さくやこのはな

まんがやアニメの元ネタっていうか、作品世界に織り込まれた神話・伝説・古典をゆるい感じで考察するよー。 いまのところ『咲―saki―』重点。忍殺もあるよ(予定)。

カテゴリ: 咲 -saki-

 寒くなってまいりましたが、みなさまお元気でしょうか。単行本は買われましたか。BGは、YGは読まれましたか。阿知賀編実写の放送がはじまりましたが、楽しんでいらっしゃいますでしょうか。


 書きたいことはいろいろあるのですが、今日は『咲―Saki―』182局の扉絵についての妄想を垂れ流してゆきたいと思います。えっと、残念ながら1ページ目の話ではないです。見開きです、そのあとの見開きを見てください! 



 大きく描かれたシズアコと和、そしてその後ろに咲、淡、優希。さらにほんの小さく、ネリーの帽子とビキニ姿のハオちゃんらしきものがフルカラーで描かれたこの見開き! 


 立先生曰く、扉絵は物語内の過去や未来の一場面を切り取ったものだということなので、この見開きはおそらく全国大会終了後のできごとを描いたものということになります。決勝卓で邂逅した四校の一年生たちが一堂に会し、海水浴を愉しむという幸せな光景。
  アニメ一期最終話のEDや時折挟まれる宮永姉妹関係の回想は、決勝で何か不穏な事態が起こることを予感させます。しかし物語は少しずつでも確実に、この幸せな未来に向かって進んでゆくのです。そのときを楽しみに待っていたいですよね…本当にありがとうございます立先生。何より、




 ハオちゃんの水着姿のカラーをありがとうございます!さっそく拡大して待ち受けにしました!これは『咲日和』の特典のお風呂ポスターの水着ではないか、と教えていただきました(注1)。本当にありがとうございます。もっと解像度の高いハオちゃんの水着が見られる日まで頑張って『咲』を追いかけてゆきたいと思います。 


 さて、このビーチは三重県北牟婁郡紀北町の「和具の浜海水浴場」だそうです(注2)。三重県の中でもかなり和歌山に近いところ、熊野三山への参詣路であった熊野古道があるあたりですね。そして、決勝一年生メンバーのなかで三重県に縁があるのは和ちゃん。16巻に、和ちゃんのお母さんの嘉帆さんの出身地が三重である旨が記されています。
  すると、決勝一年生メンバーが泊まっているのはもしかして嘉帆さんの実家なのではないでしょうか。何となく松阪や伊勢志摩あたりをイメージしていたのですが、この近辺である可能性は否定できません。
 なお、地図アプリや乗換案内アプリでちょっとルートを調べてみたんですが、このメンバーが主に公共交通機関を使用して三重に行くとすると、名古屋で清澄&東京組が合流→三重県の松阪(松阪牛で有名。伊勢のすぐ上にある)で阿知賀組が合流→原村家の車で嘉帆さんの実家へ…という流れになるのではないかと思います。いかがでしょうか。 

  iPhoneのマップアプリで検索した茅野から紀北町までのルート。



 白糸台から紀北町までのルート。

  吉野から紀北町までのルート。

  

 そういえば、この扉絵を見ながら行った妄想をSSに起こしてみました。妄想とか大丈夫な人だけ読んでください。よろしくお願いします。


①名古屋で清澄&東京組が合流(『シノハユ』関係の捏造設定があります。ご注意ください)

