皆様、2月も半ばを越え、寒さの和らぐ日が混ざるようになりました。そんな今日の記事ですが、まだ寒かった1月7日に神戸港で行われた神戸消防の出初式にヘムクチームがDMAT Carで参加してきました。
以前はDoctor Carで当日の当番クルーが仕事を抜け出して参加していたのですが、ある年、展示中にDoctor Car要請がかかり、そのまま現場に向かって出動してしまったことがありました。これ幸いと「これからDoctor Carが現場へ向かいます!皆様拍手でお送りください!」みたいな華々しいアナウンスをして送り出せば盛り上がると思うのですが、そこは消防がお堅くてダメだったそうです。そんなこともあって、今では式の途中でとんずらしないで済むようにDMAT Carに別クルーを乗せて参加するようになりました。今回、わざわざ休日を返上して参加してくれたのは今日の記事を書いてくれた○根先生。ヘムク麻酔科チームの主力メンバーとして日々頑張ってくれています。今回は4歳になる娘さんにパパの雄姿を見せるという不純、いやいや純粋な動機での参加だそうです。(そういえば開設当初に僕が参加した時も家族連れで行きました。あの頃はまだ小さくて可愛かったのに・・・)

前置きが長くなりました。本日は○根先生の出初式参加記です。○根先生は娘さんにカッコいいところを見せることが出来たのでしょうか。では以下、ほぼ原文まま↓


出初式に行ってきました

 

救急部 ○根 悠

 

 去る201817日に消防の仕事始めとも言われている出初式に、○口看護師、○本事業課長とともにDMAT Carで出席してきました。当日は消防関連の車両が集結するということもあり、父親の仕事に若干の興味を持ち始めた4歳の娘に、はたらく自動車の見学も兼ねて見に来てもらおうかなと考えていた矢先、娘がインフルエンザに罹患しあえなく夢は妄想のままとなってしまいました。しかし、○口看護師のお子様がお父さんの勇姿をご覧になられており、父親としての夢を叶えてくれた気持ちを共有でき自分も満足させていただきました。

 
 さて、出初式とはどんなもので、我々は何をしたのかということをご報告させていただきます。

私の出初式の勝手なイメージは、高い梯子の上で日々の訓練で鍛えた消防士さんが曲芸をしたり、消防艇が海水を吸い上げて派手に放水したり、ブラスバンドが景気の良い曲を演奏して行進したりするものと認識しておりました。結果からいうと、大まかにイメージ通りでしたが梯子の上での曲芸はありませんでした。代わりに和太鼓の演奏がありました。


出初式1
 そんな中、我々は約10分間という持ち時間で、多数傷病者事案に対して現場に駆けつけ、中央市民Dr Carとともに現場活動をするという寸劇を行いました。一見すると簡単そうですが、消防の世界はゴリゴリの縦社会・体育会系ですので、何かと小走りをしたり、返事は「よし!(yesの意味)」であったり、敬礼をやたらとしたりと普段の業務からかけ離れたノリで行わざるを得ず、慣れる暇もなく寸劇は終わりました。

寸劇は約10分間ですのでそれ以外の時間は寸劇のリハーサルをしたり、車内で休憩したり、消防車両を見学に来られた方のお相手をしたりと時間は過ぎていきました。

 そのなかでも、Dr Carに同乗する医者になりたいという小学生(中~高学年ぐらいだったでしょうか)の少年と出会いました。DMAT Carではありましたが、車内を見せてあげたり、ヘルメットを被せてあげて一緒に写真を撮ったりしました。少年はDMAT Car内部を見て、「実際に患者さんを乗せることはできないのですね」という感想を述べられていましたが、実際のDr Carは今待機中だから、代わりのDMAT Carなんだよね~と必死に弁明しましたが、どこまでご理解が得られているか知る由もありませんでした。ただ、少年の目は憧れの物を見たときのように輝いているように見えました。最後に「勉強も頑張ってね」とエールを送り別れました。


 昨今のテレビドラマの影響か、Dr Carという言葉自体が世間一般に浸透し、小学生のなりたい職業として認識されている現状を直に知ることができました。みなさまにあっても、現場に憧れの目で見ている少年がいるかもしれませんから、気を緩めず現場活動しましょうね。


 最後に、HEMCに帰る道すがら、HEMC Dr Carが現場活動を終えてHEMCへ帰る姿をDMAT Car内からみて、「DMAT Carで出初式に出て良かったぁ~」と思うと同時に、先ほどの少年に「HEMC Dr Carは頑張ってるよ~」と伝えたい気持ちになりました。

出初式2