2005年07月07日

[THE Duet]仲井戸“CHABO”麗市×駒沢裕城

CHABO[THE Duet]
ギター、歌:仲井戸“CHABO”麗市×ペダル・スチール・ギター:駒沢裕城
2005年7月5日(火)6日(水) ティアラこうとう 小ホール(東京都江東区)


行って来ました。いやあ、なんだかすごく五感を刺激されるライブだったなあ…。
僕が行ったのは初日の5日火曜日。実は僕、CHABOと共演した駒沢裕城さんのことってあんまり詳しく知らなかったんですよ。せいぜい元はちみつぱいの人くらいの前知識だったんで、なんとなくスワンプっぽい感じのライブになるのかなあと考えてたんですが、全然違いました(苦笑)。
駒沢さんの弾くペダル・スチールは、カントリー、南部、ハワイアンみたいな一般的に思い浮かべるこの楽器のイメージじゃないんです。もっと幅広くて、イマジネーション豊か。CHABOが「日本を代表するペダル・スチール・ギター奏者」って駒沢さんを紹介してたんだけど、それは決して大げさじゃないと思いました。
駒沢さんは美大出身で絵も描かれるとか。言われてみると確かに絵画的なタッチのあるサウンドじゃないかなあ。客席にいても曲に描かれた色合いや、ぬくもり、香りまでが感じられるようで、この夜はステージの二人にいろんな場所に連れて行ってもらいました。

ライブは開演時間を10分ほど押し、まずはCHABOが一人で登場。オープニングはチェット・アトキンス・モデルを抱えての「幻想の旅人の唄」。
2曲目から早くも駒沢さんが登場。最初の共演曲は「風景」でした。僕の座ってた席は前から3列目の駒沢さん寄りの位置だったんで、駒沢さんがペダル・スチールを弾く様子がよく見えたんですが、ゲージの上のスライド・バーが滑り出すと、目の前に宇宙的なイメージがぐわーんと広がるのがとてもスリリングでした。イントロから幻想的なフレーズが次々に飛び出し、客席がぐいぐい引き込まれていきます。これはすごい夜になりそうだ…この時点で僕は確信しましたよ、早くも。

CHABOは、5月のTHE Duet第一回目の時よりも余裕があるように見えました。会場の雰囲気に慣れたこともあるんでしょうが、駒沢裕城さんが自分と同い歳のミュージシャンということも大きかったと思うんだ、きっと。
小坂忠とFour Joe Half、はちみつぱいといった伝説のバンドに在籍し、30年のキャリアの所々でCHABOとかかわりを持ってきた駒沢さん。この日はゲスト参加したことのあるCHABO BANDの96年日比谷野音ライブのTシャツを着て来られて、スタッフ一同大感激だったとか。
そんな駒沢さんの気持ちがCHABOに伝わらないわけはありません。二人がこの日の共演を本当に楽しみにしていたことが客席にもありありと伝わりました。

特筆したいエピソードが一つ。この日最前列にかなり年配のご婦人がいらしたんですが、この方が実に楽しそうにライブをご覧になっていました。僕の席からもよく見えたんですが、曲にあわせてリズムを取ったり、MCをニコニコ笑って聞いていたり。見てるこっちが顔がほころんじゃうくらい本当に楽しそうなご様子。
それはステージのCHABOにもよく見えてたみたい。アンコール一曲目の「魔法を信じるかい?」の時、CHABOは歌いながら笑顔がこぼれまくりで歌詞が飛んじゃうんじゃないかと思うぐらいでした(笑)。曲後のMCによれば、最前列のご婦人が曲に合わせて一生懸命手を叩いていたんですが、それが微妙に曲とずれてたみたいなんですね(笑)。でも、その気持ちがCHABOにはとてもとても嬉しかったと言ってました。そんな素敵なご婦人をはじめ、会場全体がほんわかした実にいいムード。