優希「ここが噂の名古屋だじぇ!」
咲「これがタカシマヤ…すごい人だね。迷子になっちゃいそう」
優希「咲ちゃんは道に弱いからな。私のクーラーボックスのベルトをしっかり握っているといいじぇ」
咲「うう」
優希「あ、淡ちゃんから『東京組三名、ナナちゃん人形の前で待つ』って!咲ちゃん、ナナちゃん人形って知ってるか?」
咲「うん。おばあちゃんの知り合いにナナさんって人がいるんだけど、その人が前に言ってた。名古屋には私と同じ名前の大きな人形があるのよ、って」
優希「おっ有力な情報!そのナナさんは他に何て?」
咲「その人形、普段は全裸なんだけど、イベント時にはいろいろコスプレをさせられるんだって…」
優希「他には?」
咲「それだけ」
優希「あんまり頼りにならない情報だったじぇ…あれ?」
ネリー「あ」
淡「サキ!」
ハオ「こんにちは。おひさしぶりです」
淡「サキー!サキサキー!うん、テルーと同じシャンプーの匂いがするー♡」
咲「淡ちゃん、くっつきすぎ…暑い…」
優希「三人がここにいるってことは、この金色の時計がナナちゃん人形か?」
ハオ「それなんですけど」
ネリー「あまり言いたくないことなんだけど」
淡「地下街でごはんを食べて、いざナナちゃん人形へ!と思ったら迷っちゃったんだよねー」
咲「みんな迷子かあ…」

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②松阪で阿知賀組が合流

憧「やっほー」
穏乃「ハムハム」
憧「しず、さっきからお菓子食べてばっかり。挨拶くらいちゃんとしなよ」
穏乃「いやーごめん。そこの売店で売ってた松阪牛チップスが美味しくてさ」
優希「ならばお詫びにこのタコス一個とチップス20枚を交換してもらうじぇ」
ネリー「それ、等価交換になってないよね」
咲「っていうかそのクーラーボックスの中身、タコスだったんだ」
優希「皆にもタコスの美味しさを知ってもらおうと思ってな!」
ハオ「確かに美味しいですね」
淡「うん、やみつきになりそうな感じ」
ネリー「高く売れそう」
穏乃「高かったよ。確か700円くらいだったかな」
優希「チップスもいいけどタコスも評価して!!!!」

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③駅から車で嘉帆さんの実家へ(捏造設定があります。ご注意ください)

嘉帆「じゃ、二組に分かれて私たちの車に乗ってね。和は――お父さんのほうに乗ってあげて」
和「はい。咲さん、優希、行きましょう」
咲「う、うん…(和ちゃんのお父さん、ちょっと怖いな…私たち、歓迎されてないのかも)」
優希「わかったじぇ(なんかしかめっ面で恐ろしいお父さんだじぇ…)」
淡「サキがそっちの車に乗るなら私もー」
穏乃「大星さんはこっち」
淡「えー?」

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   ・

咲(車に乗り込んでから15分、ずっと空気が重いよ…どうしよう)
優希(のどちゃんが話を振っても全然乗ってこないし…)
咲(淡ちゃんがいたらもうちょっと雰囲気が和らいだかな…)
恵「和」
和「何か?」
恵「優勝――したんだったな」
和「はい。約束通り、私たちはインターハイで団体戦優勝を勝ち取りました。だから私、東京には行きません。中学で友達になった優希と、高校で出会った咲さんと、それから麻雀部の皆さんと共にこれからも麻雀を続けます」
恵「しかし向こうの車に乗ったうちの三人は東京の強豪校の子だと言うじゃないか。東京にだってお前の友達がいる、恵まれた環境もある。何より東京に行けば、お母さんと一緒に暮らすことができる。それなのになぜ、長野に拘泥する?」
優希(…どうしよう)
咲(和ちゃん…)
和「それは――」
咲(和ちゃん、頑張って)
和「たぶん、お父さんが家族で暮らすことに拘るのと同じ理由です」
恵「和」
和「お父さんがお母さんと一緒にいたいと思うように、私にだって、ずっと一緒に時間を過ごしてゆきたい人が、人たちがいます。この気持ちはお父さんの願いとは相入れないものですし、親に養ってもらっている未成年の身の上でこんなことを主張するなんて良くないのかもしれません。でも――私は咲さんと、それからみんなと一緒にいたかったから、約束通りインターハイで優勝しました。それとも、口約束は約束ではないのですか?」
恵「……ははっ」
和「お父さん?」
恵「あんなに小さかったお前が、こんなことを言うようになるなんてな」
和「お父さん」
恵「私は車の運転が苦手だった。免許を取ったはいいが、交通マナーを守らない輩のイレギュラーな動きが怖くてな。一生ペーパードライバーでいい、公道には出るまいと固く誓った。18のときだ。でも――その一年後、私は深夜にレンタカーを借り、震えながらこの道をひたすら走っていた。どうしてだかわかるか?夏休み、実家に帰った嘉帆のもとに行くためだ。恥ずかしながら、休み前に小さなことで喧嘩をしてしまって――そのまま音信不通になり、友人からは嘉帆は帰省したと聞かされた。当時の私は、ここで彼女を追いかけなければすべてが終わってしまうと思った」
和「それで、どうなったんですか?」
恵「お前がここにいる。それが答えだ」

