巡拝の作法

2005年06月19日

お遍路でのマナー

お四国ではお接待でも解るようにお遍路さんを大切にしてくれます。だからと言ってそれが当たり前になってしまってはいけません。遍路は修行そのものですし遍路としてのマナーというものもあります。

(1) 迷惑をかけないようにすること

別にお遍路さんでなくても世間一般常識で考えても当たり前のことですね。特にお遍路さんだからこそなおさら他人への迷惑はかけないようにしましょう。沢山のお遍路さん達がお四国を巡拝していますが心無い一部の遍路の行動で遍路全体が非難されるような事があってはなりません。


(2) 特権意識を持たないこと

お遍路さんに対して温かいお四国を回っているとつい遍路の自分が特別な存在に思える事が有るかも知れませんが、決してお接待されることは当たり前ではありません。感謝の気持ちや無財七施の心を忘れることのない様にしましょう。

(3) 遍路は皆平等です

仏の前では地位、名誉、財産は全く関係なく全て平等です。俗世のことにこだわると我侭や傲慢が見えてきます。すべてを捨てて(実際は擬似的にですが・・・)修行しているのですから素直な気持ちを持ちましょう。

(4) 積極的に声をかけて挨拶しましょう

沿道住民や行き交う人たちに笑顔で声をかけましょう。お遍路修行では人とのふれあいも大事だと思います。これも布施のひとつですね。

(5) お接待のお礼に納め札をさしあげましょう

お接待は気持ちよく受けてお返しに納め札を差し上げましょう。これもお遍路の習わしです。また、お接待は二人同行で遍路と共に修行しているお大師さんに対して奉納されているとも言えます。感謝の気持ちとお大師さんへの敬いの気持ちを持って接しましょう。

(6) お遍路仲間を労わりましょう

見ず知らずの他のお遍路さん達へも挨拶をかわし互いに労わって参りましょう。

(7) 用便施設の借用は礼を尽くしましょう

用便施設の借用時は礼を尽くし相手の立場を十分に考えて、きれいに始末して去る事を心がけましょう。


henro108 at 20:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年06月18日

無財七施(むざいしちせ)の修行

無財七施とはお金が無くても誰でも実行できる行いで、「施」とは施し、布施のことを意味します。ご利益をお願いして周りから接待を受けているだけでは遍路の修行にはなりません。遍路をしながらどんなことでもいいから布施をする心がけが必要です。

(1) 房舎施(ぼうしゃせ) 自分の家を一夜の宿に貸してあげること
(2) 牀座施(しょうざせ) 自分の席や進路、順番を相手に譲ること
(3) 身施(しんせ) 自分の体を使っての奉仕
(4) 和顔施(わがんせ) いつも笑顔を絶やさないこと
(5) 言施(ごんせ) 温かい思いやりのある言葉をかけてあげること
(6) 眼施(がんせ) やさしいまなざしをかけること
(7) 心施(しんせ) 思いやりの心を持つこと

すべてを習得することは至難の技かもしれませんが、どれかひとつでも身につけることができれば素晴らしいことですね。


henro108 at 00:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年06月14日

十善戒(じゅうぜんかい)

(1) 不殺生(ふせっしょう) 殺生しない
(2) 不偸盗(ふちゅうとう) 盗みをしない
(3) 不邪淫(ふじゃいん) 邪淫はしない
(4) 不妄語(ふもうご) 嘘をつかない
(5) 不綺語(ふきご) お世辞をいわない
(6) 不悪口(ふあっく) 悪口をいわない
(7) 不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使わない
(8) 不慳貪(ふけんどん) 欲張らない
(9) 不瞋恚(ふしんに) 怒らない
(10)不邪見(ふじゃけん) 誤った考えをおこさない

十善戒は、身(体)と口と意(心)の働きを正しくして生きていくことを心に誓い実践していくことです。四国八十八ヶ所をお遍路すると言う事はこの10項目を常に心に置いてお参りすると言う事なのでしょう。

