2008年02月11日
忌野清志郎 完全復活祭 / 2月10日(日) 日本武道館
忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館
会場:日本武道館
出演:忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸“CHABO”麗市
開場:17:00 開演:18:00
素晴らしいライブ、素晴らしい復活祭でした!
清志郎はほんとに元気いっぱいで帰って来てくれました。よくぞここまで…。なんか、もう感無量だなあ…。
セットリストももう大満足です!KING以降の原点回帰3部作を中心としたソロの曲と、みんなが聴きたかったRCナンバーを惜しげもなく披露。「トランジスタラジオ」をやってないって気が付いたのは、ライブが終わってだいぶ経ってからでした。
1.JUMP
2.涙のプリンセス
3.誇り高く生きよう
4.ダンスミュージック☆あいつ
5.NIGHT AND DAY
6.デイ・ドリーム・ビリーバー
前半は「夢助」中心の選曲。
オレ、「ダンスミュージック☆あいつ」はLeyonaバージョン、金子マリバージョン、そして今回のご本家バージョンと、3種類全部ライブで聴いたことあるのが自慢です。そんな奴、あんまりいねーだろ?(笑)。清志郎バージョンは、伸ちゃんのリフがアルバムよりもヘビーな印象でしたね。それと、サビを後半は「ダンスミュージック☆ウ・メ・ツ〜♪」って歌ってたのが可笑しかったです(笑)。
「NIGHT AND DAY」は、オレ、なぜか泣けて泣けて仕方ありませんでした。実は、「夢助」の中でも特にライブで聴きたい曲がコレだったんですよ。ホーンのリフと清志郎の切々と恋心を歌い上げるシャウトが重なるのがなんかツボなんだよなあ…。この日が来るまで、梅津さんや片山さんが清志郎の横でホーンを吹くシーンを頭の中で想像してきたんだけど、ほんとその通りの光景が目の前で展開されてるんだもんなあ…。ああ清志郎、本当に帰ってきたんだなあってしみじみ思った瞬間でした。
7.いい事ばかりはありゃしない
「デイ・ドリーム・ビリーバー」が終わると舞台が暗転し、切ないギターの音色が…。オレ、このシーンは一生忘れないと思うよ。まるでザ・バンドが「アイ・シャル・ビー・リリースト」を演奏するみたいなタッチ。一気にステージがセピア色になったような気がしました。そしてストラトを持ったCHABOがゆっくりとステージに…。
いやあ〜、こんな登場の仕方をするとは誰も予想してなかったんじゃないかなあ…。そして、一本のマイクでサビをハモる清志郎とCHABO。泣けたなあ…。
2年前の夏に止まってしまってた時計が今動き出した…。そんな気がしました。
8.君が僕を知ってる
9.チャンスは今夜
10.ぼくの好きな先生
11.私立探偵
12.多摩蘭坂
13.毎日がブランニューデイ
ここからバンドはRCサクセションの曲を次々に披露していきます。
CHABOがこの日歌うのか?ってことは、開演前から知人たちと話題にしてたんだけど、「チャンスは今夜」を予想した人はさすがに誰もいませんでした。この曲をやることに対していろいろ考えちゃった時期もあるって、かつてCHABOは言ってたし、女の人たちが次々にステージに現れるなんていう仕掛けは、本来CHABOが一番嫌がりそうなシチュエーションです。だけど、この日のCHABOは心底楽しそうにやんちゃなR&R小僧を演じてましたね。
この辺からはもう、何が飛び出てきても不思議じゃない雰囲気になってきたんだけど、さすがに「私立探偵」にはびっくりしたし、「多摩蘭坂」が飛び出した時には胸がじんじんしました。
14.コーヒーサイフォン
清志郎はお色直しで一回引っこみ、再びチャボのボーカル曲。いやあ、この日CHABOが2曲歌うってのを予想した人も、仲間うちには一人もいませんでした(笑)。