    ・
    ・
    ・
咲(そのあとも無言の時間がつづいたけど――和ちゃんのお父さんがまとう雰囲気は、すこし柔らかくなったように感じました)






 妄想です!
 お付き合いいただいてありがとうございました。終わりです。



1…「私的素敵ジャンク」のhannoverさんの、Twitter上でのご指摘による。
2…ステルスだーはらさんの、Twitter上でのご指摘による。

 こんにちは。お久しぶりです。前回の更新から半年以上過ぎていました。ほんとうにすみません。

 更新をサボっていたあいだの生活ですが、

 対木もこちゃんのお誕生日に覚王山でケーキを買い、



 透華が牌譜の分析を頼んだ機関がある街で生まれたバームクーヘンを食べ、


 酒を飲み、『咲』を読み、『シノハユ』に涙し、『咲日和』で笑い、『怜』の竜華ママの胸部装甲とバッグの値段に絶句していました。ちょっと見てください。竜華ママのバッグはおそらくシャネルのこちらの商品と思われます。色はさすがにピンクじゃないと思うけど。中古でお値段1,698,000円 (税込)。もう一度いいます。1,698,000円 (税込)。眩暈がしますネ!

 子どもにはお金をかけるわりに自分の身なりには無頓着な怜ママと好対照だと思いますし、怜ママをオシャレに変身させてくれそうですし、幾久しく母娘二代で親しくしていただければと思います。以上が前置きとなります。

 さて、今回取り上げるのは本編最新話、第181局です。五決もはや副将戦、キャラの魅力がさらに開花しまくっていますが、ここではその表紙に注目したいと思います。すごく久しぶりのような気がする咲和。やっぱりこのふたりはかわいいですね。しかしカーディガンを着ているということは冬服でしょうか。もしかして未来?これは未来?インハイの先にこの咲さんの笑顔があるの?その横には和ちゃんが立っているの?!えーーーーーーー!!!!!!尊いーーーーーーーーーー!!!!!!


 ただちょっと気になるのが、和ちゃんの髪型がツインテールだということ。県大会終了後、和ちゃんは髪型を変えています。だから彼女のツインテールは、この絵がいつごろの二人を描いたものなのか、という問題に対しての大きなヒントとなるわけです。インハイ終了後に和ちゃんが髪型を戻したのでない限り、これは県大会以前、二人がまだ冬服(あるいは中間服)を着ていたころの、ちょっと肌寒い日の一枚ということになるわけですね。そういえば咲さんのスカートも短いですね。 だとするとやっぱり県大会以前じゃないですか…未来はまだわからないんですね。

 『咲』一巻の第一話は「それは彼女の高校生活最初の初夏だった――」と始まっており、初夏とは旧暦四月(太陽暦で四月末~六月上旬)のこと。そして咲さん和ちゃんは長袖セーラー、京太郎は学ランと、冬服を着用しています。高校の制服が夏服にかわるのはだいたい六月一日前後ですから、咲和の出会いはだいたい五月ごろのことと見てよいでしょう。そのころの急に寒くなった日のひとこまということになるでしょうか。

