Heartfrog's Log

ぽつぽつと絵とアニメ感想を上げていく場。

2018年あけましておめでとうございます

■はじめに
 今年もよろしく。

 去年に引き続きリアルが忙しないことから、フィクションに傾けるリソースを減らした年だった。去年の抱負は達成したが、積みゲーがなくなった代わりに積み本は増えた。書籍は電子化を進めているので消化しやすくなっているが、同時に物理的に嵩張らないことから積むことへの抵抗が減っているのは新たな懸念材料でもある。

 今年崩したゲームは私的にあまり面白くなかったので内容は触れない方向で。以前は貧乏性とプレイ後半で面白くなるかもしれないという希望的観測によりクリアまでプレイしたものだが、最近は数時間プレイして楽しめなかったら損切りする方針を採用している。アニメで2話切りすることがあり、ゲームだけその様にしない道理はない。リソースは有限なのだ。

 マンガは私的に豊作な年だった。アレキサンドロス王子の狂気と合理主義なはずのエウメネスによる組織のしがらみへの抵抗を描いた「ヒストリエ」、目まぐるしく変わる戦況となるべくしてなった悲劇の結末で受け手の情動を揺さ振る「軍靴のバルツァー」と継続作が珠玉の出来であった。

 雨がっぱ少女群先生と熊倉隆敏先生の新作が出たのも大きい。高い画力とレズエロコメと叙情的な話を絡める「麻衣の虫ぐらし」、ネットの呼び掛けで集った十二人の自殺志願者が謎の死体を前にして集いの原則「全員一致」に従い話し合いを始める「十二人の死にたい子どもたち」と先が気になる作品に出会えた。成年向け作品は去年の方が豊作であった。

■消費
▽アニメ
・新規部門。
「鉄血のオルフェンズ」……火星の民間警備会社所属の少年三日月が、火星独立を指揮するクーデリアの依頼で地球までの護衛を受けることから始まる、世界情勢の波乱を描いたロボットもの。過酷な環境下で生きる者達の逞しさを肯定する話。または喪失を埋めるために情勢を見極めず夢物語を追い続けるとエラい目に遭うという話。

 バエル奪取によるギャラルホルン制圧というプランが崩れたにも関わらず、終始楽しそうなマクギリスというピエロを生み出しただけでも価値ある作品。

「けものフレンズ」……少女化した動物(以下アニマルガール)たちが集まる動物園ジャパリパークで、記憶を失った少女(?)が自分の正体を突き止めるためにサーバルキャットのアニマルガールと旅をする冒険譚。

 身体機能で他のアニマルガールに劣るかばんちゃんが知恵を絞って状況を打開していく展開は古典的ながら面白い。インタビューでも語られているがアイカツ的な平和世界が琴線に触れた。あと11話のかばんちゃん木登りダイブアクションがBGMと噛み合ってて印象深かった。

すごーい!の連続、『けものフレンズ』チームに3万字インタビュー | アニメイトタイムズ https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1488452395

・後追い部門。
「カーズ」……擬人化された車で舞台は構成されている。自己中心的な野心家ライトニング・マックィーンは「ピストン・カップ」シーズン最終レースで、初の新人チャンピオンを狙う。トラブルにより田舎町に迷い込んだことを契機に、マックィーンが友情や思い遣りに気を配る様になっていくレースもの。ピクサーらしい丁寧に伏線を回収していく作りと、試合に負けて勝負に勝つ展開が私好みだった。

▽マンガ
・継続部門。
「ヒストリエ」……紀元前4世紀マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの生涯を扱った歴史もの。アレクサンドロス王子の狂気が、フィリッポス王の語る「英雄豪傑など不要」という軍の論理と真っ向から対立していて面白い。実際一番槍にこだわった彼独りの活躍は軍事的大局に何ら影響していない。

 かつて「もう言うことねえなあ……マケドニアは!」とマケドニアを絶賛していたエウメネスが恋人を王に横取りされたことから不貞腐れ、アテネに渡ってマケドニアに逆襲する案にまで思考が及ぶ現金さが面白い。エウリュディケが指摘する様にエウメネスが求める様な自由はこの世の何処にもないのだろうけれど、彼は強い束縛を感じる度に自由を求めてその場から逃げ出そうとするのだろう。

