・・・1月30日・文句さんとの特別対談・・・
072
「何を言ってるんですか。
 思いっきりミニスカートのサンタコスと
 穿いてないくらいスケスケの
 イチゴのスキャンティが似合う女性は
 世界中捜しても千尋さんだけですよ。」(幸治)


(それって、褒められてる気がしねえな。)


(…やっぱり、この人、好きになれないわ。)


(そんな格好させて
 いったい誰に見せるつもりなんだ?
 相手は小学4年の女の子なんだろ?)


「た、楽しみね。」(千尋)


(クリスマスだなんて、何年ぶりかしら?)


千尋の胸に去来するのは
別れ際に、まだ10歳だった
2人のあどけない顔でした。


「先方の都合もあって
 クリスマスパーティは、10日になりました。
 だから当日は、エロエロな約束なんかしないで
 空けておいて下さいね。」(幸治)


(…やっぱり、この人、好きになれないわ。)


・・・・・


「何だって!?そうなのか!?」(元亭主)


「うん。だからね、今度の…」(愛)


「そうか、そうか。良かったなあ。」(元亭主)


さくらすみれが寝てしまった深夜
元亭主
地下のバーカウンターにいました。


「そうか。そうなのか。」(元亭主)


(何だ?何だ何だ?)


「元気出しなよ。
 スペシャルカクテル
 作ってあげるからさぁ。」(愛)


「何、言ってんだ?俺様は元気だぞ。
 でもま、それ、貰おうか。」(元亭主)


「元気出しなよ。
 ほら。お馬さんになったよ。
 中に思いっきり出しな。」(恋)


(やっぱり全員全裸なのか!?
 あ、あ~あ、入れちまったよ(;´д`))


「それで?
 
アンタマとしては、どうするの?」(夢)


「どうするって?
 もちろん、特別濃いの出して
 を腹ませて女の子を産ませて
 俺様の老後のオモチャとして
 バッチリ飼育するんだ。」(元亭主)


(それ、まだ、言ってんのかよ?)


「そ…それ、とっても、いいけど、さ。」(恋)


(いいのかよ!?( ゚Д゚))


「そうじゃなくて…。
 さくらちゃんと
 すみれちゃんについてよ。」(夢)


「どうするって何だよ?
 それにしても…。そうかそうか。
 良かったなあ、ホントに良かった…。」(元亭主)


の3人は
顔を見合わせて、溜め息をつきました。


「はい。
 スペシャルカクテルよ。」(愛)


「こら~。私の背中をテーブルにするな!」(恋)


(あははは…。こりゃ便利だ。)


「煩ぇな。
 ガタガタ言ってっと
 尻の穴にポッキー入れちまうぞ。」(元亭主)


「あ、それ、やめて。
 折れたら、出すの、大変なんだもん。」(恋)


(生々しいな。経験者か?( ゚Д゚))


「…あれ?何でだろうな?
 何だか、泣けてくるぜ。
 めでてぇハナシなのにな。
 妙な気分だぜ。」(元亭主)


(鬼の目にも涙か?)


「泣いたら良いヨ。
 ここには、だあれも、いないヨ。」(愛)


「おめえ達がいるじゃねえか。」(元亭主)


「私達は…友達、でしょ。」(恋)


「…そうだったな。
 おめえ達は、友達だった。」(元亭主)


(何か、急に、ツッコめなくなったな。)


「泣いたら良いヨ。
 ほら。オッパイ、貸してあげる。」(夢)


「良かったなあ。ホントに良かった。
 良かった、良かった…。」(元亭主)


その晩、元亭主
生まれて初めて人前で泣いて
【良かった】という言葉を一生分呟きました。


(こいつ、変わった…よな。)


・・・・・


「…サンタって、普通、赤くない?」(千尋)


私達が身につけた、サンタコスチュームは
ツヤツヤとした光沢がある青なの。


(おやま。再びモノローグっぽい進行か。
 黙って、成り行きを見守ろうじゃねえか。)


シルクみたいで、着心地は、最高なんだけど…。


こんな衣装、ドコに売ってたの?
また、金持ち根性で、特別に作らせたんでしょ?


