書は、アベノミクスの超金融緩和によって、日本経済がどのような変化をするかが書いてある解説本です!
一言で言えば、超金融緩和によって、経済の波及効果を解説している本だと言えますね。
一番、注目できる点は、「2014年までに、消費税増税をしたら、安倍政権は、短命に終わる!」と書いているので、安倍首相の判断が待たれる所だと思います。
以下、簡単な各章のまとめです。
第一章では、「超金融緩和で激変しはじめた日本経済」と題して、アベノミクスの超金融緩和によって、株価が上昇した事は、「金融緩和無効論がウソ!」という事を証明したと書いています。
第二章では、「脱デフレで勝つ企業、消える企業」と題して、デフレで暗躍したブラック企業は、アベノミクスで鉄槌を下され、消えると書いています。
第三章では、「非正規雇用の黄金時代がやってくる」と題して、アベノミクスによって、デフレからインフレになれば、人手不足になり、非正規雇用の待遇は改善されるとしています。
第四章では、「バブル再来とその崩壊の行方」と題して、1989年のバブルは、アメリカのプラザ合意によるものであること、バブルが崩壊したのは、日銀の早すぎる金融引き締めをしたからだとしています。
また、アベノミクスによって、バブルが再来するかは、持ち合い株を減らす政策が出来ているので、期待しない方が良いとしています。
そして、バブル潰しは、バブルよりもより、国民に不幸がおとずれるとしています。
第五章では、「日銀マネーが世界をこう変える」と題して、超金融緩和による円安は、韓国経済や中国経済にダメージを与えるとしています。
また、2014年の消費税増税は絶対にするべきでなく、消費税増税をしたならば、安倍政権は、支持率が落ちて、短命になるとしています。