本日も風船日和

紙風船を使ったイベント風景を紹介します。購入を検討されているお客様の参考に。

製品情報

お宝発見?

先日、香我美幼稚園の卒園式でのこと。

園の人から紙風船の入った段ボールを受け取りヘリウムガスを入れる作業を始めたのですが、事前にお送りした段ボールは1個。お預かりしたのは2個。

なんでだろうと思いつつガスを入れる作業を続けていると古い方の箱の底から見慣れぬ・・・いや、懐かしいものが現れました。
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私が入社した年の前年まで作っていた紙風船です。おそらく24〜25年前の代物。
五角形に切った紙を両面テープで貼り合わせるという方法で1枚1枚手作り。

販売用に作った初号機と言える風船です。弊社にも残っていません。


私のかすかに残る記憶では当時の園長先生か理事長さんに気に入っていただき、お使いいただくようになったと聞いていますので、当時のサンプル品ではないかと思います。

もしくは紙風船作りから体験してもらう企画が何回かあったのでその時にご自身で作られたものが残っていたのかもしれません。

なんにしても紙風船の歴史を語るうえで貴重な物です。

今回、ガスを入れて飛ばしても良かったのですがあまりにも貴重なものだったので引き取ってきました。

大切に保管したいと思います。

強風+フェンス・・・・

風の強い日に風下方向にフェンスがあるとこうなってしまいます。
フェンスから離れられるだけ離れたのですが風が強すぎて上昇しきれませんでした。


飛ばす場所の立地や風向きもあるのですが、判断が難しいです。

残念な結果ではあるのですが、これはこれで子供たちも興奮するので多少のトラブルも救われます。

乾燥注意報

香我美幼稚園卒園式です。
今年もお使いいただきました。

ガスを注入している最中に2個ガス漏れ。
一個は色の塗りすぎで穴が空いてました。

一個がガスを注入する際にシワがの伸びる作用で穴が空いたようです。

共にセロテープで補修しました。

今年は空気が乾燥しているので紙風船の紙が例年より渇き、柔軟性が乏しくなる傾向です。

絵を描いた後の紙風船の管理にはご注意ください。

滞空試験

紙風船原紙の気密性を確認するための滞空試験をしています。
紙風船は手作りです。

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ただいま製造中

今週一週間は紙風船を作っています。

梅雨のジメジメしたお天気は人間には不愉快ですが、紙風船を作るには最適の条件なのです。
というのも紙風船の紙はある程度の湿度がないと強度や柔軟性が劣ります。湿度が高ければ高いほど加工には適しているのです。

二枚の紙を風船の形に貼り合わせる行程です。
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貼り合わせた紙は風船のサイズに切ります。
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切ったものを次の打ち抜き工程のために揃えます。
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プレス機にセットして
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風船の形に打ち抜きます。後はガス注入口と紙紐を付ければ完成です。
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偽物注意!!

先ほど、お客様からの問い合わせでインターネットで和紙風船が販売されているという連絡を受けまして、調べてみますと楽天、ヤフー共に「エコ和紙風船」で出品されていました。

しかしながら、これは弊社の紙風船とは似て非なるものです。

ガス注入口の形状も異なっています。画像を見た感じでは材質も違っています。

純粋に植物繊維で出来た紙でヘリウムガスを溜めることは弊社で取り扱っている原紙以外では不可能です。

他にある方法とすれば何らかの樹脂でコーティングないしはラミネートした紙を使用していることになるので、エコとか和紙とは名乗ることは出来ないはずです。

見た感じ、ラミネート品ですね。

和紙ではない風船が和紙風船を名乗ることは、いままでこの風船をを育ててきた弊社にとっては残念なことですが、これも有名税だと思って放置しておきましょう。

安田小学校

昨年に引き続き今年も安田小学校で風船を飛ばしました。
当日の天候は晴れ。しかし、西高東低の冬型の気圧配置で北西の風が吹いていました。車を運転していてハンドルをとられるほどの強風です。通常であれば風船が飛ばせないレベルでしたが、北西方向に高い山のある安田小学校の立地が幸いして風も微風。
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飛ばした様子です。


南に向かって飛んだので風船を見送るのがまぶしかったです。
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いくつか膨らみの足りない風船が動画に映っていると思います。
これはガスを注入した場所の気温より飛ばす場所の気温が低かったために、ガスの体積が収縮したからです。冬場には注意しなければなりません。
夏には逆になります。エアコンの効いた部屋でガスを注入し、暑い屋外に風船を出すとガスが膨張し、風船がパンパンに膨れ上がります。

ヘリウムガス不足について

現在、世界的にヘリウムガスが不足しています。

ヘリウムガスの主な産地はアメリカですが、生産設備に不具合があったようです。

ヘリウムガスは医療用のMRIや検査機器でも使用されるのでそちらに優先的にまわされています。

従いまして風船などに使用するヘリウムガスは不足、欠品状態となっています。地元高知で使う弊社も残り600個分(11月26日現在)の在庫以降の入荷予定はありません。

そこで今後しばらくは紙風船の購入をご検討される前にヘリウムガスの確保が可能かどうか御確認いただく必要がありますのでご注意ください。

紙風船はどこまで飛ぶのか?

「紙風船はどれくらい飛びますか?」という質問をよくいただきます。
過去の例で言えば高知から和歌山が多いですが、静岡近辺まで飛んだという話もあります。
ですが、実証できる記録としては残っていません。

今回、環境保護団体グリーンピースに活動の一環としてお使いいただいたのですが、どこまで飛ぶかということが調査目的だったので紙風船の飛行データとして貴重な資料となりました。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/370/blog/39887/

時節柄、飛ばした場所は福井県です。
そして発見された場所は広範囲にわたっています。遠いところでは埼玉県で発見されています。

夜間は気温が下がって浮力が低下するので飛ばした時間から日没後、浮力低下するまでの時間と風速で距離が決まるのではないかと思います。

それとある程度人口が密集している地域での報告が多いのは発見される確率の問題とも言えます。おそらく福井県から埼玉県や愛知県に至る一定の場所から発見された地域まで帯状に落下しているはずです。

また、これがゴム風船だと同じような結果は出ないと思います。飛行距離は同じとして、ゴム風船はガスが抜けると小さく萎みますが、紙風船は萎みませんので発見される確率は高くなります。これもこのような調査やメッセージを付けて飛ばす際の紙風船ならではのメリットと言えるでしょう。(ゴム風船は高度が上がると気圧低下で膨張し破裂するとも言われています)

メッセージを飛ばすという用途からすれば紙風船は優位であるという証明になったと思います。

ヘリウムガスの購入先について

弊社で製造販売しています紙風船のご購入を検討していただく際にヘリウムガスの購入方法が難しかったのではないかと思います。

まず、どのような業種がヘリウムガスを取り扱っているかわからなかったのではないでしょうか。
弊社HPでは「産業用ガス業者・レンタル業者」と書かせていただいていましたが産業用ガス業者ってなんだろう?とも思われた方もいらっしゃるとおもいます。

また、業者によってヘリウムガスの価格にかなりの違いがあり、私の知っている範囲でも同じ容量で4倍の差があったりもしました。ですので、複数の業者に問い合わせする必要性も説明させていただいています。

今回、そういった問題点を解決すべく、弊社で扱うヘリウムガスの購入先である高松帝酸株式会社にご相談させていただいたところ、四国内は高松帝酸様が窓口になってくれることになり、四国外はエア・リキード工業ガス様が窓口になっていただけることになりました。

これでヘリウムガスの購入についてはご迷惑をおかけすることも少なくなると思います。
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