古い古い古井戸時代の曲。二人が出会った頃に一緒に作った曲。こういう日にこういう曲をやるのがCHABOという人なんだよねえ。もう、CHABOの想いが痛いほど伝わってきました。
曲に入る前のMCがまた泣けたんですよ…。
「清志郎をサポートし続けてくれたスタッフたちに感謝します。そして、なんといっても清志郎を愛し、清志郎が愛するファミリー、清志郎の家族。本当によかったね〜!」
チ、チャボ…(泣)。
15.G・O・D
16.スローバラード
17.激しい雨
18.ドカドカうるさいR&Rバンド
19.キモちE
20.Baby何もかも
再び登場してきた清志郎。「G・O・D」は、運命にあえて抗おうとする強い意志を歌ってるみたいで、病を克服した清志郎と重なり、なんか以前とは違った意味を持った歌に聞こえてきました。
そして「激しい雨」。たぶん、みんながそうだったと思うんだけど、こういう場でこの曲が演奏されたことがすごく感慨深かったです。長く生きてるとこんないいこともあるんだなあ、なんて思っちゃいましたよ(笑)。80年代にRCに出会い、あの時僕らを夢中にさせてくれた二人は、21世紀の今、こんな素敵な曲を届けてくれたんです。こんな素敵なことってそうそうないじゃん。この曲は僕らへの贈り物ですよ、はっきり言って。
ローリング・ストーンズとかポール・マッカートニーとか、再結成したレッド・ツェッペリンとか、世界には自分たちの作った曲がたくさんスタンダードになっていて、セットリストのほとんどをそういうので埋めることを許されるミュージシャンっていますよね。日本では、唯一RCサクセションがそういう境地に入ったんだなあって思いましたね。
演奏もこーちゃんのタイトなドラムがすごく気持ちよくて、レコードよりもR&Bっぽい感じがしたぐらいでした。
「Baby何もかも」も、引っ張ってたなあ…。伸ちゃんの「KING・GOD・夢〜!」っていう煽りがまた良くて。この引っ張り、くどいぐらいコテコテにできるのも、また清志郎の復活を強く印象付けてくれました。
21.よォーこそ
22.ROCK ME BABY
23.雨あがりの夜空に
アンコールはバンドで3曲。大R&R大会!
なんつっても初っ端が「よォーこそ」ですから!GLAD ALL OVERみたいに、またここから2部開始かと錯覚しちゃったよ、オレ(苦笑)。
そして、やらずには帰れない「雨あがりの夜空に」。この日のCHABOはイントロをあまりタメず、すぐさまトップギアに入った感じでした。
24.LIKE A DREAM
最後の最後は、清志郎がハープとアコギを手にしてこの曲を。
夢をあきらめるなっていう、清志郎からのさりげないメッセージですね。オレ、今の清志郎にはボスよりもKINGよりもGODよりも、やっぱ夢助が一番似合ってると思います。そんな今の清志郎に一番ふさわしい弾き語り曲だったんじゃないかなあ…。
アンコールが終わって、最後の最後にステージに出てきたのは、清志郎が愛する子どもたち、たっぺいくんとももちゃんでした。愛しいパパに花束贈呈です。
実は俺、最初誰だか全然わかんなかったんですよ。清志郎のエッセイにもよく登場していた二人でしたが、それはまだ幼かった頃のエピソードばかりでしたから、あんなに成長した青年として現れるとは…。いやあ、こっちも歳をとるわけだ(苦笑)。
でも、さすがにこれは清志郎もうるっときたみたい。
「なんて演出だ!家族はないだろう、家族は…」
僕も2児の父なわけで、この時の清志郎の胸のうちを思うと、もう…。
なんか、俺も泣き笑いでした(泣笑)。
そんなこんなで、音楽にはもちろん大満足だったんだけど、それ以上に生きる力が湧いてくるような、素晴らしいコンサートだったと思います。
