2008年04月29日
聴覚障害2級を不正取得について
昨日のニュースで、耳が聞こえるにもかかわらず、「聴覚障害2級」の障害者手帳を受けていたとして、手帳の返還命令を受けたり自主返還したりする人が北海道で相次いでいると報じていました。
札幌市で開業する同じ耳鼻科医の診断で認定され、返還者は14日現在で約300人。この医師の診断で手帳を得た人は判明しただけでも他に約400人いるらしいです。
![]() |
|
|
取得者らは、複数のブローカーらから同医師を紹介され、仲介の謝礼を払ったと話しており、不正取得が組織的に行われていた疑いが持たれている。
2級の手帳取得者は医療費の助成や税金の減免が受けられるほか、2級と同様の障害を認定された年金加入者は障害年金も支給される。
実際の聴覚障害2級とは聴覚障害の中では最も重い等級で、補聴器を使っても聞こえない状態とされる。他の障害を併せ持つと「身体障害者1級」の手帳が交付される場合がある。手帳の交付は、指定医が出す診断書、意見書をもとに各都道府県や政令指定都市などが決定する。2級では住民税や所得税が30万〜40万円控除され、所得が低ければ非課税になる。多くの自治体が医療費の助成制度を設け、公共交通機関にも割引制度があるとのコト。
先日の福祉車両の不正取得同様、この様な問題が起こることで一番困るのは実際障害を持っている方やその家族です。本来の主旨と違った使われ方をすることで、制度の縮小や廃止など、本当に必要としている人に多大なリスクが生じます。また福祉制度が悪用されるコトで業界全体のイメージも悪くなり、真面目にやっている人間(会社)にも多大なリスクが生じます。
いずれもお金絡みの出来事ですので、やはり目先の利益を追って何が正しくて何が間違いなのかが判断できなくなってしまった結果だとも思います。自分自身の一つ一つの判断を客観的に見ないといけないと再確認させて頂きました。