 「心に傷を負ったままでも楽しく暮らす事はできるさ……」と諦観してみせたエウメネスも、ボアの村のサテュラとの別れを気に病んでたことが確認できて良かった。

「軍靴のバルツァー」……19世紀後半のヨーロッパをモデルとした、軍事国家ヴァイセン王国とその同盟国バーゼルラント邦国における平時を含めた軍隊の活躍を描く。ヴァイセン王国佐官バルツァーはバーゼルラント邦国の士官学校に軍事顧問として出向、国の思惑に巻き込まれるも暴動・戦争に立ち向かっていくミリタリー。

 籠城戦→騎馬戦→中央突破→掃討戦と目まぐるしく変わる戦況、ユルゲンとヘルムートの悲恋など見所盛り沢山で今年一番ぶっちぎりで満足度が高かった。画面密度の高さも眼福である。

・新規部門。
「麻衣の虫ぐらし」……虫に明るくない無職の麻衣、虫の利用と駆除で農業を営む奈々子、虫の保護活動に注力する来夏の虫Tips日常もの。雨がっぱ少女群先生の画力とライトエロを拝めたので有難い。奈々子の祖父の愛情深さを示す回想や思い遣りなど、全年齢向けに行ってもしんみりとした喪失と叙情を描く作家性は健在である。

「十二人の死にたい子どもたち」……ネットの呼び掛けで集った十二人の自殺志願者が謎の死体を前にして、集いの原則「全員一致」に従い話し合いを始めるミステリー。熊倉隆敏先生初の原作付きで、マンガならではの決めゴマやメクリとヒキで外連味ある演出を楽しませてくれる。原作者の承諾を得てセリフを変えている。

 登場人物の共通項は自殺志願者というだけで、育った環境の違う少年少女達が各々の都合で意見をぶつけ合う群像劇。そもそも謎の死体について気になるか否かで意見が割れるのだから、いちいち噛み合わなくて面白い。

 元ネタ的にオチの一部が読めるので一捻りして驚かせてくれたら嬉しい限りだ。

・成年向け部門。
「水滴少女」……画力と好みの絵柄。

▽小説
・新規部門。
「結物語」……怪異譚となる前の風説を取り締まる風説課の警察官阿良々木暦が、風説取締に動く過程で本気で自分の使命に取り組んでいる人達に感化され、自らの中途半端さと向き合うこととなる青春怪異小説。

 全力を尽くして今の自分を変えていくことを肯定する話。暦はすっきりしない気分や昔の自分に後ろめたい様な気分になっているのは、全力を尽くしていないから、成長しようとしていないからと自己分析する。

 「みとめウルフ」における暦の推理というか願望について。彼は今の自分の幸せを守るために、羽川からの好意を「なかったこと」にして自分の気持ちが彼女に傾く恐れを断つ大人の判断をしたのだと思われる。

 老倉が暦に息を吐く様に毒舌を仕掛ける言葉遊びが楽しい。23歳になっても人格が破綻していて素晴らしい。

▽実写
・新規部門。
「ねほりんぱほりん」……山里亮太とYOUが毎回顔出しNGゲストを招いて、元薬物中毒者や偽装キラキラ女子や元国会議員秘書などと赤裸々トークをし、放映時は人形劇として映すトーク番組。ゲスト達の独自の価値観が目眩のするドライブ感を与えてくれる。

 シーズン2から見始めたミーハーだけれど、現状「ヒモと暮らす女」回が好き。「僕はもう彼女のお金で楽しく過ごすのが、彼女にとっても恩返しじゃないけど」は名言である。

・後追い部門。
「シン・ゴジラ」……2016年東京を舞台に、巨大不明生物襲来に対して日本政府が問題の収束を図る怪獣もの。ゴジラのビジュアルと現代兵器の活躍と建物の倒壊、後手後手の政府の対応と手際の良いゴジラ凍結作戦を楽しむ作品。

 画作りとテンポが良いので受け手を引き込む力が強い。月並みだがゴジラが火炎と光線で東京を火の海にするシーンは物悲しいBGMも相まって印象的。

■抱負
 リアルの事情により、去年に引き続き消費に注力する。去年再確認したことだが、私は創作しなくてもあまり困らない人の様だ。息を吐く様に創作する業を背負った方々には逆立ちしても勝てない。