でもさあ、やっぱり癌ってのは恐ろしい病気なんだなあ…。清志郎は抗がん剤の治療を2度受けたっていうけど、オープニングのビデオで、髪の毛が抜け落ち、物憂げな表情でこっちを見てる清志郎の顔を見た時、僕はちょっとショックでした。まるで笠智衆さんみたいなんだもん…。それは、僕らが知ってるステージの清志郎とはまるで違ってました。
そこから徐々に回復していき、髪も元通りになってこの日の武道館で完全復活したわけですけど、清志郎はこんなことも言ってましたね。
「椅子に座って、小さい声で静かな歌しかできないかと思ったりもしてたんだけど、バンドに戻ってこれた事が何より嬉しい!」
泣けてきちゃったよ、俺…。清志郎、やっぱり不安で眠られない夜をたくさん重ねたんだろうと思うんだ。正直に言うと、僕も最悪そういう事態を覚悟してました。癌の場所が場所だし、声を失うようなことがあるかも…。それでも、とにかく清志郎が生きてさえいればいい、なんて思ったこともありました。
開演前にもいろんなことを考えましたね。演奏時間は1時間半ぐらいかなあ…。途中に休憩、やっぱ入れるよなあ…。最初の数曲は動いてあとは座ったりするのかなあ…。なんて。
嬉しいことに全部ハズレ!清志郎は2年前と何も変わってませんでした。いやいや、ちょっとふっくらして、声はかえって前より良くなったぐらいです。
あまりにも鮮やかに復活を遂げたもんだから、僕らは「癌にかかった」「治った」っていう2極化したポイントだけで清志郎を見ちゃうけど、その過程はほんとに大変だったんだろうと思うんです。清志郎はそんなところを見せないし、語りもしないけど、痛みに耐える日々をたくさん過ごしたんだと思うんだよね。
でも、そんなものは全部取っ払って、ロックの聖地で復活祭というお祭りをぶち上げる。360度お客さんを入れて自分の身をさらけ出し、「心配かけたぜ、ベイビー!」って言い放っちゃう。スゲエよ!普通できねえよ!
この日の復活祭では、改めて忌野清志郎という男の胆力、生き様を見たような気がしました。
会場:日本武道館
出演:忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸“CHABO”麗市
開場:17:00 開演:18:00
素晴らしいライブ、素晴らしい復活祭でした!
清志郎はほんとに元気いっぱいで帰って来てくれました。よくぞここまで…。なんか、もう感無量だなあ…。
セットリストももう大満足です!KING以降の原点回帰3部作を中心としたソロの曲と、みんなが聴きたかったRCナンバーを惜しげもなく披露。「トランジスタラジオ」をやってないって気が付いたのは、ライブが終わってだいぶ経ってからでした。
1.JUMP
2.涙のプリンセス
3.誇り高く生きよう
4.ダンスミュージック☆あいつ
5.NIGHT AND DAY
6.デイ・ドリーム・ビリーバー
前半は「夢助」中心の選曲。
オレ、「ダンスミュージック☆あいつ」はLeyonaバージョン、金子マリバージョン、そして今回のご本家バージョンと、3種類全部ライブで聴いたことあるのが自慢です。そんな奴、あんまりいねーだろ?(笑)。清志郎バージョンは、伸ちゃんのリフがアルバムよりもヘビーな印象でしたね。それと、サビを後半は「ダンスミュージック☆ウ・メ・ツ〜♪」って歌ってたのが可笑しかったです(笑)。
「NIGHT AND DAY」は、オレ、なぜか泣けて泣けて仕方ありませんでした。実は、「夢助」の中でも特にライブで聴きたい曲がコレだったんですよ。ホーンのリフと清志郎の切々と恋心を歌い上げるシャウトが重なるのがなんかツボなんだよなあ…。この日が来るまで、梅津さんや片山さんが清志郎の横でホーンを吹くシーンを頭の中で想像してきたんだけど、ほんとその通りの光景が目の前で展開されてるんだもんなあ…。ああ清志郎、本当に帰ってきたんだなあってしみじみ思った瞬間でした。
7.いい事ばかりはありゃしない
