こんにちは、中島です。

突然ですが、あなたが胎児の頃ってどんな意識だったのでしょう?

意識の発達の初めでも、気持ちや感情はあります。
お母さんのお腹の中にいて
必要なものは、へその緒を通して自動的に循環している。
赤ちゃんは、母体も自分の一部と思っています。

生まれてからも、しばらくの間は
赤ちゃんにとって、お母さんは、
自分と地続きにつながっている同じものという感じです。




【他者も自分もない状態】

赤ちゃんを育てていると、
今、その子が何を求めているのか
母親は直感的にわかると言います。

母子が地続きにつながっている状態だからなのでしょう。

赤ちゃんは、まだ母体と一体だと思っているので、
自分だけが存在している感じです。

母という他者が存在していることに
気づいていません。

また、他者がないと、
自分という認識は生まれませんから、
自分もありません。

他者もない。
自分もない。

地続きの感じの中で、
ただ、気持ちだけが在る。

「宇宙と一つ」の境地で生きているように
見えるかも知れませんね。

生後しばらく経つと、
赤ちゃんにも快・不快の感情から始まって、
さまざまな気持ちが生まれてきます。

そこで生まれた気持ちは
自・他の関連がわからないまま、
ごちゃ混ぜになっています。

まだお母さんの状況や、
周囲の現実を理解できず、
心の中ですり合わせが起きないので、
妄想的な気持ちのままです。

これが人間の原初的な心の状態です。




【主語がないから、誰にでも伝染する】

成長して大人になっても、
無意識の奥は、原初的な心の状態であると言われています。

気持ちだけが存在しているので、時間もありません。
ここにある気持ちは、年を取らないのです。

また、無意識の奥に切り離された気持ちには
自・他がないので、「自分は」とか、「あの人は」などの、
主語がありません。

主語がないので、
ここにある気持ちは、誰にでも伝染します。

時間がないので、
過去の気持ちなのに、現在の関係に伝染します。

幼少期における母親との関係を例に説明します。
お母さんに事あるごとに「怒られ」、
「怯え」ながら大きくなった人(Aさん)がいるとします。

その気持ちは、普段は無意識の中に切り離されていますが、
何かのきっかけで、現在の誰か、たとえば会社の同僚との関係に伝染したとしましょう。

先ほども言ったように、
無意識の中の気持ちには主語がないので、
「怒る」
「怯える」
は、誰にでも伝染します。

無意識の中に切り離された怒りが、自分の中で浮上してくると、
なぜかAさんは、同僚に対して腹が立ってきます。

気持ちの伝染は、客観的な状況に関わらず起こってくるので、
他の人が見れば、特に腹を立てる理由が見当たらないようなときでも、
Aさんにとっては怒りを感じるのが当然としか思えないような理由がどんどん出てきて、
さらに怒りが湧いて来るかも知れません。

怒りが、同僚の無意識の中に伝染すると、
なぜか同僚は、Aさんに怒り出します。
その時のAさんにとってはいわれのない怒りですが、
同僚には怒る理由があるようです。

無意識の中に切り離された怯えが、Aさんの中に伝染すると、
なぜかAさんは、同僚に怯えます。

怯えが、同僚に伝染すると
なぜか同僚は、Aさんに怯えます。

これだけではありません。
同僚の無意識の中にある、過去の誰かとの気持ちも同時に、
今の2人の関係に伝染してきています。

これは、すべての人に頻繁に起きている現象ですが、
ほとんどの人が気づいていないので、
次第に関係がこじれていきます。
お互い気づかないままに、
余分な気持ちをどっさり「鍋」(2人の関係)に投げ込んでいるからです。

しかも、無意識の中に切り離された気持ちは、
誰かに伝染した分、減るわけではありません。

こうして、
人生で同じようなことが繰り返し起きてきます。




【伝染に気づくと、人生のパターンを癒せる】

無意識の中に切り離された気持ちが引き起こす現象は、
知らず知らずのうちに大きくなってきます。
同じようなパターンとは言うものの、
少しずつ深刻さを増し、
成長の足枷となってしまうこともあるでしょう。

切り離された気持ちは、本来の場所に戻りたいのかも知れません。

「伝染」は、
誰にも認めてもらえず、
行き場を失ったまま永遠に漂うしかない気持ちたちの、
源に戻りたいという一種の意思表明とも思えてきます。

そして私たちは、
この現象を理解し、
実際の場面で適切に気づき、対処する方法を身に着けることで、
人生を滞らせるパターンを根本から癒すことができます。

家族でも、同僚でも、
セラピストとクライアントでも、
人が誰かと出会ったときに
今までになかった気持ちが出てきたら、
それは相手から伝染してきた気持ちかも知れない、
ということに、まず気づくこと。

伝わってきた気持ちは、
相手の心の奥でパターンになっている
『心の組み合わせ』の一部だから、

その一部がわかることで
組み合わせの全体像に、気づく手がかりとなります。

セラピーにおいては、
クライアントの無意識の奥の気持ちが
セラピストに伝染して出てきているということは、

クライアントの問題の根本が
今・ここに、手の届くところに、
感じられる状態で出てきているということなので、

ごく自然に癒していく大きなチャンスなのです。


7月から始まる講座『逆転移の活用』では、
人生で同じような問題が繰り返し起きるパターンについて、
『過去の心が伝染する現象』から解き明かしていき、
どのようにアプローチしていけばよいのかを
体得していただくことを目標にしています。

受講者の方々それぞれが実際に癒され、
問題を乗り越えていくことを、
繰り返し体験していただきます。

また、何が「伝染」していて、それがどのように影響していたのかを
私がわかりやすく解説していきます。
それらの体験を通して、
受講者それぞれの中に、「セラピスト」の目・「クライアント」の目が
育っていきます。

『心が伝染する現象』を学んでいくと、
現実の人間関係が改善され、
長年滞っていた問題に変化が起こってきます。

最初はごった煮のような鍋で、
それぞれの味が突出して、
ちぐはぐに主張し合っていたのが、

火加減を調節し、
不要なアクを引き、
足りないものを加える。

手間暇を惜しまず愛情を注げば、
いつか、それぞれの味が馴染んで
おいしいスープになります。
それは、あなたにしか出せない、
唯一無二の人生の味です。

本当の自分を取り戻したとき、
あなたが生まれてきた目的が、
次第にはっきりと輪郭を現してきます。

癒し癒されることを、
何よりも大切に思っている方々のご参加を
心よりお待ちしています。

7月からの講座について、より詳しい説明をご覧いただけます。
ご興味のある方は、下記のリンクよりお入りください。

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■2021年7月期中島勇一ヒプノセラピー講座
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講座開始は7月ですが、
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6月中は3回開催予定ですので
お早めにお申し込みいただきますと
より多くご参加いただけます。

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この機会に皆さまのご参加を心よりお待ちしております。