
今日で観光は最終日だ。
外に出て、早速銀行でお金を両替する。
あー、ほっとした。
トイレ入るのにもいちいちお金がいるので
お金がないと不安である。
9時に間に合うように旧市街広場へ行って、
旧市庁舎の仕掛け時計を見る。
あっという間に終わってしまう。
この旧市街広場はいろいろな様式の建物に囲まれていて、
見ているだけでかなり楽しい。
プラハではここがかなりお気に入りの場所だ。
大体、この旧市庁舎が、全然色も形も違う建物を寄せ集めた形
をしているのが面白い。
そのあと、旧ユダヤ人地区の方へ行って、
シナゴーク(ユダヤ人の祈りの家)をいくつも見る。
中も見れるのだけど、観光客がいっぱいなのでやめた。
ユダヤ人墓地も、塀の外の小さい窓から見るが、
無数の墓石が折り重なっている風景を見たら
胸がぐっとなり、その後なんだかちょっと涙が出た。
その後は、ムハ美術館へ行ってみる。
ムハとはいわゆるミュシャで、チェコ語ではムハというのだそうだ。
あまり大きくない美術館なので、作品数は少なかったけど
実物はやっぱり良い。
そして、それほど特に好き!ってほど好きなつもりはなかったつもり
だったのだけど、見ていたらなんとなくその曲線だとか、
コマ割りみたいに描く技法だとかが、私の毎年描いている年賀状の
時に特によく使っている技法に似ているのではないか?
と勝手ながら思い、それからすごく仕組みを熱心に見ていたら、
少ない作品数でもかなり濃密に楽しめた。
そんなに一生懸命見たせいで1時間くらいの見学で一気にファンに
なってしまい、帰りにはポスターと絵葉書を買っていた。
それにしても、私が独自に使っていた描き方が、
こんなところで実はミュシャと実は近かったと気がつくなんて
チェコに来たのも案外運命的なのではないか?
と思ったりした。
前世がミュシャであることはないと思うけど、
前世でミュシャの絵を真似して描いていた人、
程度の可能性はあるのではないでしょうか。
(なーんて、勝手に近い!と思ったけど
改めてみたら当然ながら何だか全然違っててがっかり・・)
その後、お腹が空いたので、チェコで一番古いビアホール
「ウ・フレクー」へ行ってみる。
ここは有名で観光名所化されているので最初は気が進まなかった
のだけど、行ってみたら昼だからか思ったより空いてるし、
店員さんも対応がいいし、お店もレトロなかんじでいいかんじだし。
思ったよりもなかなか良かった。
そしてここはビールがわんこそば状態で、何も言わなくても
黒ビールが一杯おかれ、飲み終わらないうちに、もうひとつもってきて
「ワンモアビール?」といわれるので、ついおかわりしてしまうのだ。
しかしここは店内なのにトイレが有料だったというのがびっくり。
次にテクテク歩いて、大きいスーパーへ行ってみる。
ここはなんとトイレが無料!すごい。
すばらしい!とお礼も兼ねて、フードコートでソフトクリームを食べる。
金額をチェコ語で言われたけど一言もわかんないので困っていたら
レジの金額部分を見せてくれた。12コルナ(70円くらい)安い。
スーパーでしばし物色後、近くのペトシーン公園というお山の公園へ
行ってみる。頂上まではケーブルカーであがる。
が、ここの頂上は木に囲まれて景観が全くなかった。
頂上にあるエッフェル塔みたいな塔に登ればいいのだが、
徒歩であんな高いところへ登る気力は全くなかった。
今日もとっても暑いのだ。
下りは徒歩で下ってみたら、これが案外よかった。
プラハの街を見下ろせて、とっても景観がよい。
山の途中にはカフェもあって、街を見渡しながら休憩できる。
山を降りて、街をぷらぷらして、夕食を食べに。
「ウ・デュボ・コチェック」という、「2匹の猫」という名前の店で、
店先や、店内の壁などいたるところに猫ちゃんの絵が描いてある。
店内では電子オルガンで演奏をしていた。
本によると本当は老齢のアコーディオン弾きが切ないメロディーを
淡々を奏でている、らしかったのだが、
もしかするともう亡くなってしまったのか何なのかで
オルガンに変わってしまったのだろう。それもまた悲しく。
ここの店員のおじさんはとっても良いかんじで
ちゃんと気遣ってくれるのが嬉しい。
(チェコで店員の態度がいいところは少ないのだ)
ここで初めて食べた、というか飲んだスープが、絶品だった!
