とうとう師走になりました。本格的な冬の寒さが始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。月が替わったので先々月の話です。今年の日本救急医学会総会が大阪大学の主催で10月24~26日に大阪で開催されました。

大阪です。近いです。通いです。

僕の持論の「東京大阪での学会は盛り上がらない。」それはなぜか。
人口集中に比例して、もしくはそれ以上に救急医は東京大阪近辺に集中しています。そして24時間365日救急の現場を維持しているわけです。えっへん。と、僕が威張ることでもありませんが。そんな彼らにとって学会は普段の臨床とは違った意味での切磋琢磨の機会であると同時に、多忙な日常からいったん離れ、新たなモチベーションを得るリフレッシュの場でもあります。その学会が東京大阪であるとどうでしょう。普段の通勤と変わらぬように自宅から学会場へやってきて、終わるとそのまま帰宅します。

そうです。帰ってしまうんです。

学会期間中は同門会や懇親会などの交流の場が数多く設けられていますが、みな電車に乗って帰ってしまうんです。帰るだけならまだしも、手術で呼び出されたり、学会場からそのまま当直に入るという人も少なからずいます。これで盛り上がれるでしょうか?

盛り上がりました。

そんな大阪での学会だった今年の救急医学会総会、実は大変盛り上がりました。テーマは「Love EM(Emergency Medicine)」救急への想いを大いに語ろう。さすが阪大。老舗中の老舗ながら、ある意味非常にポップで勢いのある学会だったと思います。

当センターからは発表7演題と2人が若手座長として活躍してくれました。前置きが長くなってしまったので詳細は割愛します。発表者の中から今や当センターNo1専攻医の〇田先生の学会参加記をお送りします。原則として飲み食いネタは載せない当ブログですが、ささやかなラーメン話なので今回はそのままお届けします。では以下、原文ママ↓


Love EM ー第45回救急医学会総会の報告ー

救急部 〇田啓佑

 

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 1024-26日に大阪で開催された第45回日本救急医学会総会に参加させていただきましたので、その報告をさせていただきます。今回、大阪開催ということで宿泊はせず、連日春日野道の家から通いで参加しました。朝一番から面白そうなセッションはあるのですがなかなか電車での通いが辛く、もし高槻に住んでいる医師が居れば、なるほどラリーの練習に参加せずに家に早く帰りたくなるのも納得だなぁ~などと考えておりました。

2017総会1

 

 

 発表に関しては、私は当院の病院前活動におけるインシデントについて発表を行いました。発表の中で昨年のドクターカーシミュレーションの勉強会を紹介でき、HEMCの勉強会に感動した私の気持ちが少しでも聴衆に伝わっていたら幸いです。他にも私が聴けた範囲でいえば、〇集院先生のPEについての発表では内因性疾患に対するHB-ERの有効性についてコメントが出ていたり、〇田先生はパネルディスカッションで外傷性窒息について検討報告を行うなどHEMCの先生方の活躍を見ることができました。さらに〇山晴輝先生が高齢者救急で座長をされている姿はとても凛々しいものでした。どこで冗談を言うのか注目していたらセッションが終了してしまったのが残念でなりません…

2017総会2

 

 発表の中で興味深いものとしては、心肺蘇生中の脳酸素飽和度(rSO2)の測定から脳機能の回復を予測するというものがありました。ビデオで紹介していましたが、患者が運ばれてくると気管挿管、機械による胸骨圧迫を開始し、rSO2を計測しながら最大16分間の胸骨圧迫を継続してrSO2の反応を見て心拍再開後の脳機能予後を予測するというものでした。「2分ごとのパルスチェックは本当に必要か?」というタイトル含めて印象に残る内容でした。

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 最後に学会会場の近くの福島はおいしいラーメン店が多く、先月紹介された「スイーツ部」は「ラーメン部」兼任者も多いため部活動を行いました。伺ったお店は「燃えよ麺助」、なんと食べログランキングは福島地区で堂々の1!! 鴨だしと貝だしの2種類のスープを選べるようになっています。貝だしをいただきましたが、本当においしかったです。ぜひ、お近くに立ち寄る際にはいってみたらいかがでしょうか。