アメコミ映画史上初のアカデミー作品賞ノミネートなるか、みたいな記事を見たのでやたら期待値が高くなっていた『ワンダーウーマン』を見てきました。


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うーん、ガル・ガドットは予告編よりもさらにきれいで「美しく、ぶっ飛ばす」というコピー通りの映画でしたが、面白いとは思えなかった。

というか、クローネンバーグの『ザ・フライ』みたいにしたらもっと盛り上がったのに、と思うんです。

『ザ・フライ』の物語を要約すると、「愛する男をこの手で射殺しなければならなくなった女の悲劇」ですよね。

だから、ガル・ガドットがクリス・パインを殺す、という物語にすればよかったんじゃないか、と。

そう、クリス・パインこそ軍神アレスだった、ということにするわけです。映画では、いかにも怪しいデビッド・シューリスがやっぱりか、という感じでアレスを演じていました。それに加えて、ガル・ガドット演じるダイアナは実はゼウスの子で、アレスを倒すために産み落とされたのだと。ゴッドキラーとは剣のことだと思っていたのに、実は自分自身がゴッドキラーだった、となるんですが、あまり面白い展開とは思えません。


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ダイアナにとって、生まれて初めて出逢った男、生まれてただ一人愛した男をこの手で殺さなければならない、というほうがよっぽどドラマチックだったと思うんですよね。

そのためには、クリス・パインをドイツ軍の二重スパイか何かに設定し直す必要がありますが、それは簡単にできます。
それ以上に、「それまで男を見たことがなかった女が初めて愛した男を殺す」という物語のもつ盛り上がりのほうが多でしょう。「男を殺したアマゾネス」ということで、ダイアナをめぐる第2章、つまり続編の作り甲斐もあったんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

他にもいろいろケチをつけ始めたらきりがないほどツッコミどころ満載の映画でしたが、これ以上は何も言わないことにします。

だって・・・



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この人の腋の下をたくさん拝むことができたのでね。