チェコのスープって、かなりおいしいのかも?!
最終日で気がつくなんて。もっと早くから飲んでおくんだった。
ほんと、いろんなスパイスとか入っていそうな、濃厚な深い味で
ああ、また飲みたいあれ。しかも120円くらいなのである。
量はしっかり入ってるし。あれとパンだけでいい。
ああほんと美味しかったなあ!
「2匹の猫」のお店はかなり良かった。大満足でお店を出る。
さて、プラハを堪能する時間も残り少なくなってしまった。
お土産屋の並ぶ通りを物色してみたりする。
ボヘミアンガラスのシャンデリアが素敵で、とても欲しい。
高いけど、買えない値段、ということでもないので一瞬迷いそうになるが、
いやいやいや。それよりも何よりも
こんなものを飾る場所は、うちにはあまりにもない。
でもいつかこれを飾ってもおかしくないおうちに住んで、
これを買いに来るのだ、と思う。
もう夜の21時だけど、外はまだ明るい。
プラハ城の後ろの空がうっすら夕焼けになってきた。
最後にカレル橋からモルダウ川を満足するまで眺めて、
そしてモルダウに別れを告げて、ホテルへ戻る。
今日はお金があるので!ホテル近くのスーパーで
ビールを2本買う。
だるい足をマッサージしつつ、言葉が全然わからないテレビを見つつ
「うーむ。もう帰ってしまうのかー。」
と切なくビールを飲む。

あー、ほっとした。
トイレ入るのにもいちいちお金がいるので
お金がないと不安である。
9時に間に合うように旧市街広場へ行って、
旧市庁舎の仕掛け時計を見る。
あっという間に終わってしまう。
この旧市街広場はいろいろな様式の建物に囲まれていて、
見ているだけでかなり楽しい。
プラハではここがかなりお気に入りの場所だ。
大体、この旧市庁舎が、全然色も形も違う建物を寄せ集めた形
をしているのが面白い。
そのあと、旧ユダヤ人地区の方へ行って、
シナゴーク(ユダヤ人の祈りの家)をいくつも見る。
中も見れるのだけど、観光客がいっぱいなのでやめた。
ユダヤ人墓地も、塀の外の小さい窓から見るが、
無数の墓石が折り重なっている風景を見たら
胸がぐっとなり、その後なんだかちょっと涙が出た。
その後は、ムハ美術館へ行ってみる。
ムハとはいわゆるミュシャで、チェコ語ではムハというのだそうだ。
あまり大きくない美術館なので、作品数は少なかったけど
実物はやっぱり良い。
そして、それほど特に好き!ってほど好きなつもりはなかったつもり
だったのだけど、見ていたらなんとなくその曲線だとか、
コマ割りみたいに描く技法だとかが、私の毎年描いている年賀状の
時に特によく使っている技法に似ているのではないか?
と勝手ながら思い、それからすごく仕組みを熱心に見ていたら、
少ない作品数でもかなり濃密に楽しめた。
そんなに一生懸命見たせいで1時間くらいの見学で一気にファンに
なってしまい、帰りにはポスターと絵葉書を買っていた。
それにしても、私が独自に使っていた描き方が、
こんなところで実はミュシャと実は近かったと気がつくなんて
チェコに来たのも案外運命的なのではないか?
