昨年11月にNが電車の中で女子大生の体に触るという痴漢行為で逮捕された事件で3ケ月の停職処分を受けたNHK「おはようニッポン」のメーンキャスターを勤める森本健成アナウンサー。停職処分は3月20日で解けたが、現場復帰はまだ未定のままだ。4月スタートの新番組の中にも彼の名前はない。NHKは不起訴に終わったとは言え、痴漢事件で世間を騒がせたアナウンサーを現場復帰させるには皆様のNHKとしてはまだ時期尚早と判断しているようだ。

 

 この事件に見られるようにNHKには一部業界人から「Nエッチ(H)K」と揶揄されるほどエッチ絡みの不祥事が多いのも事実である。これも古い話だが衛星放送局の副部長がパンティ泥棒で逮捕されるという事件もあった。NHK絡みのエロ事件を列挙してみるとこの10年でもかなりの事件が起こっていることが判る。

 

2006年10月 NHKエデュケーショナル社員(34)児童買春禁止法違反の容疑で逮捕
2006年12月 NHK男性職員 (30) JR総武線車内で男子大学生の下半身に触れ現行犯逮捕
2007年3月NHK報道局経済部男性記者(32)住居侵入容疑で現行犯逮捕(のぞきの疑い)
2007 年5月放送総局所属のアナウンサー高橋徹容疑者(41)=東京都世田谷区若林5丁目、渋谷区内の路上でわいせつ行為、現行犯逮捕
2007年6 月山口智也制作局ディレクター(42)=東京都調布市、都迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕(のぞきの疑い)

NHK制作局青少年・こども番組部ディレクター (30)を強制わいせつ容疑で現行犯逮捕
2008年2月NHK職員、イベント会場で私物ノートPCを使ってわいせつ映像を流す

 

 当のNHK職員はこう漏らす。

 

「とにかくストレスの多い職場なんです。上司からの要求は厳しいし、同僚との競争もある。とにかく局内では足の引っ張り合いばかり。ひと時たりとも気を抜くことのできない状況で仕事をしなければならないのです。それでもNスペ(NHKスペシャル)など看板番組のデイレクターなどはまだ仕事に誇りが持てるからいいけど、その他大勢のような番組を担当する者の大半は不満を抱えています」(NHKの30代前半の男性ディレクター)

 

 NHKでは職場で強度のストレス感じている職員が多く、それを何らかの手段で解消しなければやってられないのが現状だ。

 

「NHKの職員の中には、キャバクラなんかに行っても、やたら触るわで嫌われる人もいます。多くはまじめな人間なのですが、まじめなのが逆によくないのか、彼らは一般的にウップンばらしが上手くなく、それが痴漢、覗き、下着泥棒などの犯罪にエスカレートするのかもしれません。常識的に考えれば、そういうことをして捕まれば免職になることは判りきっているのだけど、抑えが効かなくなるくらいストレスが強いようですね」(NHKで仕事をする外部スタッフ)

 

 他のテレビ局、民放では下請け制作会社からの接待は当たり前。しかし、NHKの場合はどうなのであろうか。実はNHKは地デジ移行に伴い衛星放送を中心に外部制作委託を大幅に増やした。現在NHKBS1、NHKプレミアムなどでの外注率は実に50%を超えている。そうすると外部制作会社との付き合いも多くなる。仕事の欲しい制作会社の中で接待攻勢に出る会社も少なくないのが現状である。

 

「よく接待しますよ。私が接している人達は中国クラブや韓国クラブでの接待を好みますね。その理由はお持ち帰りが可能だからです。男性局員はお持ち帰りを希望します。彼らの口からあからさまに要求していることはありませんが、それをこちらが忖度し、セッテイングするわけです。彼らの中には後日ホテル代まで請求してくる人もいますよ。総額で一人5万円程の出費になりますが、番組を貰うための経費と考えれば安いものですよ」(制作会社プロデュ―サー)

 

 NHKの職員といえども人間なのだからエッチな願望が強くても当たり前なのだが、お堅い役所と同じというイメージも世間では強い。だからこそNHK職員のエッチ関連の事件は世間の高い関心を呼ぶのであろう。

 

 森本アナは今度どうするのだろうか?

 

「テレビに復帰することはまずあり得ないです。でもまだ退職もしていません。どうするのか、こっちが聞きたいところですよ」(前出NHKディレクター)

 

 森本アナのストレスを、今も貯たり続けているのだろう。

 

■取材・文 大朋理人 ライター