070714
今日は鉄道に乗って、
プラハから3時間のチェスケー・ブディヨビッツェへ行くので
早起きして、プラハ本駅に向かう。
旅行会社に渡された時刻表で9:14発の電車で向かうことに決める。
切符は3日間有効分の「チェコフレキシーパス」という、
2等乗り放題の券があるので、それでいいのだが、
改札だとか、どうすればいいのか全くわからないけど、
どうやら、地下鉄とかもそうだったけど、
チェコには改札というのがなくて、スルーなのだ。
なので、その気になればタダ乗りも可能なのだが、
車内で抜き打ちで券をチェックされ、券が無いと罰金をとられるシステム。

スイカとパスモがくっついたシステムを開発して
日本はすごいなーと思ったけど、
でもそんなに一生懸命お金かけて改札を厳重にしなくても
たまに罰金をとるシステムにしても、
収支は一緒なのではないか?とも思った。

さて、電車に乗りこみ、うとうとしていると、
突然ガッシャーン!とすごい衝撃で目が覚めた。
目の前の網棚に乗っていたスーツケースが落ちてきてぶつかった。
電車は停止。
線路に人でもいたかな?それともひいたとか?
しばらくしたら動くかな、とそこにいたのだけど、
どんどん人が外に出て行く。
(チェコの地方の鉄道は、線路からそのまま乗り、降りるので、
その辺に自由に降りることができる)
私も立って、窓から見てみると、
なんと、電車が(多分)前に止まっていた電車にぶつかって、
ぐしゃーっと前の電車がめくれあがるようになっている。

これは、けっこうな大事故のようだ。
幸い、大きい怪我人はいないようす。
でも運転手はどうなんだろう?
駅からの説明もなにもないのでよくわからない。
そしてこれ、当分復旧しそうもないし、
このどこだかわからない駅から、どうすればいいのだ?
と途方にくれるけど、他にも同じ状況の人がいっぱいいるので
まあ、何とかなるかー、と気軽に考えてみる。

しかし日本なら振り替え輸送とかありそうだけど、
ここは明らかになさそうだな。。。駅も小さいし。
でも、乗ってた人も、別に駅員に文句も何もいわず、
駅で待っていたり、壊れた車両を見学したりして、
あまり悲壮感が漂っていない。

そのうち、人が歩いていく、駅の端っこの方に一緒になって歩いていくと、
やってきた電車に乗り込むことができた。
それで、次のややメインな駅まで行くことができ、
更にそこから1時間待つと、ブディヨビッツェ行きの電車がやってきて、
ようやく予定より3時間遅れで、念願のブディヨビッツェへ到着。
いやあー、目的の駅に到着できることが
こんなに嬉しいなんて!

駅から歩いてホテルへ。
何はともあれ昼ごはんを食べたい。
もう16:00だけど、昼ごはんだ。
ホテル併設のビアホールへ。
ここは「バドワイザー・ブドバル」という銘柄の産地で、
このレストランはそこの会社が経営してるらしいので
ビールは直送なのだろう。
ちなみにアメリカのバドワイザーとは関係ないが、
アメリカがこの名前を真似したらしい。

かなりおなかが空いているので、揚物とか食べたい。
でもメニューがよくわからず、適当に注文したら、
なんと、超山盛りのタマネギ炒め!だった。
それに、チェコの食べ物であるクネドリーキという蒸しパンみたいなものが
添えてあるのみ。
うーむ、この山盛り・・
ほんとはサイドメニューとしてみんなで食べるものではないか?

でも、かなーりおなかが空いてるので、
むしゃむしゃ食べる。ビールもおかわりして飲む。
そして0.5リットルのビール2杯と、
そのタマネギ山盛り炒めを完食。

ちなみにチェコのビールの単位は「リットル」なのだ。
なので、「何リットル飲んだか」がよくわかるようになっている。
「ミリリットル」なんてかわいい単位で表現している日本とは
さすが違うなー、と思う。

昼食後、ほろ酔いで街を探索するがけっこうお店は閉まっている。
でも建物とかがかわいいので、看板とかいろいろ写真に撮る。
そして20:00にはもう夕食を食べに、中世風のかまどのあるレストランへ行き、
念願の揚物!を注文できる。うれしい!
チーズの挟まったトンカツだ。
うまーい。やっぱ揚物だな。
しかし大きいカツでお腹いっぱいだ。
ビール0.3Lを1杯最初に注文。
しかし「小さいほう」を最初に注文したら、なんだか負けた気がしたので
次には「大きいほう」の黒ビール0.5Lを飲む。

21:00過ぎに店を出るけど、まだ外は明るい。
ホテルの窓からはオレンジの屋根の町並みが見えて素敵だなー。

そしてホテルの部屋も黄色いファブリックとかわいい木の家具で
かわいらしくて素敵なのだが、
そう堪能する気力もなく23時前には寝てしまう。
明日はまた電車に乗るのだ。