去年の抱負
・現環境で出来る積みADVを全て崩す

 1勝0敗。積みゲーがなくなると部屋が広くなるし、積みゲー崩しを気に掛ける必要もなくなるので精神衛生上よろしい。ただし積み本は増えた。本はゲームよりも消費始動コスト(造語)が低いので精神的負荷はだいぶ下がる。電子化したものは嵩張らないのでより捗る。

今年の抱負
・本を積まず、かつ過去3年に買った積み本を崩す

 最近はネット巡回を縮小して本読みにシフトする様に時間の使い方を変えている。興味の向くままに細々とネット記事を読み漁ると精神的満腹感はあるが、それが精神的血肉に繋がる打率は低い気がする。ある程度の文量をまとめて構成された書籍の方に時間を割きたい。

2017年あけましておめでとうございます

■はじめに
 今年もよろしく。

 リアルの方で大きな動きがあったこと(詳細は伏せる)、アニメ「アイカツ!」が終わったことから創作熱とアニメ消費熱が下がった年だった。去年の抱負は未達だが、時間的・気力的問題から2月より早々にぶっちを決め込んでいたので納得ずくの結果である。代わりに空き時間にちょくちょく進めていた積みゲー崩しが捗った。

 創作面では2月まで表情の描画練習に励んでいたが、リアルの方の事情で打ち切った。曖昧だった表情付けがある程度こだわり持って修正できていた。

 消費面では積みゲー崩しが捗った。去年からプレイしていた「Skyrim」はメインと興味のあったクエストをクリア、その後積んでいたADVを崩した。XPでしかプレイできないゲームを何年も放置していた件についてずっと気に病んでいたが、遂にそれらを全て崩せたので気が楽になった。今積み残しているゲームは全てWin10でプレイできるので崩すのに緊急性はないのだが、例年プレイ意欲が低い方だったので今の勢いを利用して崩し切っておきたい。

 アニメ熱は「アイカツ!」が終わったことで益々冷えている。世間的には「君の名は」「ズートピア」「この世界の片隅に」「聾の形」と話題性のあるアニメが投入されて賑わった年だったが、私的に「金ローで見れば良いや」程度の印象だったので総スルーであった。「君の名は」については金ローでも見ない。世評を聞く限り新海作品の構成のアレさは解決しているのだろうけれど、今までの作品が今までの作品なので手を出す気になれない。

■創作
▽絵
・2月まで表情の描画練習

■消費
▽アニメ
・新規部門。
「タイムトラベル少女」……女子中学生が失踪した父から渡されたアイテムで電気の発明にまつわる偉人達の元へタイムスリップする教育SF。一貫した偉人への敬意と感謝、スットコドッコイなギャグでの親しみやすさ、丁寧な情報開示と話運びと隙の無い優等生な作品。水着姿の少女を自宅に招く偉人の絵面については思うところがないではない。後半は父と御影の動向に焦点が当たってマリと偉人の活躍が霞んだ点は寂しい。
「ユーリ!!! on ICE」……大敗を喫したフィギュアスケート特別強化選手の主人公が世界トップフィギュア選手をコーチに迎え、グランプリファイナル優勝を目指すフィギュアスケートもの。作画と音楽は頑張ってた。ユリオの試合に勝って勝負で負けた構図が楽しい。傲慢な強者キャラが好きなのでジャン・ジャック・ルロワがツボであった。

▽マンガ
・継続部門。「ナポレオン覇道進撃」……男臭い味付けでナポレオン・ボナパルトの生涯を扱った歴史もの。遂にランヌが退場。ナポレオンが塞ぎ込んでいるとの話を聞いてタレーランは「落ち込んでいればまだ見込みはある」と評し、実際ナポレオンは一部心を入れ替えるのだけれど、それでも史実的にフランス軍が下り坂であることに変わりはないという。辛気臭い話が増えて痛快劇ではなくなってきているけれど、その分だけドラマの毛色も変わってきていて面白い。

・新規部門。「ハーモニー(伊藤計劃/原作 三巷文/漫画)」……管理された健康・幸福社会で同時多発自殺事件が起きる。螺旋監察官の主人公が友の死の真相を明かそうと捜査に当たるSF。成年向けマンガ時代から三巷文さんの絵柄に惹かれていたので追っかけてみたところ、伊藤計劃原作がふつうに面白かった。よくあるディストピアものだけれど、斜に構えたトァンとぶっ飛んでるミァハに中二心を刺激される。

