2006年10月01日

病の床は寝たきり遍路(母の結願)

母の病状が急変しました。
それまで穏やかに過ぎていた入院生活が続いていたのですが
食事が食べにくくなり妹が付き添って食べさせていました。
2週間程たった頃には体が水ぶくれのように腫れ上がり
息をするとピチャピチャと水の音が聞こえてきました。

ある日、透析室で透析を受けていた母ですが
透析を体が受け付けないとの事で途中で透析が中断され
ずっと暮らしていた病室から別の部屋へと移されました。
部屋の引越しで荷物の移動をしていた頃
母の様子がおかしくなりました
「息をしていない」
先生を呼ぶともう限界との事でした
間も無く母の人生遍路はあまりにもあっけなく
結願したのでした。


別の病院に入院している父にも母の死を報告しました。
一瞬の沈黙が走りました。
その場では強がった言葉が返ってきましたが
暫くの間は布団に潜って泣いている父の姿を見るように
なりました。

表面上では犬猿の仲だった父と母の間にも
見えない強い絆が初めて見えました。
私と樹絵瑠の頭陀袋の中にはいつも母の写真が入っています
一緒にお四国を回っているのです。

henro108 at 00:59│Comments(3)TrackBack(0) 病の床は寝たきり遍路 

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この記事へのコメント

1. Posted by 徳さん   2006年10月03日 17:17
掬水へんろ館のブログ集を何気なくクリックして寄らせていただいたのですが、素直に書き綴られた、お人柄がにじみ出ているような小説のような格調を持つ文章にひかれ読ませていただきました。読み終わった時、なぜか私も涙が込み上げてきました。どうぞお元気でお遍路旅をお続け下さい。
2. Posted by 癒しのお遍路ブログ   2006年10月03日 18:32
徳さん、コメント書き込みありがとうございます。「病の床は寝たきり遍路」は今、3年前位の出来事を書き込んでいます。現在も父は健在でベッドの上の遍路旅を続けています。毎週水曜日と日曜日には父の所へお世話に行っていますが少し物忘れが顕著になってきた以外は元気に暮らしています。これからも色々なエピソードを書き込んでいきます。また、お遍路日記の方もまだ書きこめてない記事が36カ寺あるのですが少しづつ書き込みますので見に来て下さい
3. Posted by 徳さん   2006年10月04日 07:04
ありがとうございます。これからも頻繁に訪問させていただきます。高齢で病気がちの父母の代参のつもりで行ったのが私の初遍路旅でした。報告を聞いたすぐ後に父は亡くなりました。(母は病気がちで療養中です。)どうぞお父様をお大切に。

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ぷちへんろ樹絵瑠
室戸岬・金剛頂寺にて・・・・お遍路親子

「歩き遍路を夢見て」

相変わらずの気まぐれ遍路を続けている親子遍路ですが 私(父)は最近自転車でのトレーニングを始めました 遠い将来に行こうと決めている歩き遍路の為の 体力作りと思っています! ツールドフランス気分のロードレーサーで 「ケイデンス100!!」(ペダルの回転数です) と気合でペダリングする毎日です このまま自転車でお遍路に行ってたりして・・・ とにかく夢に向って日々精進するのみです!
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