「デイ・ドリーム・ビリーバー」が終わると舞台が暗転し、切ないギターの音色が…。オレ、このシーンは一生忘れないと思うよ。まるでザ・バンドが「アイ・シャル・ビー・リリースト」を演奏するみたいなタッチ。一気にステージがセピア色になったような気がしました。そしてストラトを持ったCHABOがゆっくりとステージに…。
いやあ〜、こんな登場の仕方をするとは誰も予想してなかったんじゃないかなあ…。そして、一本のマイクでサビをハモる清志郎とCHABO。泣けたなあ…。
2年前の夏に止まってしまってた時計が今動き出した…。そんな気がしました。
8.君が僕を知ってる
9.チャンスは今夜
10.ぼくの好きな先生
11.私立探偵
12.多摩蘭坂
13.毎日がブランニューデイ
ここからバンドはRCサクセションの曲を次々に披露していきます。
CHABOがこの日歌うのか?ってことは、開演前から知人たちと話題にしてたんだけど、「チャンスは今夜」を予想した人はさすがに誰もいませんでした。この曲をやることに対していろいろ考えちゃった時期もあるって、かつてCHABOは言ってたし、女の人たちが次々にステージに現れるなんていう仕掛けは、本来CHABOが一番嫌がりそうなシチュエーションです。だけど、この日のCHABOは心底楽しそうにやんちゃなR&R小僧を演じてましたね。
この辺からはもう、何が飛び出てきても不思議じゃない雰囲気になってきたんだけど、さすがに「私立探偵」にはびっくりしたし、「多摩蘭坂」が飛び出した時には胸がじんじんしました。
14.コーヒーサイフォン
清志郎はお色直しで一回引っこみ、再びチャボのボーカル曲。いやあ、この日CHABOが2曲歌うってのを予想した人も、仲間うちには一人もいませんでした(笑)。
古い古い古井戸時代の曲。二人が出会った頃に一緒に作った曲。こういう日にこういう曲をやるのがCHABOという人なんだよねえ。もう、CHABOの想いが痛いほど伝わってきました。
曲に入る前のMCがまた泣けたんですよ…。
「清志郎をサポートし続けてくれたスタッフたちに感謝します。そして、なんといっても清志郎を愛し、清志郎が愛するファミリー、清志郎の家族。本当によかったね〜!」
チ、チャボ…(泣)。
15.G・O・D
16.スローバラード
17.激しい雨
18.ドカドカうるさいR&Rバンド
19.キモちE
20.Baby何もかも
再び登場してきた清志郎。「G・O・D」は、運命にあえて抗おうとする強い意志を歌ってるみたいで、病を克服した清志郎と重なり、なんか以前とは違った意味を持った歌に聞こえてきました。
そして「激しい雨」。たぶん、みんながそうだったと思うんだけど、こういう場でこの曲が演奏されたことがすごく感慨深かったです。長く生きてるとこんないいこともあるんだなあ、なんて思っちゃいましたよ(笑)。80年代にRCに出会い、あの時僕らを夢中にさせてくれた二人は、21世紀の今、こんな素敵な曲を届けてくれたんです。こんな素敵なことってそうそうないじゃん。この曲は僕らへの贈り物ですよ、はっきり言って。
ローリング・ストーンズとかポール・マッカートニーとか、再結成したレッド・ツェッペリンとか、世界には自分たちの作った曲がたくさんスタンダードになっていて、セットリストのほとんどをそういうので埋めることを許されるミュージシャンっていますよね。日本では、唯一RCサクセションがそういう境地に入ったんだなあって思いましたね。
演奏もこーちゃんのタイトなドラムがすごく気持ちよくて、レコードよりもR&Bっぽい感じがしたぐらいでした。
「Baby何もかも」も、引っ張ってたなあ…。伸ちゃんの「KING・GOD・夢〜!」っていう煽りがまた良くて。この引っ張り、くどいぐらいコテコテにできるのも、また清志郎の復活を強く印象付けてくれました。
21.よォーこそ
22.ROCK ME BABY
23.雨あがりの夜空に
アンコールはバンドで3曲。大R&R大会!
