本書は、政治家・原敬について、日本の本の中でも、一番詳しく、記述している本と言える。
「原敬全集」や「原敬日記」や「原敬関係文書」からの第一級資料からの引用が多いので、原敬を知りたい人は、絶対に読むべき本である。
原敬が1921年に暗殺されてから、10年後に、満州事変が起きている事を考えると、原敬が生きていたら、日本は、軍部の暴走を抑え、第二次大戦には、ならかったのでは!と思うほどの政治家である。
本書をもとに、NHKの大河ドラマの主人公として、取り上げて欲しい人物である!
絶版になっている本なので、復刻版が出来て、より多くの人に読まれる事を希望する!
本書では、政党政治家となり、首相となって、行った政策と、暗殺されるまでを描いている
以下、各章のまとめである。
第三部では、「政党政治家として」と題して、桂内閣と西園寺内閣の下で、原敬が着実に、力をつけていった経緯が描かれている。
第四部では、「総裁・首相として」と題して、政友会の総裁になり、3年間の首相の間の実績と、暗殺されるまでを描いている。
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