 そのことを念頭に置いたうえで注目したいのが、咲さんの座るベンチの後ろに生えている植物です。






 これをさらに拡大し切り出してみると、こう。



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 ひょろりとした茎の先に丸い花っぽいものがついているこの植物、ヒガンバナ科のノビル(鱗茎は食べられる。『美味しんぼ』で山岡・栗田の絆を見せつけるエピソードに利用されたことで有名)に見えます。ノビルは初夏、五月ごろに花をつけるのですが、殖える方法は種ではなくムカゴ。花の下にはちいさく丸いムカゴがびっちりとついています。その写真をネット上で探してみると、こういう感じです。→  
 どうでしょうか。似て…ますでしょうか。ちなみに「ノビル 花言葉」で検索したら一番上に「胸の高まり」「タフなあなたのことが好き」と出てきました。

 他にもキク科のブタナあたりがそれっぽい気もするのですが、ブタナは茎が途中で分岐するらしいのでちょっと違うような。

 『咲』の背景が現実の場所に基づいているというのは有名な話で、だからこそ聖地探訪・巡礼などの文化が盛んなジャンルになっているわけですが、背景の元になっている写真も作中の季節と合致していることがあったら面白いですよね。ちょっとしたこだわりという感じで。
 まあ、すべての背景の季節が登場人物たちと合わせてあるかは不明ですし、この推論も間違っているかもしれません…。なにかありましたらコメント欄でご教示いただきたく存じます。

 あ、咲さんのスカーフが羽衣や領巾みたいで素敵なのですが、貧乳の人がダンまちのあの紐を装備するとこういうことになるんだなあ、と思いました。石を投げないでください。

 以上です。


 こんにちは。あおいです。


 結論からいいます。『咲―Saki―』第170局[菓子]に登場したあのお菓子。菫がファンからプレゼントされた差し入れのお菓子のモデルが判明しました。
 今年のバレンタインデーや照の誕生日には間に合いませんでしたが、ホワイトデーのお返し、イベントの差し入れ、白糸台探訪のお土産などにご利用いただければと思います。宜しくお願いいたします。

 お店の名前は「エスプリ・ドゥ・パリ(パリの精神、くらいの意味)」。場所は三鷹です。武蔵野市役所のすぐちかく。

 公式サイトはこちら

 地図。

 では以下に、ここのお菓子が「照が食べていたお菓子」のモデルだと判断した根拠を示してゆきたいと思います。お菓子の写真が大量に出てくるので注意してくださいね。

①ホットチョコスプーン

 まず前回の記事でも言及した「ホットチョコスプーン」。ホットミルクの中でくるくる回して溶かし、ホットチョコレートを作るためのアイテム。
 ただし照の前にあったものは、スプーンの先に刺さったチョコレートが円柱形で、花のようなかたちの透明なケースに入っていました。対して前回の記事で示したものは立方体にちかい形。チョコレート部分は袋の中で剥き出しになっています。

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 ところが、エスプリ・ドゥ・パリの同名商品を見てください!(九州で行われた去年のバレンタインフェア関係のツイートですね)


 なんと形状が一致するんだぜ。
 そして、いろいろ調べたりデパートのバレンタインフェアに足を運んだりしたのですが、同じような形のホットチョコスプーンを他に見つけることはできませんでした。



②焼き菓子の包装

 まず、照がモックモックむさぼっていた焼き菓子群。

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 そしてこれがエスプリ・ドゥ・パリの焼き菓子。

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 クッキーの袋に貼られたシールの模様や、フィナンシェやダコワーズの袋のシールの位置などが共通していることがわかるでしょうか。
 
 それと、ホットチョコスプーンの右にあるのはこのへんのマカロンかな。なんか下の方にトマト味のマカロンが見えますね。リチャードソンには悪いけどこれならカレーに合うかもしれないのよー。

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 いかがでしょうか。完全に同じとはいえないかもしれませんが、照が食べていたお菓子にかなり似た感じの包装だということがわかっていただけたと思います。…ファンの子が三鷹あたりに住んでいる、という設定なんでしょうか。