なんつっても初っ端が「よォーこそ」ですから!GLAD ALL OVERみたいに、またここから2部開始かと錯覚しちゃったよ、オレ(苦笑)。
そして、やらずには帰れない「雨あがりの夜空に」。この日のCHABOはイントロをあまりタメず、すぐさまトップギアに入った感じでした。
24.LIKE A DREAM
最後の最後は、清志郎がハープとアコギを手にしてこの曲を。
夢をあきらめるなっていう、清志郎からのさりげないメッセージですね。オレ、今の清志郎にはボスよりもKINGよりもGODよりも、やっぱ夢助が一番似合ってると思います。そんな今の清志郎に一番ふさわしい弾き語り曲だったんじゃないかなあ…。
アンコールが終わって、最後の最後にステージに出てきたのは、清志郎が愛する子どもたち、たっぺいくんとももちゃんでした。愛しいパパに花束贈呈です。
実は俺、最初誰だか全然わかんなかったんですよ。清志郎のエッセイにもよく登場していた二人でしたが、それはまだ幼かった頃のエピソードばかりでしたから、あんなに成長した青年として現れるとは…。いやあ、こっちも歳をとるわけだ(苦笑)。
でも、さすがにこれは清志郎もうるっときたみたい。
「なんて演出だ!家族はないだろう、家族は…」
僕も2児の父なわけで、この時の清志郎の胸のうちを思うと、もう…。
なんか、俺も泣き笑いでした(泣笑)。
そんなこんなで、音楽にはもちろん大満足だったんだけど、それ以上に生きる力が湧いてくるような、素晴らしいコンサートだったと思います。
でもさあ、やっぱり癌ってのは恐ろしい病気なんだなあ…。清志郎は抗がん剤の治療を2度受けたっていうけど、オープニングのビデオで、髪の毛が抜け落ち、物憂げな表情でこっちを見てる清志郎の顔を見た時、僕はちょっとショックでした。まるで笠智衆さんみたいなんだもん…。それは、僕らが知ってるステージの清志郎とはまるで違ってました。
そこから徐々に回復していき、髪も元通りになってこの日の武道館で完全復活したわけですけど、清志郎はこんなことも言ってましたね。
「椅子に座って、小さい声で静かな歌しかできないかと思ったりもしてたんだけど、バンドに戻ってこれた事が何より嬉しい!」
泣けてきちゃったよ、俺…。清志郎、やっぱり不安で眠られない夜をたくさん重ねたんだろうと思うんだ。正直に言うと、僕も最悪そういう事態を覚悟してました。癌の場所が場所だし、声を失うようなことがあるかも…。それでも、とにかく清志郎が生きてさえいればいい、なんて思ったこともありました。
開演前にもいろんなことを考えましたね。演奏時間は1時間半ぐらいかなあ…。途中に休憩、やっぱ入れるよなあ…。最初の数曲は動いてあとは座ったりするのかなあ…。なんて。
嬉しいことに全部ハズレ!清志郎は2年前と何も変わってませんでした。いやいや、ちょっとふっくらして、声はかえって前より良くなったぐらいです。
あまりにも鮮やかに復活を遂げたもんだから、僕らは「癌にかかった」「治った」っていう2極化したポイントだけで清志郎を見ちゃうけど、その過程はほんとに大変だったんだろうと思うんです。清志郎はそんなところを見せないし、語りもしないけど、痛みに耐える日々をたくさん過ごしたんだと思うんだよね。
でも、そんなものは全部取っ払って、ロックの聖地で復活祭というお祭りをぶち上げる。360度お客さんを入れて自分の身をさらけ出し、「心配かけたぜ、ベイビー!」って言い放っちゃう。スゲエよ!普通できねえよ!
この日の復活祭では、改めて忌野清志郎という男の胆力、生き様を見たような気がしました。
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1. 忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2008.2.10 [ Blueの雑記帳(2nd edition) ] 2008年02月13日 10:55
始まってみれば、わかっていたとはいえ、いきなり清志郎のヴォーカルにぶっ飛ぶ。
そしてチャボやコーちゃん、NICE MIDDLEによる愛ある最高のサ??.
