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被災地のごみ山積み、処理滞る 「人も土地も足りない」

朝日新聞デジタル 4月22日(金)9時37分配信



 熊本県内の地震の被災地で、ごみが山積みになっている。家庭や避難所から出るごみや倒壊家屋の瓦や柱。生活ごみの処理を担う同県益城町の施設は、地震の影響で稼働の見通しがたっていない。事態を重く見た全国の自治体が、支援に乗り出している。

【写真】小学校跡地には、被災した住宅などから出たごみが運び込まれ、山積みになっている=21日午前9時10分、熊本県益城町、小宮路勝撮影


 14日と16日に最大震度7を観測した熊本県益城町にある「益城クリーンセンター」。町内の各家庭や避難所から持ち込まれた生活ごみが、敷地内に高く積み上がっている。パンの袋や容器……。

 センターは益城町など周辺3町村でつくる組合が運営するが、焼却炉や不燃物の破砕機などが地震で損壊した。「余震が続いているので、点検も思うように進まない」(関係者)という状態で、稼働の見通しは立っていない。このため、町はほかの自治体にごみ処理を代行してもらう方向で調整を続けている。

 自治体を悩ませるのは生活ごみだけではない。

 「分別にご協力を」。入り口の立て看板にこう書かれた同町中心部の小学校跡地は、災害ごみ置き場となっている。21日午前8時すぎ、ショベルカーの大きな音が響き、トラックや乗用車が慌ただしく出入りした。荷台や後部座席にはコンクリート片や割れたガラス、鏡台などが積まれている。若い男性警備員が「何をお持ちになりましたか」と、運転手に尋ねたうえで誘導していた。

 町は前震翌日の15日から、この仮置き場を設置した。少しずつ間隔を空けて置かれた家電製品や畳、瓦、ブロック、木材片などの山は、高いところでは5メートルほどもある。

 ここにごみを持ち込むのは、自宅が地震で倒壊するなどした住民や業者ら。益城町のまとめでは、確認した町内の住宅の約半数にあたる計5400棟に一部損壊以上の被害があった。木造家屋も多く、大量の震災がれきが発生。同町の自動車会社員、村上賢一郎さん(27)は「自宅は一瞬で倒れ、全壊した。タンスも食器も洋服も全部ダメだった」と肩を落としながら、トラックの荷台から瓦などを下ろしていた。

 被災地で積み上がっていく生活ごみやがれきの山――。災害ごみ置き場にいた町の男性職員はこう漏らした。「人手も、(置く)土地も足りない」(稲垣大志郎)


■生活ごみに対応、各地から収集車

 熊本県などでの一連の地震で避難所などから出る生活ごみの収集が、週内にも毎日行われる見通しになった。21日以降、全国の大都市からパッカー車(収集車)などが続々と現地入りすることになったためだ。回収時や仮置き時の分別も進め、ごみ処理作業の加速をはかるという。

 環境省が、全国の指定市や広域事務組合などで作る全国都市清掃会議に支援を要請。同会議は被災自治体と協議し、支援の規模などを検討した。東日本大震災の際にも、会員都市から仙台市などにパッカー車や、し尿処理用のバキュームカーを派遣した実績がある。

 神戸市は「阪神大震災でお世話になった恩返しがしたい」と積極的に動き出した。20日には先遣隊を出し、21日から被害の大きい熊本県益城町にパッカー車9台を派遣する。被災地で最多の避難住民を抱える熊本市にも同日以降、福岡市が3台、広島市が7台、京都市が3台などを順次派遣する方針だ。

 こうした対応により、通常の週2、3日の回収日を増やし、週内には連日にする見込みという。集められた生活ごみは、県内の稼働中の施設のほか、福岡県でも受け入れる計画だ。

 一方、2015年に豪雨災害に襲われた茨城県常総市では、がれきや生活ごみがまとめて1次仮置き場に運び込まれた。分別が不十分なため、処理業者が見つからないなどして、処理開始が遅れた。環境省の井上信治副大臣は「避難している状況の中で要求するのは難しいが、後々を考えると分別は重要だ」と話す。(小坪遊)

朝日新聞社



 

産廃業界が林業に参入! その目的は……


建設廃材から木質を仕分ける現場

産業廃棄物処理業の現場を見学する機会を得た。

訪れたのは仙台環境開発株式会社。東北・関東一円の、主に建設関連廃材を扱うリサイクル業者である。とくに木屑の再資源化に力を入れていて、建設廃材やボードなどをチップ化して燃料やオガ粉などを製造していた。

産廃処理と聞くと、残念ながら負のイメージが強い。中間処理や最終処理の問題にかかわって、ダイオキシンの発生や重金属の地下水汚染など環境問題のほか、不法投棄のような事件のニュースが多く出ているからだろう。

しかし現場を訪れると、木質系、石膏ボード、プラスチック、セメント……と細かな分別を繰り返し、人の手によるピックアップまで含めて、ここまで行っているのかと頭が下がる思いがした。そのうえで最大限に再資源化に取り組んでいる。その過程のチェックも厳しく行われていた。