好きになれないわよね~、そおゆう発想…。


「本物のサンタは、24日深夜に来ますので
 僕らは、ナンチャッテサンタなんです。
 だから、青にしたんですよ。」(幸治)


…ちゃんと、理由が、あるんだ。
つまんない理由だけどね。


でも確か、思いっきりのミニスカに
穿いてないほどスケスケの
イチゴのスキャンティって
言ってなかったっけ…。


スカートは膝丈で普通だし
オーソドックスな純白パンティだし
冷えないように気遣ってか
毛糸のパンツまで穿かせてもらって…。


気が変わったのかしら?


やっぱり…というか、案の定…というか…
〇〇ホテルにしちゃったのね。
〇〇ホテル…って言ったら
有名な最上級のホテルじゃないの…。

その最上階にあるバンケットルーム…。
窓からの見晴らしが最高ね。


まるでウェディングケーキのような
豪華なクリスマスケーキ…。
こんなに大きいの、食べられるのかしら?


…あ。
本物のケーキの部分は
そんなに大きくないのね。


私くらいある、大きなトナカイ…。
どおやって作るのぉ?
だってこれ、氷の彫刻なんでしょ?
テーブルの上に乗っているから
見上げる首が痛くなっちゃいそう…。


トナカイの足元にバラ氷があって
シャンパンとか、ジュースとかのビンが
突き刺してあるの。
うわあ。ワインもあるわ。保冷は完璧ね。


巨大なクリスマスツリーね…。
3mくらい、あるかしら?
てっぺんが、天井に届いちゃってる…。


そのてっぺんから部屋の端に向かって
いくつもの綺麗なモールが広がっているの。


あ、電気で光るんだわ。
クリスマス気分を盛り上げる飾り付けも万全ね。


あら?
パーティーションが、あるのね。


裏側には…見たコトない綺麗な女性が…。


んもうっ。
幸治ったら、どれだけ手が早いのよ?


…と、思ったら
キーボードで、楽譜を整えているわ。


「音、出します。」


♪♪♪~♪


そっか。ミュージシャンなのね。
へぇ~。アレって、いろんな音が出るのね。


「千尋様
 本日はまた、一段と、御綺麗ですね。」(優子)


きゃ~。
優子ちゃんと、藍子ちゃん
涼子ちゃんと、景子ちゃんじゃないの。


「やだぁ。お互い、同じ格好でしょ?」(千尋)


「私達が着てもイモ臭いだけですよぉ~。」(藍子)


「どんな御衣装も
 御自身のモノとされる着こなしセンスは
 さすがでございますね。」(涼子)


「私達、恥ずかしいです。
 こんな難易度の高い衣装が似合う女性は
 世界中捜しても千尋様だけですよ。」(景子)


…ドコかで、聞いたようなセリフね。


きゃははっ。
運転手の中島さんが、タキシードでキメてるの。
いつもと変わらないトコロが、何か可笑しいわ。


「…千尋さん千尋さぁ~ん
 僕のハナシ、聞いてます?」(幸治)


「…あ、ごめんなさい。」(千尋)


「もうそろそろ12時ですね。
 僕らは、隣の部屋に隠れていましょう。」(幸治)


な、何故に~?~


隣の部屋には、知らない人が、いっぱいいたの。


不思議なお化粧をしていたり
可笑しな格好をしていたり…。


いろんな人を呼んじゃったのね~。


千尋さん、こっちです。」(幸治)


「はい。」(千尋)


大きなトナカイを飾り付けて
サンタが乗るソリのようになった台車と
大きな純白の紙袋があったの。


「いいですか?手筈を確認しますよ。
 お客様が部屋に到着したら
 中島の案内で、着席戴きます。」(幸治)


「はい。」(千尋)


「テーブルの上のティーキャンドルに火を灯して
 演奏が始まると、照明が落ちます。
 クリスマスツリーや、いろんな飾りに
 灯りがつきます。」(幸治)


「はい。」(千尋)


