梅雨入り前の風が気持ちいいい毎日ですね。前回予告した通り、今回は救急部新メンバーとヘムク史上最多数となった今年の布陣をご紹介します。

では新メンバー(出戻りを含む)から。

○原先生・・・県内の某市民病院救急部でER医をやってましたが、一念発起して(?)当センターへ移ってきてくれました。採用が4月1日からだったのに10日前からセンター入りして一足早く業務を覚え、早々に規定の同乗回数や条件をクリアーして連休前からドクターカーにも乗ってるいという律儀な人です。外傷メインの当センターでは珍しい非外科系救急医の彼のサブスペシャリティは消化器内科。

○賀先生・・・昨年度は姫路循環器病センターの麻酔科トップ(!)として麻酔科業務のみならず、医療安全でもブイブイいわせてきた、もとヘムクメンバーの彼が1年ぶりに戻ってきてくれました。県の麻酔科プログラムに乗っているため、現在は月火を県立がんセンターの手術麻酔、それ以外を当センターで働いてます。もちろん古巣のリスクマネージメント委員会にも返り咲いて、ブイブイいわせてくれてます。

○田先生・・・神戸赤十字病院で2年間フツーの整形外科医をしていた彼は実は当センターで後期研修を行った救急医。2年のブランクのせいで全身管理やドクターカーなどの救急医としての業務に不安なふり?をしていた彼ですが、復帰後はそんな素振りを微塵も感じさせず、プレホスから全身管理はもちろん、整形外科手術までこなす活躍ぶりです。ちなみに整形外科研修の前に中京病院で熱傷修行もつんできた彼の復帰でヘムクやけどチームの層がさらに厚くなりました。

○宮城先生・・・沖縄生まれ、沖縄育ちの彼が初めて島をでてやってきたのが当センターです。島人(しまんちゅ)らしい素朴な風貌と人柄の彼ですが、実は外科専門医。一緒に腹部外傷の手術もしました。救急医としては新人ですが、今年のメディカルラリーメンバーにも抜擢され、通常業務のあとにチームの皆でラリーの練習に励んでいます。まずは今週末の讃岐メディカルラリー、頑張ってください。

○田先生・・・県の麻酔科プログラムで当センターへやってきた麻酔科医。もちろん救急は初めてですが、好奇心旺盛な(←多分)彼は新しい環境にも物おじせず(←多分)、慣れない仕事にも積極的に取り組んでくれています(←これはホント)。そんな彼は何とJAXA・筑波宇宙センターでの仕事もしていて、今も月1で筑波に日帰りしています。僕も縁があって20年近く前、毎年1週間、宇宙センターへ行ってました。えっへん、と威張るほどではありませんが、奇遇ですね。

○井先生・・・県立淡路病院での初期研修医を終え、当センターの救急科専門医プログラムに応募してくれた後期研修医1年目。実は去年の夏にローテーターとして2か月センターに回ってきてくれてました。ラグビー部出身でとりわけ元気な彼は、救急部の皆で行ったビアガーデンでも大はしゃぎしていたことは内緒です。外科系救急医志望。

○島先生・・・上の○井先生とともに救急科専門にプログラムに応募してくれた彼の初期研修先は和歌山赤十字。県内の某有名救命センターも後期研修先の候補だったそうですが、ご家族の希望で神戸に住むべく当センターを選んだそうです。へむくが神戸にあってラッキーでした。確かに神戸は東京大阪に比べると程よくこじんまりしていて住みやすいですね。話を戻して、そんな○島先生は○井先生とは真逆の優等生タイプ(○井先生、ゴメンね)、ER医志望です。

何とニューカマーだけでここまで書けました。
彼らを迎えた今年の布陣は正副センター長3名+スタッフ19名(!)+専攻医2名+ローテーター初期研修医3~4名というへむく史上最大の大所帯になりました。個性的な新メンバーも加わり、外科、心臓外科、麻酔科、整形外科、内科、災害医療とサブスペシャリティもさまざまな今年の救急部をどうぞ宜しくお願いします。