・後追い部門。「アドルフに告ぐ」……第二次世界大戦前後に、ヒトラー出生にまつわる極秘文書を巡った3人のアドルフの愛憎群像劇。本田大佐の役回りが気の毒であった。

・成年向け部門。「放課後のスキマ」「主従えくすたしー」「キャンディドロップ」「悪女考察」……画力と好みの絵柄。

▽小説
・新規部門。「撫物語」……漫画家志望の女子中学生が怪異現象解決に動く過程で自らの過去と向き合うこととなる青春怪異小説。時系列で、状況で、体調でキャラがブレて過去の自分と今の自分とが不連続に思えても、その結果の責任は当人が負うものである。さりとて過去の自分と今の自分とを同一視して踏み止まっていると錯覚するでなし、トライ&エラーで自分で自分を幸せにしてあげることを肯定する話。紆余曲折を経た撫子の未来志向の誓いが熱い。

・後追い部門。「つめたいオゾン」……お互いの感覚を共有してしまう奇病を患った少年と少女の数奇な日々をつづったファンタジー。取り戻せない喪失はあっても幸せを取り逃さない様に注意深く生きることを肯定する話。断絶には断絶の、同質化には同質化の苦しみがある。ヒロインの抱える問題はあまりに多くのものを失い過ぎて自分の人生を背負う気力が奪われてしまったことであって、彼女の不条理な境遇や特殊性はその核心ではないと思う。

▽実写
・後追い部門。
「アクト・オブ・キリング」……1965年のインドネシア9月30日事件での虐殺者、英雄として堂々と暮らす加害者が虐殺再現ドラマを演じる。結果として加害者が罪と向き合うまでを描いたドキュメンタリー。7年の取材を通して、殺しを自慢げに披露していた男が罪を悔いるまで気持ちを移ろわせていく様が面白かった。
「パシフィック・リム」……2人組の兵士が操縦するロボットで太平洋の海底から現れる怪獣を倒すSFアクション。清々しく前のめりで単純明快なアクション。巨大なものをぐわんぐわんと動かす画作りに見惚れた。

▽ゲーム
・後追い部門。
「パルフェ ~ショコラ second brew~ Standard Edition」……半年前に火災で店舗を失い休業中だった義姉経営の欧風喫茶を復活させようと、大学生の主人公が大型ショッピングモールのテナント誘致を引き受けるメイド喫茶アドベンチャー。外の世界と繋がりを保った上での連帯、問題の核心に切り込む勇気と忍耐を肯定する話。全ヒロインに好感を持てる優しい世界。美緒と玲愛と里伽子が気に入っている。シナリオ的に里伽子ルートは驚きの仕掛けはあるものの、由飛ルートの方が全体の展開として自然で幕引きも綺麗なので俺好みである。里伽子ルートはびっくり箱的面白さはあるものの、その後のダイジェスト風の解決にあまり心動かされなかった。他方、由飛ルートはパイプオルガンの伏線、回想のミスリード、トラブルにタイムリミットありとそこそこ仕掛けが凝っているし、強かな由飛がひと泡吹かせてくれる綺麗な幕引きは心に残った。
「羊の方舟」……地球に接近する巨大隕石を防ぐために、受けた力を同じだけの力で跳ね返す異能者をシャトルに乗せて隕石に向けて打ち出す極秘の計画が立ち上がる。その異能者は助からない。集められた3人の少年の中から犠牲となる1人を選ぶまでの7日間を描くファンタジー。取り返しのつかない喪失をした者達が愛する者のために生き場所と死に場所を見い出して救われる話。メリーバッドエンド群像劇。私的にウォルシュ組の加害意識よりアロイス組の愛憎の方が興味を引いた。アイにとってアロイスは愛する人であり、愛した人を殺した人であり、行き場を失った子どもへの愛情の矛先でもあるというややこしさが印象深かった。ウォルシュの境遇は他のフィクションで見たことのある凡庸なものに感じた。ビジュアル抜きになるが公式webページから途中まで読める。
羊の方舟 工画堂スタジオ
http://www.kogado.com/sw/contents/hitsuzi/title.htm