「下女どもが
 【きよしこの夜】を歌います。」(幸治)


「はい。」(千尋)


その【下女ども】っての
いい加減、やめてほしいわね~。


「幻想的なイルミネーションと綺麗な歌声で
 お客様は、一瞬にして、夢見心地です。」(幸治)


「はい。」(千尋)


か、かなり、断定的ね~。
そう、上手く、いくと、良いんだけど…。


「歌が終わったタイミングで部屋の照明が点いて
 アップテンポで景気の良い【赤鼻のトナカイ】の
 演奏が始まります。」(幸治)


「はい。」(千尋)


「そのタイミングで僕が
 このソリみたいな台車を押して
 この扉から、みなさんの前に飛び出します。
 クリスマス会が始まります。」(幸治)


「はい。」(千尋)


「適当なツカミを作ってから
 クラッカーを抜いて
 千尋さんの入った大きな紙袋を
 コンコンと叩いて合図しますから
 メリークリスマスと言いながら
 紙袋を破って立ち上がって
 華々しく登場して下さいね。」(幸治)


「え?
 クリスマスプレゼントって
 私なんですか?」(千尋)


「…そうですよ。」(幸治)


「そうですよって…。
 女の子が、可哀想ですよ。」(千尋)


な、何よ?
この、意味ありげな間は…?…


「なあんちゃって。
 はい、これ。キティちゃんです。
 女の子達に、渡して下さい。」(幸治)


「なあんだ。ちゃんとあるんじゃないですか。
 ああ、ビックリしたわ。」(千尋)


私、女の子に
貰われちゃうのかと、思ったじゃない。


「いくら僕が非常識でも
 千尋さんをモノ扱いするほど
 腐ってはいませんよ。」(幸治)


…どうだか。


「紙袋を破って立ち上がって
 プレゼントを渡して下さいね。」(幸治)


そういうコトなのか。


「あれ?2つですか?」(千尋)


「言ってませんでしたっけ?
 女の子は、双子なんです。」(幸治)


そんな…。


双子だなんて…。


ますます、あの子達を、思い出しちゃうじゃない。


「さあ。台車に乗って下さい。
 紙袋に入って、膝を抱えて座って下さい。
 そう、そんな感じです。
 いいですね~。
 ピンク色の毛糸のパンツ
 とっても可愛いですよ。」(幸治)


「バカ。」(千尋)


「ホントですって。
 写真に撮って3mくらいの巨大パネルにして
 玄関に飾っておきたいくらい
 可愛いです。」(幸治)


幸治の場合、ホントにやりそうだから、怖いわ。


「袋の口を閉じますよ。
 大丈夫。息はデキますからね。」(幸治)


うわ…。予想以上に、何も見えないのね。
何だか、純白の、世界ね…。


♪♪~♪~♪


あ、演奏が始まったわ。
オルガンの音色が優しいのね。


「ようこそ、お越し下さいました。
 お席に、御案内致します。」(中島)


お客様が、いらっしゃったのね。
楽しんで戴かなくちゃ…。
緊張するわね。


♪き~よし~ こ~のよ~る~♪


「え?何で私達だけ?やだよぉ。」


「大丈夫よ。アトで自由になるからね。」


「ガキじゃあるまいし、黙って座っとけ。」


何か、モメてるわね~。


♪ほ~し~は~ ひ~か~り~♪


歌ってるの…優子ちゃん達…よね…?…
とっても上手だわ。


「わあ。綺麗💛」


「おじさん、これ、なあに?」


「ティーキャンドルで、ございます。
 あ、お嬢様。御髪に乱れが…。」(中島)


「わわ?素敵なクシね。ありがとう。」


「恐縮でございます。」(中島)


「あ、いいな。私も、私もぉ~。」


「もちろんでございます。」(中島)


今にして思えば、これは、巧みな仕掛けでした。


♪す~く~い~の~ み~こ~は~♪


「素敵な歌声ね~・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・」


うわ~。ハモってるし…。
何だか、私も、ウットリしてきちゃった。
優子ちゃん達
レコードデビューできるんじゃない?


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