2009年06月20日

安曇野わさび田湧水群

「安曇野」という小説をご存知だろうか。 小説家・臼井吉見の大河小説だ。この小説の題名が地域一帯の通称となった場所がある。長野県北西部、安曇平。この安曇平周辺では、広大な山葵田を見ることができる。

山葵は、栽培に関して厳密な地理条件を必要とする植物のひとつだろう。山葵栽上の水の適温は12〜13℃でなければならない。水や土に有害成分を含んでいてはならず、かつ、豊富な栄養が含まれていなければならない。日光も当てすぎず、遮断しすぎずが条件なのだ。この安曇野も、厳しい条件をクリアした山葵田だ。こんこんと出てくる湧き水は、北アルプスの雪解け水が扇状地まで綺麗なまま流れてきたもの。高い山に囲まれ、一帯は光り輝くようにも見える。

今まで数々の文人や芸術家がこの地を題材にしてきた。この美しい風景が守り続けられる限りそれは続くだろう。安曇野の山葵田は、人々の食ばかりでなく、心までも満たしていくのである。


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月餅

月餅は、月に見立てられた丸い形をした平たい饅頭だ。その模様や艶やかさをよく見てみた事があるだろうか。中国の人々は、中秋の名月を愛でながらこの菓子を食べるという習慣を持っている。中国から渡来した月のように美しい菓子、それが月餅である。

月餅の中に詰める餡には、地域や店によってさまざまな種類がある。一般的に、砂糖やラードを多く含むのでカロリーは高い。その分、中国では高価な菓子に分類されるのも特徴である。高価な品と一緒に詰め合わせて賄賂として用いられる事もあり、月餅そのものの20%以上の値段の品物と一緒に送ってはいけないという法律も中国には存在する。

日本では、中村屋が月餅の味を日本人に合うように改良した。その結果、もちもちとした食感がありつつも脂分が少なく、日本でも流通するようになった。

中秋に限らず、この深くて豊かな味わいを月と一緒に愛でてみてはどうだろうか。




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