CHABOは先日のジャパン・ブルース・カーニバルで初披露したニューギター、GODINをこの日も使用。エレキはこれ一本で、アコギの使用頻度が圧倒的に多かったライブでした。
「なるべく前回と重ならないような曲を引っ張り出してきたんだ…」とCHABOは言ってましたが、今回は7月という季節を意識してか“夏”がキーワードになってる曲が割と多かったように思います。
「いいぜBaby」や「Short Vacation」のような、最近はあまりライブでやってなかった曲も飛び出しました。
びっくりしたのは古井戸時代の「熊野神社を通って」。これはレアですね!(笑)僕も初めて聴きました。どうやら、古井戸時代に駒沢さんがゲストで入ってレコーディングされた曲のようです。

ポエトリー・リーディングを挟み、後半からアンコールにかけてはCHABOならではのじっくりと聴かせる曲が並びました。「久遠」「ホーボーズ・ララバイ」、そして“是非、駒沢のペダル・スチールを入れたかった曲なんだ…”とCHABOが言ってた「ガルシアの風 」はとりわけぐっときました。
一曲一曲を慈しむかのようにプレイし続ける二人。アンコールも「あと一曲、あと一曲…」となかなか終わらず、最後の「家路」まで3時間20分あまりという長尺ライブ。最後は客席から自然とスタンディング・オベーションが起こり、明るくなった場内に流れたエンディングSEは「避暑地の出来事」。まるで一遍の映画を観たみたいで、本当に本当に幸せな気分になりましたよ。

終演後、ロビーで駒沢裕城さんのソロアルバム「静かな時間」を購入しました。
現在、ヘヴィーローテーション中。駒沢さんのペダル・スチール・ギターを聴いていると、なんだか見慣れた風景が違って見えてくるんですよね。たとえ雑踏の中にいても…。
これはしばらく手放せないアルバムになりそうです。

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1. THE Duet/仲井戸麗市×駒沢裕城  [ ワタナベ。日記 ]   2005年07月08日 23:11
  えー、そんなわけでチャボの「THE DUET」というライブに行ってきた。この

この記事へのコメント

1. Posted by RE2O   2005年07月07日 13:17
え〜これでレスになるのかなあ〜(苦笑)
ブログのレス初体験です〜。

いいなあ〜なんか…風景のような…絵のような…ステージ。
なかなか平日の遠征は厳しく、3回目もどうなることやら。
HAGAさんのダイアリーのおかげでイマジンしてましたよお〜。
2. Posted by ワタナベ。   2005年07月07日 19:39
初めまして。
実はもうずーっと前からcafe HENDRIXは拝見していたのですが、
ブログ開設記念ということで初めて書き込みさせていただきます。

私も初日のライブに行きました。
共演者の駒沢さんはスチールギターってことでハワイアンみたいな
「みょわーん」とした音なのかと思ってましたが、
おっしゃるとおり「宇宙的」「幻想的」でとてもよかったです。

実はやんごとなき事情によりポエトリーリーディングが終わったあたり
で中座してしまったのですが(悔しい…)、こちらでその後の様子を
知ることができてうれしいです。
3. Posted by みんなのプロフィール    2005年07月08日 09:59
ブログ開設おめでとうございます!

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4. Posted by Y.HAGA   2005年07月08日 10:16
■RE2Oさん
Duetはすごく贅沢なライブだなあと僕は思います。多分CHABO、毎回構成とかを考えに考えてやってると思うんだ。同じ曲でも5月の翠川さんの時とはまた違うタッチがあったりして、こんなに短い間にこんなに色々聞かせていただいてありがとうございます!っって感じですよ(笑)。地方の方は平日は厳しいかも知れませんが、どの回でもいいからなんとか見られるといいですね。

■ワタナベ。さん
コメントありがとうございます。駒沢さんについては僕も「みょわーん」とした音かと思ってました(笑)。でも、もっと世界が広くて正に「宇宙的」でしたよね。駒沢さんのCDもとても癒されます。なんかDuetの共演者に対してもファンになっちゃうんだよなあ…。
ワタナベ。さんにブログもちょっと読ませていただきましたが面白いですね!これからもちょくちょく見させていただきますね。

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プロフィール
Y.HAGA
1965年生まれ。高校時代にROCKに目覚めて以来、いまだに思春期が終わらない。相も変わらずライブハウスに通い続ける日々。妻1子2。仲井戸“CHABO”麗市ファンサイトcafe HENDRIXの管理人。
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