洋楽のステージの話

「ありがとう」=Thank you。「どうもありがとう」=Thank you very much。というルールを私は作っています。音楽関係をやっていると「ありがとう」がいっぱいすぎて、いちいち「もうちょっと違う表現ない?」とか考えても行き詰ってしまってね。

「おまえ、適当な奴だな!」と言いたければどうぞ。

でも悩むんです。イタリアやドイツやフランスでのステージ。「グラッチェ」にする?(スーパーカップみたいだけど…。いや、今はファミレスか…。)とか、「じゃあ、メルシーはOKとして、merci beaucoupって言われたらメルシーボークーは馴染みがないだろ?」とか、「ダンケはよくても、ダンケシェーンはムリだろ」とか…。

スイス公演に至ってはアーティスト自身も悩む。じつはこれが厄介で…。素直にドイツ語とフランス語と英語をまとめて言うなら「ダンケ」、「メルシー」、「サンキュー」とカタカナにしてもいいんだけど、同じステージ中に、適当にどれかを散りばめてくる(普通にサンキューとして使う)とヘン。なので全部「ありがとう」にして思考停止。

どの言葉で攻撃されても英語のThank youに相当する言い方には「ありがとう」。very muchがついたら「どうも」をつける。を基本にしております。妙に色々考えて配慮していると破綻するのですね。

もちろん、時々他の表現(「どうも」だけにするとか)も使います。この言葉は何語にしても、それなりに分かりやすい音ではあるので「ありがとう」最強ということで。

場合によっては「ありがとう」の上にカタカナでルビをつけたりなんかして、も〜、この〜。スパシーバ(?)。