■抱負
 2年ほどはリアルの方の事情で創作に力を入れられそうにないので、細切れの時間で出来てかつ気力的消耗の少ない積み作品消費に注力する。

去年の抱負
・自分の絵柄を探りつつ特定キャラの喜怒哀楽の表情集をカラーで仕上げてうpする

 0勝1敗。自分が欲する絵柄をカタチに出来ていないが、喜怒哀楽の表情付けは少しマシになった。圧倒的に描いた量が足りない。

今年の抱負
・現環境で出来る積みADVを全て崩す

 今年は割り切って創作を捨て、積みADV崩しを加速させる。元々攻略サイトの利用に抵抗はないので詰まることはないのだが、遅読なので他所様よりプレイ時間は掛かる。さらに作中の事情・事件のメモや感想の記録に時間を費やすので崩しの遅さに拍車が掛かる。発想の自由さとトレードオフだが、メモのテンプレや感想の型はある程度できているので迷うことはあまりない。手早く話の流れと思考を整理して7割納得できれば良しとする。

2016年あけましておめでとうございます

■はじめに
 今年もよろしく。

 去年は引き続き消費熱が冷え込む年だった。創作熱は継続し、去年の抱負「キャラの全身カラー絵を1枚うpする」を達成できたので満足している。苦手だった足の造形を改めて勉強したのは苦行であったが自信はついた。

 創作面では去年の抱負が達成できたのは良いものの、絵を整えるのに時間が掛かる問題が浮き彫りとなった。絵を完成させた経験と立体への理解不足が原因と思われる。使用ペイントソフトをイラスタからクリスタに乗り換えた。俺が機能を使い倒していないためか、特に不都合も利便性も感じない。今年は自分の絵柄を探りつつ特定キャラの喜怒哀楽の表情集をカラーで仕上げたい。

 消費面では引き続き俺好みの絵柄の成年向けマンガが増えて嬉しい。待望していた雨がっぱ少女群先生(雨と棘に改名してる)の新刊「少女熱」が出たので成年向けマンガについてはこれ以上望むべくもない。久し振りに絵柄だけでなくシナリオ・演出に惹かれて成年向けマンガを買った。収録作「気狂い狩り」は名作。

 アニメ「アイカツ!」はあかり世代に入ってからあまり琴線に触れなくなり、以前の様に折に触れて過去の描写を振り返らなくなった。話の山と谷のなだらかさ、割と優等生なあかり世代の安定感に対しあまり熱を持てなかった。

 ゲーム「艦これ」プレイは2月から停滞している。触れる時はアプデ時に気が向いたらログインして変更点や新しいアイテムを確認する程度である。艦娘コンプして一度落ち着いてしまったら、毎日のルーチンワークに費やしてるプライベート時間で何ができるかという考えが過ってふっと熱が冷めてしまった。

 新しくゲーム「Skyrim」をプレイしてみたものの、3D酔いしたのでこちらも停滞してしまっている。どちらに肩入れしてもモニョる話は好物なのでクリアする意欲はある。ゲーム「弾幕アマノジャク」は雷鼓の気合い避けが上手くいかず。予想に反して反則アイテムのやりくりは楽しかったのだが、この辺りがイージーシューターの限界の様である。「Skyrim」をチマチマと進めていきたい。

■創作
▽絵
・去年の抱負「キャラの全身カラー絵を1枚うpする」達成
・手と足の模写とデッサンに注力
・光源を意識した絵作り、曖昧で済ませてきた造形のディテール詰め

■消費
▽アニメ
・継続部門。「アイカツ!」……しおんCG回とパワーアップした作画で動くアイカツキャラが見れた件については感謝。ただ3rd全体には2nd以上に興が乗らなかった。

・新規部門。映画「ベイマックス」……お手本の様なシナリオ運びであった。感想は過去ツイート参照 http://twilog.org/heartfrog/date-150228 。TV「Fate/stay night UBW」……士郎VS五次弓は中二心が滾る。「その先は地獄だぞ……」からの一連のシーンはBGMも相まって演出が極まってた。