 というわけで本日は、「モックモックという擬音のせいで照がヨックモックのクッキーを食べている気がしていたが、特にそんなことはなかったぜ!」というお話でした。

 あとちょっとだけ追記。『シノハユ』最新話で慕ちゃんが大感激して食べていたのは「オペラ」というケーキです。洋酒を沁みこませたスポンジとコーヒークリーム、チョコレートクリームを何層にも重ねたちょっと大人な味のケーキ。こないだ食べたものの画像を載せておきます。
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 幼かった少女は日々大人になり、髪が伸び、心も体も味覚も変化してゆく。大人の味のスイーツが理解できるようになった慕ちゃんが、おじさんや大好きなお母さんとお酒を酌み交わせるようになる日も近い…のかもしれません。


 以上です。 

 実写版の興奮冷めやらない今日この頃、みなさまお元気でしょうか。
 考察のネタがないとはいえ、ずっとブログを更新しないで放置しておくのってどうなの…という気持ちになったので、白糸台の話でもしようと思います。


◆白糸台の寄せ集めチーム

 好きです。
 みんなまだあまり仲良くなっていないようなので、とりあえず水着などを持ってどこかに行くところからはじめませんか。


・渡辺琉音(3年)
 ギャルっぽい外見なのにスクールバッグも盛らずスマホを剥き出しのまま使っている、そこはかとなくアウトローな感じの渡辺先輩。でもきっと根はいい子。
 名前が「るね」であるところもいいですね。DQNネームなのか、デカルトやマグリットを意識した高尚な名前なのか。ただ本人は絶対この名前が嫌いだと思いますし、宇野沢さんがプリクラに「しお&るねセンパイ♡」って書くとすごく機嫌が悪くなると思います。

・宇野沢栞(2年)
  高身長、おもち、ぱっちりした目、長くカールした睫毛、八重歯、ミニスカから伸びる素敵な太腿、という非の打ち所がない宇野沢さん。ヴァンプ系の魅力。ボーダーのビキニを着ないで何を着る。ビーチボールも持ってください。合宿回やプール回で無駄に活躍しそうです。

・沖土居蘭(3年)
 ボーイッシュな外見とは裏腹に気弱でしょっちゅう涙目になる沖土居さん。しかし意外に水着は大胆なのでは(憶測)。チャラいリゾートに競泳水着で来てしまうような、謎の空気の読めなさを発揮してもいいと思います。
 あと、渡辺と学年が同じなのでもっと仲良くなってほしいですね。たぶんこれまで「同じ部活」であること以外に接点はなく、クラスが同じになってもほぼ会話することもなかったと思うんですが。渡辺は沖土居さんに対して「ったく、オドオドしやがって」「そんなんだから貧乏くじばっか引くんだよ」などと思っていて、沖土居さんは渡辺のことを怖がっていそうです。
 ただ今回のことで少しは自信がついたでしょうし、渡辺の人間性も理解できたでしょうから、頑張って仲良くしてみればいいと思うんだ!!!!!!

・棚橋菜月(2年)
  前の三人と比べると全体的に地味で控えめな子。ただ、その地味なかわいさがボディブローのようにじわじわ効いてきます。
  感情を表面に出すことは少ないのですが、スカウトされたときに少しだけ頬に赤みがさしていました。また、寄せ集めチームが圧勝したときに他のメンバーが全身で喜びを表現しているのに対し、彼女は小さくガッツポーズ。感情を表出することに慣れていないのかもしれません。そこがかわいい。…かわいくない?
 しかし彼女はいったい心の中でどんなことを思い巡らせているのでしょうか。彼女の視点から描かれた、宮永照の物語を読んでみたいなあ…と思ったりします。