2. 忌野清志郎完全復活祭withチャボ、コーチャンat武道館。 [ POP-ID通信。 ] 2008年02月23日 15:02
アブねぇアブねぇ。
『病み上がりの夜空に』で泣きそうになったわい。
ん?曲名ミスしてる?
jump!から始まったライブ。
チャボは途中の「いいことばかり??」から登場!
コーちゃんはWドラムスの右手に鎮座。
正捕手とのドラミングスタイルの違いがよく分かった。
...
この記事へのコメント
1. Posted by サッカー 2008年02月11日 22:05
こんばんは 昨日の武道館。 あんなにコンサートで人が入ったのを見たのは初めてでした。 普段は買わない、コンサートグッズを買うために2時前に武道館に到着したのですが、すでに「チケット譲ってくださいなんて紙、持っている人も居ましたし。」(正確は「護ってください」でしたが)
全国の清志郎ファンが大集結って感じでしたね。
オープニングが往年の名曲じゃなくて「JUMP」だったのが嬉しくて。
最近清志郎のワンマンはAXとか割とこじんまりした箱が多かったですし、復帰一発目のライブでしたから、あんなに動けるなんてビックリしました。
大阪公演や京都公演も追っかけたくなっちゃいます。
全国の清志郎ファンが大集結って感じでしたね。
オープニングが往年の名曲じゃなくて「JUMP」だったのが嬉しくて。
最近清志郎のワンマンはAXとか割とこじんまりした箱が多かったですし、復帰一発目のライブでしたから、あんなに動けるなんてビックリしました。
大阪公演や京都公演も追っかけたくなっちゃいます。
2. Posted by ayako 2008年02月11日 22:29
余韻に浸りまくり&睡眠不足(笑)で、先ほどようやくパソコン立ち上げる元気がでてきた私です。復活祭関連のブログを順にめぐって、感動がまたよみがえり…大変ですよ、もう(笑)。
皆さんと素晴らしい時間を共有できたこと(ライブもそして終演後も!)、本当に嬉しく思います。
そして何より、清志郎さん元気になってよかったぁ!!
皆さんと素晴らしい時間を共有できたこと(ライブもそして終演後も!)、本当に嬉しく思います。
そして何より、清志郎さん元気になってよかったぁ!!
3. Posted by Blue 2008年02月12日 01:00
こんなミュージシャン、アーティスト、表現者を同じ時代に持っていることは幸せですし、世界中に自慢できますよ。
最高だ、清志郎!
最高だ、清志郎!
4. Posted by LA MOSCA 2008年02月12日 19:42
ホント、感動的で素晴らしい夜でした!
“いい事ばかり”でのチャボ登場シーンは一生モンの名場面でしたね、確かに。
“チャンス”自分は予想してましたよ!
まぁ、予想というより期待ですが。
>改めて清志郎の生き様を観たような気がした。
まさに!自分もホレ直しちゃいました。
今までもスゴイ人だと思ってたけど、俺が思ってる以上にすごかったんだなぁって。
“いい事ばかり”でのチャボ登場シーンは一生モンの名場面でしたね、確かに。
“チャンス”自分は予想してましたよ!
まぁ、予想というより期待ですが。
>改めて清志郎の生き様を観たような気がした。
まさに!自分もホレ直しちゃいました。
今までもスゴイ人だと思ってたけど、俺が思ってる以上にすごかったんだなぁって。
5. Posted by Y.HAGA 2008年02月12日 20:34
◆サッカーさん
JUMP、鳥肌が立つくらいカッコよかったですね!ほんと、普通ならあの歳であんなに動けるだけでも凄いと思うんですよ。それが大病明けって…。まったく、どういう男なんだろうなあ!
◆ayakoさん
終演後も濃かったですね〜!なぜか打ち上げでは清志郎というよりロック全般の話になっちゃいましたが、一気に半年分ロックの話をしたような気になってます(笑)。また飲もうね〜!