産廃業は、現代社会において静脈産業として欠かせないのだ。

手作業の分別
手作業の分別

ところで、このところ森林に関心を示す産廃業者が増えつつある。社会貢献だけでなく、林業に参入しようという声も届いている。

産廃業と林業。一見何の関わりもない両者のつながりを考えてみた。

まず大きな目的には、イメージアップがあるだろう。自然の象徴とも言える森林を整備したり所有することで産廃業者が負のイメージを払拭しやすくなる。有名になった埼玉県の石坂産業のように、雑木林や人工林の整備を「企業の森」としてCSRの一環で取り組むところは増えている。

折しも産廃業界最大手の大栄環境ホールディングスが、全国に森林8000haを所有する総合農林の全株式を取得した。これは大栄環境グループが、全国有数の山持ち企業(10位)となったことを意味する。目的は、林業への参入と「環境づくり」の一環と説明している。

一方で、バイオマス発電所を新設するに当たって森林を所有する動きも各地で起きている。それは燃料としての木材の調達という面からだ。すでに数百ha単位の森林取得の例は少なくない。

現在、産廃業界でもっともホットな話題なのは、バイオマス発電事業だ。自ら手がける大手業者もあれば、燃料チップの供給を担うケースも増えているようだ。

私は、今後バイオマス発電所の燃料にリサイクル木材の需要が増すと想像している。FIT価格は低い(kw当たり13円)が、未利用材や一般木材と違って建設廃材は乾燥しているから熱量は高いし、使い勝手がよいのだ。

FITに対応したバイオマス発電所として認可された数は、すでに全国に72か所となった。現在稼働しているのは約30件だが、全部完成したら年間1000万トン以上の木材が燃料として必要となる。これは現在生産されている総木材量に匹敵する。つまり木材生産量を2倍にしないと足りないことになる。

当初バイオマス発電の燃料として注目されたのは、未利用材である。日本の山には、年間約1200万トンもの未利用材が捨て置かれている……と林野庁が試算したからだ。加えて未利用なものを使うのは環境に優しい、森林保全にもつながるというイメージがあったのだろう。またFITによる売電価格も、未利用材がもっとも高い(未利用材は発電規模2000kw以上が32円、以下40円)ため、利益が出やす

いという目論見もあったに違いない。

しかし未利用材の搬出は想像以上に難しく、少々売電価格が高くなっても引き合うところは少ないことがわかってきた。出しやすい未利用材は、数年で底を尽く。

そもそも未利用材を、それ単体で生産することが本来おかしい。製材用や合板用の木材の搬出に合わせて使えない部分も搬出するのでなければコストが引き合わないし、資源の有効利用にもならない。言い換えると、林業を活性化しないと未利用材も増えないのである。

このままだと、バイオマス発電の燃料は、海外からの輸入に頼ることになりかねない。とくに注目されているのが油ヤシの殻だ。海外の業者から「日本はシャングリラ(理想郷)」という発言が出たという。いくらでも買ってくれると睨んでいるのだ。

しかし、遠くから輸送するには化石燃料を大量に消費するから、環境に優しいとは言えない。本末転倒だろう。

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やはりバイオマス発電は、林業の振興とともに成り立つものだ。そして製材廃材や建設廃材などのリサイクル利用も、林業の大きな流れの一環だと私は考えている。

林業とは、木を育てる森林創成業と、木材加工~建築業まで含む木材利用業の大きな流れを包含する存在だ。その末端にリサイクル木材も含まれるのではないか。その点からは、産廃業者の手がける森林整備や林業参入には期待したい。

しかし、間違ってもバイオマス発電の燃料確保のために山を皆伐するようなことがあってはならない。5000kw級のバイオマス発電所を1年間稼働させるには約6万トンの木材が必要で、それは100ha規模の山を丸裸にするほどの量だ。

あるいは自社の山から伐りだした未利用材に建築廃材のチップを混ぜて未利用材価格で売るようなことがあったら、FITを利用した詐取になりかねない。

産廃業が森林事業に参入するのなら、持続的な林業を行いながら木材資源を無駄なく有効利用することこそが、業界のイメージアップにもつながる本物の環境企業になるだろう。


DMMがサイトで除草用の「ヤギ」レンタル開始、法人専用で1匹1万5000円~



「ヤギレンタル」

株式会社DMM.comは6日、有限会社アルファグリーンと提携し、「DMMいろいろレンタル」でヤギのレンタルを開始すると発表した。

「DMMいろいろレンタル」は、生活家電からパソコン・カメラなどのデジタル家電、スポーツ用品、ロボットなど、バラエティ豊かなアイテムをレンタル利用できるサービス。今回、法人向けにレンタルされるのは、除草作業用に活用できる“ヤギ”。

ヤギは1日で約10㎡の草を食べることができ、急斜面など人の手での除草が困難な場所でも対応し、除草剤を使わずに環境にも優しい。さらにヤギによる癒やしは従業員や近隣住民にアニマルセラピー効果をもたらすという。

なお、ヤギのレンタル代のほかに、「放牧地の囲い」「雨避け・消毒設備」「配送料」などの諸費用が発生する。また、鳴き声や臭い、糞尿などのヤギ独特の注意事項もある。

ヤギレンタル
URL:http://www.dmm.com/rental/iroiro/yagi.html


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