◆照菫について

 現在「こういう照と菫の出会いと『積み重ね』を読みたかった」と思っていた物語で殴られている感じです。そう、こういうのが読みたかったんです。もっとください。
 照は、照魔鏡の能力を使うことにより相手の性格や人間性を一瞬で見抜いてしまう。この能力ゆえに、彼女は人間と時間をかけて対話する、地味に向き合う、ということをあまり行ってこなかった(というか行うことができなかった)のかもしれません。照魔鏡にうつしだされた情報をふまえて、自分にとって「安全」な関係性だけを選択してきたのかも。
 活字を追い、ページを繰らなければ筆者の主張や登場人物の心情が見えてこない「本」を好むのは、照魔鏡を使わずに人と向き合いたい、という彼女の無意識の欲望の発露なのでは…というのは深読みにすぎるでしょうか。
 でも人間は変わることができるし、予想を超えてくることだってある。それをこれから菫さんや寄せ集めチームのメンバーが教えてくれるのかもしれないですね…?

 あと、菫さんが照にあげたこのお菓子(スプーンに刺さったチョコ)なんですが、

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 これは普通に齧って食べるんじゃなく、ホットミルクの中でくるくる回してホットチョコレートを作るためのものです。「チョコレートカンパニー」というブランドの「ホットチョコスプーン」って商品に似てますね。

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 この「ホットチョコスプーン」、ここで買えますのでバレンタインのプレゼントやイベントの差し入れなどにもどうぞ。
 そして、こちらについても誰か、正しい知識を教えてあげてください…。 

 タイトルのとおりです。

 先日、『咲―Saki―』の実写版を見てきました。個人的な見解ですが、「とても良かった」と感じられるものに仕上がっていたと思います。以下、ネタバレありの感想がつづきますので未見の方はご注意ください。


◆気になったところ
ぶっちゃけた話、実写版のキャスト全員の演技を手放しに誉めることはできません。ドラマ版で感じた演技の固さ、ぎこちなさはそのまま。
 またシナリオや衣装などについても、どうだろう、と思うところはありました。たとえば京太郎の存在やいわゆる「部キャプ」要素が削られてしまったことを残念に思う人も少なくないと思いますし、衣ちゃんの髪が揺れるたびに地毛らしき黒髪が覗くところも気にかかりました。
 なおこれも衣ちゃん関係で申し訳ないのですが、「昏鐘鳴の音(こじみのね)が聞こえるか?」などの台詞は初見の人には意味不明でしょうし、下手をすると半分くらいの台詞の意味を取れない可能性も出てきそうなので、何とかならなかったのかな、と。「昏鐘鳴の音が聞こえるか?」という台詞と海底コースのときに流れるBGMがリンクしているってことは、原作読者と日本語に強い人だけが気付いてニヤッとすればいい要素なのかなどうなのかな。

◆非常に良かったところ
 ただ、実写版は実写版としてきちんと『咲―Saki―』として完成・完結していたように思います。
 この手の実写版を「コスプレ映画」と表現する向きもありますが、この実写版は、メイク技術などを駆使して容姿を最大限に原作に近づける「コスプレ」とは違う。『咲―Saki―』がもし三次元の世界だったら、キャラクターが生身の人間だったらどんな感じなのか。そのひとつの解釈を提示してくれた映画でした。
 
 リアルさを重視してか、キャストのメイクはかなり薄めです。顔や手もとが大写しになる場面も少なくなく、そのたびに原作のキャラクターにはない、キャストのそばかすや黒子などがはっきりと映し出されることになりました(これはキャストにとってもかなりしんどい要素だったのでは…みんなお肌に艶があってきれいでドキドキしましたが)。
 でも、それでも、キャストはちゃんと『咲―Saki―』のキャラクターだったのです。不器用ながらも三次元世界の四角い宇宙でキャラクターを一生懸命に生きて、最後の「麻雀を楽しむ」というゴールに駆け上ってゆく。そんな印象を受けました。
 原作への愛と、咲キャラを理解し、それを演じることを「楽しい」と感じる気持ち。それがいっぱいに詰まった、とても幸せな実写版だったのではないかと。
※追記。
この部分、本記事よりも先に公開された「ユズポニッキ」さんの記事「☆ #咲実写 映画二回目勢へ!咲女子が選ぶ!キャラの素敵♡ポイント☆」と共通する指摘を多く含んでいます。先行のブログ記事をきちんとチェックしておりませんでした。申し訳ありません。「ユズポニッキ」さんとブログ読者の皆様に深くお詫び申し上げます。