◆Blueさん
ほんとですよ。あんな大人が僕らの上の世代にいる…。それだけでなんか安心してオヤジになれるような気がするなあ、俺(笑)。
◆LA MOSCAさん
“チャンスは今夜”、予想してましたか!僕は「ハイウェイのお月様」かと思ってたんですよ。なんでかって言うと、清志郎が倒れた年のバースディライブでこの曲をやりましたから…。でも、今になって思うと、これでよかったと思ってます。久々にビックなバンドの一ギタリストとしてステージをこなしたCHABOですが、小さなライブハウスでソロライブをやる時とはまた違ったオーラが出ていて凄いなあと思いました。やっぱああいう人たちは、ああいう場に出ると自然にスイッチが切り替わるんでしょうか…。
語弊のある言い方かもしれませんが、“CHABOって、やっぱり日本屈指のロックスターなんだなあ…”って思いましたね。
JUMP、鳥肌が立つくらいカッコよかったですね!ほんと、普通ならあの歳であんなに動けるだけでも凄いと思うんですよ。それが大病明けって…。まったく、どういう男なんだろうなあ!
◆ayakoさん
終演後も濃かったですね〜!なぜか打ち上げでは清志郎というよりロック全般の話になっちゃいましたが、一気に半年分ロックの話をしたような気になってます(笑)。また飲もうね〜!
◆Blueさん
ほんとですよ。あんな大人が僕らの上の世代にいる…。それだけでなんか安心してオヤジになれるような気がするなあ、俺(笑)。
◆LA MOSCAさん
“チャンスは今夜”、予想してましたか!僕は「ハイウェイのお月様」かと思ってたんですよ。なんでかって言うと、清志郎が倒れた年のバースディライブでこの曲をやりましたから…。でも、今になって思うと、これでよかったと思ってます。久々にビックなバンドの一ギタリストとしてステージをこなしたCHABOですが、小さなライブハウスでソロライブをやる時とはまた違ったオーラが出ていて凄いなあと思いました。やっぱああいう人たちは、ああいう場に出ると自然にスイッチが切り替わるんでしょうか…。
語弊のある言い方かもしれませんが、“CHABOって、やっぱり日本屈指のロックスターなんだなあ…”って思いましたね。
6. Posted by ちゃこ 2008年02月12日 20:46
何度ステージがにじんだことでしょう。
夢にまで見たライブです。
おかえり〜!長い時間待っていました。
あんなに大勢の人たちと同じ空間、時間を共有できた事は感激でした。
今年の夏は野音で会えるかな?
私の夏は2年前から止まったままです。
時計を動かして欲しいな〜。
なんてったって清志郎の野音は私の夏の定番!
楽しみにしてます。
夢にまで見たライブです。
おかえり〜!長い時間待っていました。
あんなに大勢の人たちと同じ空間、時間を共有できた事は感激でした。
今年の夏は野音で会えるかな?
私の夏は2年前から止まったままです。
時計を動かして欲しいな〜。
なんてったって清志郎の野音は私の夏の定番!
