2008年06月27日

病の床は寝たきり遍路(引き潮)

流動食の逆流、発熱・・・様々な症状が次々と父を襲いました
容態は悪くなったり、回復したりとまるで潮の干満のように
やってきました。

そして、父の表情は無くなり、反応することも
かなり少なくなって来ていました。
明らかに弱ってきている父にもう一つ重い症状がやってきました。
ある日父のもとへやって来て部屋へ入ると
異常なくらいのその顔色が目に入りました
みかんの皮のような黄色い色をした父がそこにいたのでした。

院長先生によると肝臓障害からの黄疸ということでした。
半身不随でずっと入院生活をしてきた父ですが
内臓だけは丈夫で異常は出たことがなかったのですが
長い投薬治療のせいでしょうか、ここに来て
重い症状が出てしまったのです。

病室は集中治療室の一番奥の部屋へと移されました
何か深い意味のある引越しなのかと覚悟を決めながら
引越しの作業を終えて、ソファーに掛けながら
最後まで父のそばで見守ってあげることを決意したのです。

表情を変えることの無い黄色い父の顔を見ながら
長い長い、そして、長い毎日がはじまりました

henro108 at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 病の床は寝たきり遍路 

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ぷちへんろ樹絵瑠
室戸岬・金剛頂寺にて・・・・お遍路親子

「歩き遍路を夢見て」

相変わらずの気まぐれ遍路を続けている親子遍路ですが 私(父)は最近自転車でのトレーニングを始めました 遠い将来に行こうと決めている歩き遍路の為の 体力作りと思っています! ツールドフランス気分のロードレーサーで 「ケイデンス100!!」(ペダルの回転数です) と気合でペダリングする毎日です このまま自転車でお遍路に行ってたりして・・・ とにかく夢に向って日々精進するのみです!
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