 あと、実写版でしか表現できないことをちゃんと表現してくれていたと思います。そのひとつが大将戦後半の咲さんの足。咲さんが靴と靴下を脱いだとき、その白いはだしの足に靴下のゴムの跡がうっすらと残っていました。キャストの肉体に刻まれた跡が「県予選の時間経過」と、半日以上靴下に締め上げられていた足の「解放」をリアルに伝えていたのです。これは実写版ならではって感じ。
 またこの靴下の跡の残る足は、咲さんの心を象徴するものとも解釈できます。解放されたばかりの心にはまだ「抑圧」されていたころの名残もある、ということなのかもしれません。それでも時間が経てば、靴下の跡と同じように心の傷も消えてゆく。そして前に向かって進んでゆくことができる、と。

◆ステルスモモの話
 そうだ。私は『咲―Saki―』の愛読者であると同時に、東横桃子を演じたあのちゃんが所属するアイドルグループ「ゆるめるモ!」のファンでもあります。ただし、あのちゃんのTwitterなどをフォローしている方はわかると思うのですが、彼女は人形のように整った愛らしい容姿の持ち主であるものの、精神的にあまり安定していません。あのちゃんにモモを演じることができるのか?咲読者は彼女の魂と肉体と声によって表現されたモモを受容することができるのか?など、公開前には心配が尽きませんでした。
 でも、あのちゃんが演じるモモは声がアニメ版の声優さんに似ているだけでなく、纏っている儚げでマイナスな空気も、そこはかとなく憂いを帯びた愛らしい表情も本当に「これぞモモ」と言いたくなるようなもので。そのうえ大将戦を観戦していたときのハイテンションと笑顔が最上級にかわいかったので大満足です。やばい。超かわいい。かじゅとの絡みも最高。というかどうやってこの子の心を開かせたんですか…かじゅ役の岡本さん。エンドロールのオフショットもかわいい。

※あのちゃんかわいいな、と思った方は以下のMVを見てください。
①ゆるめるモ!「夢なんて」


 『咲日和』の鶴賀ドライブ回を実写にしたらこんな感じだと思います。サビの歌詞がひどいとか言わない!
 
②ゆるめるモ!「ナイトハイキング」
 

 深夜にラジオを聴いたあと、星空を見上げてかじゅのことを考えながらコンビニに行くモモのイメージ。



◆咲さんとか透華様とかハギヨシの話
 つぎに咲さんの話をしていいですか。咲役の浜辺美波さんの肌の抜けるような白さと輝きが不思議な存在感を放っていたと思うんですよ。「美少女」の記号であるツインテールや巨乳、アトリビュートのぬいぐるみなどはすべて彼女ではなく和ちゃんの持ち物です。
 ただ、咲さんは和ちゃんとは別のベクトルでしっかり「美少女」で、主人公たるにふさわしい風格をしっかり備えていました。シェイクスピアが美しい女のなめらかな肌を「雪花石膏(アラバスター)」という真っ白な鉱物にたとえていたことが思い出されます。そして笑顔が本当にかわいい、というか美しい。

 それとモンブチの透華お嬢様&ハギヨシも良かったです。透華様はいちいち行動が面白くて愛らしくて素敵。それから一ちゃんの対局を見届けたあとの慈母のような表情…!
 ハギヨシは最後の透華お嬢様を導く手つきにぐっと来ました。あれは最高に執事でハギヨシでした。カッコよかったです!

 いいたいことは他にもたくさんありますが、長くなるので。
 とりあえず今日はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました。 

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