▽マンガ
・継続部門。「かくかくしかじか5」……趣味でぬるく絵を描いている身として先生のスタンスや人柄に頭が下がるばかり。「狼の口7」「軍靴のバルツァー8」……ロングレンジからの砲撃の迫力よ。後者は大小様々な砲の活躍が見れて楽しかった(小並感)。

・新規部門。「イチゴーイチハチ!」……ガンスリ作者が帰ってきた。一貫して劇的な痛みを抱えても第二の人生に希望を見出すことの肯定をテーマとしている。そもそも主人公が通う学校が県内の滑り止めポジションという徹底振りである。丁寧な作品なので今後に期待。

・成年向け部門。「こんなこと」「ヒミツしたいっ」「少女熱」「あいまいますく」「ぱんでもにうむ」「性活週間」……「少女熱」収録の「気狂い狩り」は名作(二度目)。野生に役割を押し付ける社会の暴力性を描く。先生お得意のリアルとデフォルメの描き分け演出との相性も良い。他は画力と好みの絵柄。

▽シナリオ創作本
・新規部門。「荒木飛呂彦の漫画術」……当人が王道と言っているだけあって、シナリオ創作本としては割とスタンダードな内容である。デビューした荒木先生の試行錯誤の漫画遍歴が読めるのはファンとして嬉しい。

▽描画創作本
・新規部門。「CGイラストテクニックVol.7」……クリスタ、openCanvas、写真屋を使った藤ちょこ先生のメイキング本。ツールの切り替えや設定を一手ずつ開示してるのでメイキングでよくある「どうやっても全く再現できない」「手続きAとBの間で何があった?」という問題は起きにくい。CGイラストテクニックシリーズはredjuice先生が担当してるVol.3もオススメ。こちらはSAI、写真屋を使用。

・後追い部門。「新ポーズカタログ女性(マール社編集部)」……48ポーズ*横8方向*(フカン、アイレベル、アオリ)*(カラー、白黒)と潤沢なパターンが用意されている人体デッサン資料。白黒は陰影の確認に。値段が値段なので仕方ないけれど紙面の大きさと解像度に限界があるので、ディテール詰めは別の資料で対処する必要がある。今年描いた「高雄水着Ver.(艦これ)」のポーズはこの本を参考にした。

▽描画創作動画
後追い部門。「アニメ私塾」……アニメーター・演出家の室井康雄先生が無料公開してるアニメ講座動画。人体造形、動き、空間、構図、デフォルメ、練習法、エフェクトの参考に。

■抱負
 去年はキャラの全身を描いて完成させてみて課題を浮き彫りにできた。絵を完成させた経験、立体・構図への理解、線画の太さによる印象制御と塗りとの馴染ませ、くすんだ色の使い方、色のグラデによる立体・質感表現など。そも今の自分にできていることだなんて雀の涙ほどなのだから、浮彫りにするまでもなく「だいたい何もできない」とわかっていたことではあるが、カタチに残すことが大事なのだ。ディテールを詰めて表情豊かなキャラを描いたことがないので、今年は自分の絵柄を探りつつ特定キャラの喜怒哀楽の表情集をカラーで仕上げる。

去年の抱負
・キャラの全身カラー絵を1枚うpする

 1勝0敗。資料集め、デザイン、練習、構図決め、ツール設定など前準備でもやたら時間が掛かることがわかったので勉強とマニュアル作りが捗った。以前描いたtwitterアイコンとは必要な労力が段違いだった。バストアップのアニメキャラをデザイン変えずに描くだけなら、資料は豊富だし選択肢は絞れるし描くのに不慣れな人体部位はカメラの外に出せるから楽だった。加えて絵は凝りだすと作業量が膨れ上がることを身を持って理解した。

今年の抱負
・自分の絵柄を探りつつ特定キャラの喜怒哀楽の表情集をカラーで仕上げてうpする

 去年は絵の正確さを追求したので今年は表現力を追求する。今まで表情付けはニュートラルに少し動きを加える程度に留めていたのでバリエーションを増やす。去年から自分が欲する絵柄の方向性は掴んでるのでカタチにする。資料も構図もアタリは付いてるので、デザインと練習をどれだけ手早くできるかが成否を分ける。正確さと違って表現には正解がないので、暫定的な自分の絵柄を高望みしてああでもないこうでもないと迷走する恐れはある。ある程度で妥協して完成させること。