今の世の中は学歴最優先でこう言った本来なら日常普通に身についていなければならない事が忘れ去られているような気がします。本当に大事なのはこの十善戒のようなことを自然に身につけられる人間性なのではないでしょうか。


henro108 at 22:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

四国遍路の三信条

(1) 「悩める者、苦しむ者、最後の1人まで救い尽くすであろう」という弘法大師のお言葉を信じ、礼拝中は常にお大師さまとともに寝食をする思い巡拝します。

(2) 何事も修行とこころえ、愚痴、妄語を慎みましょう。苦しい時はお大師さまから与えられた修行だと考えます。

(3) いかなる人もこの世で救われることを信じ(現世利益)功徳を積むことで八十八の煩悩を消滅しましょう。



結局 自分を見つめて悪いところを素直に認め、そして改めていく謙虚な心を持ち、周囲の人への思いやりを忘れることなく弘法大師の力を借りて功徳を積みましょうと言う事ですね。自然体の自分になると言うことは簡単そうでとても困難なことだと思います。私もへんろを体験しながらも(歩きではありませんが)自分のわがままや思い上がりに引っ張りまわされているような気がします。でも、お遍路の世界でそこに居る人達とふれあっているとふっと自然体なやさしい自分が現れる瞬間があることに気がつきました。

お四国には人や自然を通じ心を癒す空気があるのだと思います。それこそが弘法大師(空海)が残した私達の宝物なのかもしれませんね。

henro108 at 00:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年06月12日

読経の作法

私達の場合もそうでしたがお経(般若心経)を読むのは最初は気恥ずかしくて何かたどたどしいものです。しかし各札所で本堂と大師堂の2箇所で読みますから自然と回数を重ねて行くうちに身についてきます。また、心経を暗記する必要も無くたとえ暗記していても経本を手にもち読むのが正しいとされています。でも自然に覚えてしまうものです。私も覚える気はありませんでしたが今は勝手に覚えていますね。

読経の作法(詳細は経本を参考にしてください)

(1)(持鈴二音)

(2) 合掌礼拝(がっしょうらいはい)胸の前で合掌し三礼しながら
「うやうやしくみ仏を礼拝したてまつる」と唱えます。(持鈴一音)

(3) 開経偈(かいきょうげ) 一返 (持鈴一音)

(4) 般若心経(はんにゃしんぎょう) 一巻 (持鈴一音)

(5) 御本尊真言(ごほんぞんしんごん)※各札所本堂の御本尊様の真言 三返 (持鈴一音)

(6) 光明真言(こうみょうしんごん) 三返 (持鈴一音)
「おんあぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」

(7) 御宝号(ごほうごう) 三返 (持鈴一音)
「南無大師遍照金剛」

(8) 回向文(えこうもん) 一返 (持鈴二音)
「願わくば この功徳を持って あまねく一切におよぼし 我らと衆生とみなともに仏道を成ぜん」

(9) 「ありがとうございます」と述べて合掌一礼します。

本来なら経本にあるように開経偈、懺悔文、三帰、三竟、十善戒、発菩提心真言、三摩耶戒真言を唱えてから般若心経に入ります。また、大師堂では5番の御本尊真言は唱えません。

henro108 at 00:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0)
ぷちへんろ樹絵瑠
室戸岬・金剛頂寺にて・・・・お遍路親子

「歩き遍路を夢見て」

相変わらずの気まぐれ遍路を続けている親子遍路ですが 私(父)は最近自転車でのトレーニングを始めました 遠い将来に行こうと決めている歩き遍路の為の 体力作りと思っています! ツールドフランス気分のロードレーサーで 「ケイデンス100!!」(ペダルの回転数です) と気合でペダリングする毎日です このまま自転車でお遍路に行ってたりして・・・ とにかく夢に向って日々精進するのみです!
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