれが「自分の気持ち」だと、
無自覚にごく自然に感じていることが、時に問題を大きくしてしまうのです。

たとえばあなたの祖父母の気持ちや感情は、
父母の夫婦関係に伝染します。
知らず知らずのうちに、
両親の夫婦関係は、それぞれの親(祖父母)の
過去の気持ちに染まっているのです。

父母は、それを自分の気持ちだと感じるので、
何かをきっかけに、
夫婦の現実にはそぐわない気持ちで相手に対応してしまいます。
それが大きな諍いに発展すれば、
当人同士はもちろん、子供(あなた)も傷つきます。

さらに、子供の気持ちは、
大人になってからの、その子の夫婦関係やそのまた子供に伝染します。

このように、『過去の心が、人から人へ伝染する現象』によって
当事者の関係だけがこじれるだけではありません。

よくわからない症状の背後には、
これらの関係が絡んでいることが多いのです。

ですから、クライアント「1人の心を扱う」治療モデルだと、
問題の根本に届かないのです。




【板前も鍋の中に入っていた】

ここで、セラピストとクライアントの関係にも触れておきましょう。

問題の根本である誰かとの関係は、
セラピストとクライアントとの関係の中にも必ず出てきます。

これをたとえて言うと、
セラピストが、クライアント1人の心を扱う治療モデルは、
板前が、まな板や鍋を使って素材を調理しているようなものです。

しかし心理療法の場面では、
板前が素材を調理しているつもりだったのに、
いつの間にか、素材と一緒に板前も鍋の中に入っていた、
ということが起きます。

それに気づかないままセラピーを進めていくと、
クライアントと誰かとの関係と同じように、
セラピストとクライアントも、こじれた関係になってしまいます。

それに気づかないまま(触れないように)セラピーしているのが
クライアント「1人の心を扱う」治療モデルと言っていいかも知れません。

少し前までは、「セラピストは中立でなければならない」
と教えられていました。
しかし、どんなに「中立でいよう」と意識の力で頑張っても、
実際は既に「鍋に入って」います。

これは無意識が引き起こす現象なので、
本人に自覚はありません。
「自分は中立だ」と思っている人ほど、
余計に気づきづらいかも知れません。

自分も鍋の中にいることがわかると、
鍋の中にある、たくさんの感情・感覚・情報を、
セラピストが「自分の体験」として
セラピーにより深く活用できるようになります。




【心が伝染し合う】

「誰か」との関係(鍋)の中では、
お互いの何かが滲み出て、混じり合った不思議なスープが出来ています。

クライアントと「誰か」は、そのスープの中でその味に染まってしまい、
本当の自分がわからなくなっている状態とも言えます。

そして2人とも、
現実に起きている状況とは不釣り合いな心の状態になります。
無意識の中にあった、過去の気持ちに影響されているからです。

過去の誰かとの関係で、感じていた気持ちや感情(味)が
いま目の前にいる別の人との関係(鍋)の中に、浸み込んできたのです。

家族や会社、学校などの集団では、
当事者全員が鍋の中に入ってしまい、
各々から滲み出たものが混じり合った、
濃密なスープに染まります。

しかも、関係が濃くなっていく度合いに応じて
『過去の心が、人から人へ伝染する現象』が起きてくるのです。

心が伝染してこないように
心の距離を取ろうとしても伝染します。

やっかいなことに、「心の距離を取らなきゃ」という気持ちまでもが伝染します。

この現象は誰にでも、日常的に、頻繁に起きている現象なので
それを避けよう(「中立でいよう」「距離を取ろう」等)とするよりは、
活用する方が実際的です。

7月から始まる講座『逆転移の活用』では、
心が傷ついていくプロセスで起こっている真実の物語を
『過去の心が伝染する現象』から解き明かしていき、

無自覚に振り回されることなく、
むしろそれを活用することを習得していきます。

自分の心の奥に秘めていた傷つきを、
『過去の心が伝染する現象』の視点から癒していくことで、
この現象を、自分の貴重な体験、宝物として扱うことができるようになります。

この講座では理論を学ぶだけに留まることなく、
受講者の皆さんにたくさんの「癒し」を体験していただきます。

講座の中でご自身が味わった癒しの体験について、
私がわかりやすく解説していくことで
何が「伝染」していて、それがどのように影響していたのかを
さらに深く体得していただきます。

『心が伝染する現象』を敏感に感知し、見抜けるようになると、
その下に隠されていた本当の自分がわかってきます。
あなたの本当に大切なものを、もっと大切にできるようになります。

癒し癒されることを、
何よりも大切に思っている方々のご参加を
心よりお待ちしています。

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