この本は、日本経済の真実を暴く一冊です!
特に、強調している事は、「消費税8%に上げた事にも、マクロ経済的におかしいし、10%に上げる事には、とんでもないと、反対!」と主張している事です。
まだ、デフレ不況から、完全に立ち直っていないのに、消費税増税に反対している事は、一貫しています。
そして、最高の景気対策は、消費税を下げる事と言っているのは、真実をついていると思います。
財務省の洗脳から、国民の目を覚まさせてくれる一冊ですね!
以下、簡単なまとめです。
Chapter1:「これが8%増税の真相!」と題して、5つの節に分かれています。
01:「【俗論】:8%消費増税、国民のためにやむえなかった・【真相】:否。その本質」と題して、消費税は、財務官僚の歳出権を拡大するための措置!としている。
02:「【俗論】:8%では足りない。最低でも10%まで引き上げよ。【真相】:否。反動減は確実。怪しい言い訳が出てきた要注意!」と題して、
財務省のOBが出てきたら、要注意としています。
03:「【俗論】:社会保障制度の維持のため、みんなで協力。増税やむなし 【真相】:否。歳入庁とマイナンバー制で増税は不要に」と題して、
歳入庁とマイナンバー制度があれば、増税が必要なく、財政再建できるとしている。
04:「【俗論】:庶民のため、特定品目には軽減税率の適用を! 【真相】:否。軽減税率は不公平を増やす官僚利権の温床だ。」と題して、
軽減税率は、弱者に不公平であり、給付付税額控除が必要であるとしている。
05:「【俗論】:消費増税は企業は苦しめる。法人減税とセットで考えよ。 【真相】:否。この増税で苦しむのは、消費者。法人税もいらない。」と題して、法人税は、なくすべきとしている。
Chapter2:「これが日本経済の真相だ!」と題して、3つの節に分かれています。
06:「【俗論】:いくら株価が上がっても、実体経済はよくならない。 【真相】:否。波及の時差は世界の常識。想定どおりに進行中。」と題して、物価や賃金上昇には、2年かかるとしている。
07:「【俗論】:中小の賃金は上がらず。潤うのは大企業社員ばかり。 【真相】:否。好影響も悪影響も、まず、大企業が先。」と題して、リストラを先にしたのは、大企業で、中小企業は、ゆっくりだったとしている。
08:「【俗論】:2%インフレなど不可能。万が一実現すれば、格差が拡大。 【真相】:否。真の目的は脱デフレと経済成長。まずは、底上げを。」と題して、物価が上昇するのは、景気が底上げされていることであり、格差はなくなっていくとしている。
Chapter3:「これがアベノミクスの真相だ!」と題して、4つの節に分かれています。
09:「【俗論】:円安で伸びたのは輸出金額。輸出数量が増えないとNG 【真相】:否。景気は回復中。トータルで見ると、円安メリットは大。」と題して、輸出量が増えないのは、供給量が対応できない事と、海外に日本の工場に移した事としている。円高よりも円安の方が全体最適としている。
10:「【俗論】:GDPが増えても、経常収支は赤字に転落。国力が落ちている。 【真相】:否。トンデモ理論が赤字という言葉で危機を煽っている。」と題して、経常赤字でも経済成長には関係はないので、赤字でも心配ないとしている。
11:「【俗論】:このまま緩和を続けると、国債暴落→ハイパーインフレ 【真相】:否。もはや暴落論はホラー映画の世界。ただのフィクション。」と題して、大事なのは、債権のCDSを見よとしている。
12:「【俗論】:集団的自衛論、秘密保護法・・日本の右傾化が止まらない。 【真相】:否。背後にあるのは、イデオロギーよりも経済性の問題。」と題して、どこかの国と同盟を組むと軍事費が抑えられるとしている。
Chapter4:「これが世界経済の真相だ!」と題して、4つの節に分かれています。
13:「【俗論】:アメリカがついに緩和縮小。つられてアベノミクスも腰折れ? 【真相】:否。数値に基づく一貫性ある決断。米金融に死角なし。」と題して、バーナンキ議長は、失業率6.5%、インフレ率2%としていたので、縮小は予想ができたとしている。
14:「【俗論】:米国のアベノミクス歓迎、実はウラの意図がある。 【真相】:否。怪しい陰謀論。為替操作など目的にしていない。」と題して、
金融政策は、自国の物価と雇用が目的であり、為替は操作できないとしている。
15:「【俗論】:ついにドル緩和縮小が開始。これから超円安がやってくる。 【真相】:否。量の比較で十分に予測可能。110円近辺が妥当。」と題して、アメリカと日本のインフレ目標が2%なら、一ドル=110円としている。
16:「【俗論】:米緩和終了により、新興国の経済は大打撃。 【真相】:否。原因は別。読み解くカギはルイス転換点に。」と題して、新興国の経済成長がルイスの転換点になりつつあり、頭打ちになるとしている。
Chapter5:「これが日本経済のニュースの真相だ!」と題して、5つの節に分かれています。
17:「【俗論】:中国のシャドーバンキング、放置すれば第二のリーマンショックも 【真相】:否。無理に潰すとショック再来の恐れ。日本への影響は小。」と題して、中国は、世界や日本の失敗を見ているので、3年から5年の停滞とみているとしている。
18:「【俗論】:実態のわからないビットコインは危機のもと。国の規制すべき。【真相】:否。よくできた仮想通貨の仕組み。使い道はある。」と題して、ビットコインはある程度の地位に落ち着くと予想している。
19:「【俗論】:脱原発は理想化の戯言?それでもやはり脱原発すべき? 【真相】:否。水掛け論を終わらせるべき。経済的な解を探れ。」と題して、脱原発は既定路線であり、電力を自由化すれば、自ずと原発はゼロになるとしている。
20:「【俗論】:2020年東京オリンピック、経済効果はなんと150兆円!! 【真相】:否。数字は無根拠。プラス効果はあるが、経済効果は曖昧。」と題して、推計数字そのものには、意味がないとしている。
21:「【俗論】:道州制は立ち消え。橋本市長の都構想も鳴りを潜める。 【真相】:否。地方独立を阻むマスコミの印象操作の可能性。」と題して、都構想をやるなら、住民投票をするべきとしている。
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