と思ったりした。
前世がミュシャであることはないと思うけど、
前世でミュシャの絵を真似して描いていた人、
程度の可能性はあるのではないでしょうか。
(なーんて、勝手に近い!と思ったけど
改めてみたら当然ながら何だか全然違っててがっかり・・)
その後、お腹が空いたので、チェコで一番古いビアホール
「ウ・フレクー」へ行ってみる。
ここは有名で観光名所化されているので最初は気が進まなかった
のだけど、行ってみたら昼だからか思ったより空いてるし、
店員さんも対応がいいし、お店もレトロなかんじでいいかんじだし。
思ったよりもなかなか良かった。
そしてここはビールがわんこそば状態で、何も言わなくても
黒ビールが一杯おかれ、飲み終わらないうちに、もうひとつもってきて
「ワンモアビール?」といわれるので、ついおかわりしてしまうのだ。
しかしここは店内なのにトイレが有料だったというのがびっくり。
次にテクテク歩いて、大きいスーパーへ行ってみる。
ここはなんとトイレが無料!すごい。
すばらしい!とお礼も兼ねて、フードコートでソフトクリームを食べる。
金額をチェコ語で言われたけど一言もわかんないので困っていたら
レジの金額部分を見せてくれた。12コルナ(70円くらい)安い。
スーパーでしばし物色後、近くのペトシーン公園というお山の公園へ
行ってみる。頂上まではケーブルカーであがる。
が、ここの頂上は木に囲まれて景観が全くなかった。
頂上にあるエッフェル塔みたいな塔に登ればいいのだが、
徒歩であんな高いところへ登る気力は全くなかった。
今日もとっても暑いのだ。
下りは徒歩で下ってみたら、これが案外よかった。
プラハの街を見下ろせて、とっても景観がよい。
山の途中にはカフェもあって、街を見渡しながら休憩できる。
山を降りて、街をぷらぷらして、夕食を食べに。
「ウ・デュボ・コチェック」という、「2匹の猫」という名前の店で、
店先や、店内の壁などいたるところに猫ちゃんの絵が描いてある。
店内では電子オルガンで演奏をしていた。
本によると本当は老齢のアコーディオン弾きが切ないメロディーを
淡々を奏でている、らしかったのだが、
もしかするともう亡くなってしまったのか何なのかで
オルガンに変わってしまったのだろう。それもまた悲しく。
ここの店員のおじさんはとっても良いかんじで
ちゃんと気遣ってくれるのが嬉しい。
(チェコで店員の態度がいいところは少ないのだ)
ここで初めて食べた、というか飲んだスープが、絶品だった!
チェコのスープって、かなりおいしいのかも?!
最終日で気がつくなんて。もっと早くから飲んでおくんだった。
ほんと、いろんなスパイスとか入っていそうな、濃厚な深い味で
ああ、また飲みたいあれ。しかも120円くらいなのである。
量はしっかり入ってるし。あれとパンだけでいい。
ああほんと美味しかったなあ!
「2匹の猫」のお店はかなり良かった。大満足でお店を出る。
さて、プラハを堪能する時間も残り少なくなってしまった。
お土産屋の並ぶ通りを物色してみたりする。
ボヘミアンガラスのシャンデリアが素敵で、とても欲しい。
高いけど、買えない値段、ということでもないので一瞬迷いそうになるが、
いやいやいや。それよりも何よりも
こんなものを飾る場所は、うちにはあまりにもない。
でもいつかこれを飾ってもおかしくないおうちに住んで、
これを買いに来るのだ、と思う。
もう夜の21時だけど、外はまだ明るい。
プラハ城の後ろの空がうっすら夕焼けになってきた。
最後にカレル橋からモルダウ川を満足するまで眺めて、
そしてモルダウに別れを告げて、ホテルへ戻る。
今日はお金があるので!ホテル近くのスーパーで
ビールを2本買う。
だるい足をマッサージしつつ、言葉が全然わからないテレビを見つつ
「うーむ。もう帰ってしまうのかー。」
と切なくビールを飲む。

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