いまの仕事は本当に大変です。
職種はコールセンターです。どこのコールセンターかは言えません。言ってはいけないことになっているけれども、本当は「言うと危害が及ぶ可能性がある」のです。「そういう会社」なのです。

それはさておき、もともと滑舌が悪く、パニクりやすい性分の私にはこの仕事が大変な重荷です。どうにもうまく喋れないのです。そのお客さんの情報を検索するときも、相手を待たせてると「速くしなきゃいけない」と思いすぎてめちゃくちゃ焦ってしまい、うまく検索できません。検索のコツは頭に入っているのに「待たせてはいけない」と思いすぎて頭から飛んでしまうのです。

一事が万事そういう調子なので、他の人の数倍は疲れます。だから何度も風邪を引いたし、いまはもともとの病気の具合が悪いです。医者によると「少なくとも鬱ではない」そうです。それは自分でもわかります。何せ食欲があるし「死にたい」なんて少しも思わないので。

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とはいっても、仕事がまったく自分に向いてないのはいかんともしがたく、先週ぶっ倒れて医者から「今日は休んで一日寝とけ」と言われたときは真剣に辞めることを考えました。仕事がいやではないし、いい人が多いけれども、この先この仕事を続けていて自分も会社もどちらも幸福になるとはとても思えないので。

それは翌日出勤したときにトップの人に言いました。この人はなかなかの人格者で尊敬しているんですが、「辞めることを考えた」「(上記の理由で)まったく向いていないから」と正直に言いました。ただ、いま大繁忙期なのでやはり辞めるわけにはいかず、その代わり、簡単なものだけを受電することにしてほしいとお願いしました。実際に先輩で簡単な案件だけの受電しかできない人が何人もいるので。私は難しいほうの研修も受けたんですけど、それをやると体がもたないと、これも正直に言いました。尊敬している人に嘘は言えないのでね。



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でもさすが人格者だけあって快諾してくれました。だから今週からは簡単な仕事しかしていないのです。

しかし月曜日には打ちのめされました。離職率の高い職場なのでまだ入って2ヵ月の私にも30人ぐらいの後輩がいるんですが、もう半分以上辞めたそうです。
生き残っているうちの一人が月曜のすぐ隣の席で、この人がめちゃくちゃ落ち着いて喋ってるんですよね。向いている人間と向いてない人間の差はこんなにも大きいものなのかと打ちのめされました。

いままではどこで働いても「何でも器用にこなせますね」と言われてたんですが、いまの仕事はいくら長く勤めても器用にこなすことは不可能でしょう。パニクりやすい性格が災いしているのだから変えようがありません。それどころかやればやるほど自信を失っている状態です。

水曜日には完全におかしくなりました。職場にいると涙が出てくるのです。泣いているわけではありません。これを理解してくれる人はほとんどいませんが、突発的に涙があふれてくるのです。とはいえ、鼻水をすすり上げたり声も涙声になってしまうから、はたから見れば「泣いているだけ」です。目を真っ赤にして「トイレに行ってきます」と顔を洗いに行きましたが、「あいつ泣いてたぞ」と噂を立てられているはずです。

それはともかく、水曜日は仕事をあがってからのほうが大変でした。家に帰ってから号泣したのです。きっかけは、帰り道でコンビニ弁当を買ったことと、隣の隣のお爺さんと交わしたある会話でした。

(つづく)

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②ロボットになれといわれても…
③濁流の中の枯れ枝になれ