楽しみにしてます。
7. Posted by Chika(♂) 2008年02月12日 21:01
ご無沙汰しています。僕も武道館行きました。なんと、最前列!!いやあ、久しぶりに楽しいライブでした。思えば、人生初のライブが1981年12月24日のRCで、当時は2階席の一番高いところから清志郎とCHABOを見ていたのですが、あれから苦節26年、ようやく武道館の最前列にたどり着きました。
「私立探偵」には思わず苦笑いしてしましたが、「多摩蘭坂」と「よォーこそ」がうれしかったなあ。
それから、最後の竜平君と百ちゃんによる花束贈呈ですが、舞台袖にCHABOが出てきて、二人に何か指示していました。百ちゃんはそうでもなかったのですが、竜平君は相当照れていました。二人とも大きくなりましたね。
それにしても、本当に楽しかった。
「私立探偵」には思わず苦笑いしてしましたが、「多摩蘭坂」と「よォーこそ」がうれしかったなあ。
それから、最後の竜平君と百ちゃんによる花束贈呈ですが、舞台袖にCHABOが出てきて、二人に何か指示していました。百ちゃんはそうでもなかったのですが、竜平君は相当照れていました。二人とも大きくなりましたね。
それにしても、本当に楽しかった。
8. Posted by nobu 2008年02月13日 00:55
本当によかった。すごかった。すごすぎる。
あの場にいられて、皆と感動をともにできて、本当に幸せです。
あの、皆で心配した日から一年半・・。この日をむかえられて。
信じていたけど、もう、想像をはるかに超える最高のステージでしたね。
あの場にいられて、皆と感動をともにできて、本当に幸せです。
あの、皆で心配した日から一年半・・。この日をむかえられて。
信じていたけど、もう、想像をはるかに超える最高のステージでしたね。
9. Posted by Y.HAGA 2008年02月13日 07:39
◆ちゃこさん
うん、僕も野音、期待しちゃいます。でもでも、ホント無理だけはしないで欲しいです…。まずはARABAKIで野外ライブに復活して徐々に、ってとこかな。
◆Chika(♂)さん
うわー、お久しぶりですね!最前列、羨ましい!竜平君と百ちゃんの花束贈呈は、ひょっとしてCHABOと伸ちゃんが考えたサプライズだったのかもしれないなあ、なんて思います。ほんとに喜びに満ちた、365%完全に幸せなライブでしたね。
◆nobuさん
まったくねえ…。どういう男なんでしょうねえ、清志郎って。帰ってこれただけでも凄いのに、パワーアップしてるって…。以前、細野さんが「清志郎はヒーラーだね」って言ってたんだけど、ほんとにそうなのかもしれません。清志郎には、これからも無理せず楽しみながら音楽を続けていってほしいと思います。
うん、僕も野音、期待しちゃいます。でもでも、ホント無理だけはしないで欲しいです…。まずはARABAKIで野外ライブに復活して徐々に、ってとこかな。
◆Chika(♂)さん
うわー、お久しぶりですね!最前列、羨ましい!竜平君と百ちゃんの花束贈呈は、ひょっとしてCHABOと伸ちゃんが考えたサプライズだったのかもしれないなあ、なんて思います。ほんとに喜びに満ちた、365%完全に幸せなライブでしたね。
◆nobuさん
まったくねえ…。どういう男なんでしょうねえ、清志郎って。帰ってこれただけでも凄いのに、パワーアップしてるって…。以前、細野さんが「清志郎はヒーラーだね」って言ってたんだけど、ほんとにそうなのかもしれません。清志郎には、これからも無理せず楽しみながら音楽を続けていってほしいと思います。
10. Posted by B.CREAM 2008年02月14日 15:21
お久しぶりです。武道館参戦しました!
3時間ぶっ飛ばしのR&Rショーでしたね。私も泣き笑いで過ぎて行きました。
開演前、休憩あるのかなとか、イスあるのかななんて同じ事考えていたんですよ。余計な心配でしたね(笑
改めてキヨシローの人間の大きさを見せつけられました。
ずっとファンでよかった、これから先も・・って思いましたよね!
3時間ぶっ飛ばしのR&Rショーでしたね。私も泣き笑いで過ぎて行きました。
開演前、休憩あるのかなとか、イスあるのかななんて同じ事考えていたんですよ。余計な心配でしたね(笑
改めてキヨシローの人間の大きさを見せつけられました。
ずっとファンでよかった、これから先も・・って思いましたよね!
11. Posted by Y.HAGA 2008年02月15日 09:40
◆B.CREAMさん
お久しぶりです。ほんとにねえ、復活祭は音楽だけじゃなく、清志郎の生きざまというか、僕らが日々生きる幸せなんとことまで考えさせられちゃうような、とても余韻の残るものになりましたね。
これからの清志郎が何を見せてくれるのか、僕もしっかり見続けたいと思います。
お久しぶりです。ほんとにねえ、復活祭は音楽だけじゃなく、清志郎の生きざまというか、僕らが日々生きる幸せなんとことまで考えさせられちゃうような、とても余韻の残るものになりましたね。
これからの清志郎が何を見せてくれるのか、僕もしっかり見続けたいと思います。