◆おしらせ◆
 本記事には咲全国編アニメ13話(最終話)の重大なネタバレが存在しますので、未見の方はご注意ください。
 なお、記事中の画像は考察のために用いたものであり、アニメのキャプション画像・原作コミックスの画像の著作権は権利者様に帰属します。何か問題がありましたらご連絡いただければと思います。

 お待たせしました…いつまでたってもアニメ13話の「あのシーン」についてまったく書かないというのはアレなので、考察を小出しにしてゆこうと思います。ネタバレはお菓子についての妄言のあとからです。私の中のインハイチャンプがお菓子について書くことを強要します。
 
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 先日のユキについての記事ではうっかりしていて、背景に描かれていた三角形は北海道のスイーツショップであるところの「ルタオ」のチョコレート、ロイヤルモンターニュである!と騒ぐのを忘れてた。
 あの三角形、白かったし、おなじく「ルタオ」の「ドゥーブルフロマージュ」というチーズケーキだったのかもしれない。ユキちゃんが三角形のエフェクトをまとうごとに横からそれを食い尽くすチャンピオン。そんな戦い見たくなかった。









 




 それではここからネタバレありで。

 本日からしばしの間取り上げるのは、13話EDの今後の展開イメージ映像において描かれたチョコレ、すなわち獅子原爽の姿!(途中で飽きて違う記事を書くかもしれないです。すみません)

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 これ。
 この姿が出てくる前に、赤い雲に閉ざされた空に光が差し、そしてこの画像がどどーん!と顕現します。
 右目と両手の爪を光らせて不敵に笑う彼女の足元には赤い水。そしてその背後には赤い…赤い、なんだろう?右目っぽい部分が光っているけど、これ、そもそもどういう形状の生物なんですかね?というかこれ生物?山肌とかじゃなくて?アタマはどこかしら…?
 ふたばの咲スレを見たら、これは有珠山近くの噴火湾に棲むと伝えられる大ダコの魔物「アッコロカムイ」なのではないかという話題が出てました(水面日和さんもこのネタを拾ってらっしゃいます)。Wikiによれば、
 
 北海道の噴火湾に住んでいるとされ、湾の主ともいわれた。足を広げると1ヘクタールもの大きさで、船やクジラも一呑みにしてしまうという。体全体が赤く、アッコロカムイの付近は海はもちろん、空までが体色を反射して赤く染まっていたという。
船がうかつに近づくとアッコロカムイに丸呑みにされてしまうので、人々は海や空が赤く染まっている光景を見ると決して近づかず、漁に出るときは用心のために大鎌を携帯したという。
 アッコロカムイの謂れとして、次のような民話がある。かつてレブンゲ(虻田郡豊浦町字礼文華)の地に巨大なクモの怪物「ヤウシケプ」が現れ、家々を破壊し、土地を荒らし回った。恐れおののく人々の声は神々の耳に届き、海の神レプンカムイが、地上の人々を救うためにヤウシケプを海に引き取ることになった。そうして噴火湾内に引き入れられたヤウシケプは、姿をタコに変えられ、アッコロカムイとして威を振るうようになったのだという。
 な に こ れ こ わ い

 元々は蜘蛛の怪物だったとか、海と空がその体色によって赤く染まるとか、クジラも一飲みとか、なんだかよくわからないけどすごいぞ!スケールでっかいな!
 「赤い怪物」「空と水が赤く染まっている」という部分は爽の描写と一致しますし、爽の髪型、あれ、タコモチーフ…に見えないこともない。

 ただ、船Qの発言から、有珠山は副将・大将が強く、大将が「圧倒的エース」である、ということが知られます。そしてEDの順番からユキ副将、爽大将の可能性が高い。
 キリスト教的な神の能力を行使するユキよりも、噴火湾のオオダコ由来の能力を行使する爽のほうが強い、っていまいち盛り上がらない設定のような気がします。このアッコロカムイをそこまで持ち上げていいのかいまいち疑問。そこにクトゥルフ的なイメージを重ねればなんとかなるのかもしれないですが、気になるのは画像の爽のポーズ。
 爽は両手をクロスし親指を隠して、残りの8本の指の爪を光らせています。これ、「八本のタコ足」とも解釈できますが、まっすぐに伸ばした指、光る爪は軟体動物というよりも、むしろネコ科の動物の前足を思い起こさせるもの。ネコの前足の指は五本ですが、「ネコの手」をデフォルメしてイラストや商品にするときは四本指に描くことが多いですよね。たとえばこんな感じに。というわけで、この爽の手つきは彼女の名字に織り込まれている「獅子(=ライオン)」を連想させるものではないでしょうか。
  以上のことから、爽の能力はアッコロカムイとは別の存在に由来するのでは?というのが私の予想。

 彼女の後ろの赤いものを有珠山の山肌、水を噴火湾と解釈し、有珠山の噴火のごとき超火力と解釈するのもアリだと思いますが…個人的には、キリストの力を行使するユキに続いて爽がその能力を発動させる、という流れを重視したいです。つまり彼女にもキリスト教由来の能力があるのではないでしょうか。 すなわち、以前の記事で指摘したように、キリスト教における「獅子(=ライオン)」と彼女の能力が関係しているのではないか、と。これについては今後の記事でもうすこし詳しく見てゆきたいと…思います…頑張ります…。

 そして……「ライオン」といえば、かのアレクサンドロス三世が残したこんなことばがあります。

「一頭の羊に率いられたライオンの群れは怖くない。私が恐れるのは一頭のライオンに率いられた羊の群れだ。」

 有珠山高校というのは、まさしくこの「一頭のライオンに率いられた羊の群れ」なのではないかと。
 羊とは往々にして「弱きもの」「犠牲になるもの」の象徴として用いられる生き物。そしてキリスト教においては、この羊の象徴性が重要な意味を持っています。 前の記事でユキの右手が「キリストの祝福」を表していることを示しましたが、人類を救うべく十字架にかかったイエス・キリストには生贄の子羊のイメージが重ねられ、「神の子羊」と表現されることが少なくありません。また旧約、新約を通して、聖書においては迷える無力な民が羊によそえられています。すると、ユキ、それからユキの活躍に希望をかける成香、チカ、揺杏は、動物にたとえるとまさしく「羊」であるといえるでしょう。
 そしてこの四人の「羊」のうち、怯えてばかりだった成香ちゃんはともかく、チカや揺杏は卓の上で爽のことを思い出しており、揺杏の心内語からは爽が相手校の分析に関わっている、あるいは相手校の能力を見抜いていることが窺えます。またユキの衣装をプロデュースして「打倒はやりん」をもくろむのもまた爽。小林先生のサイトによれば有珠山高校麻雀部の部長はチカちゃんだそうですが、チームを導く存在は「獅子」の名を負う爽であることがわかります。

 なお、この獅子についての格言を残したアレクサンドロス三世は、臨海女子の監督であるアレクサンドラ・ヴィンドハイムのモデルである可能性があります(これについても以前の記事で指摘しました)。もしかすると準決勝大将戦、爽を中心としたパートは、この格言を核として展開してゆくのかもしれないですね。 


 あ、全然関係ないんですが最近『Fate/zero』見ました。イスカンダルに魅せられました。いい漢ですねー。ウェイバーくんとの掛け合いも和みますし、王の軍勢も超かっこいいですねー。でもあの中の誰が誰なのかわからない…